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2017/03/09 [データ]

アプリとブラウザを使い分けるスマートフォンユーザー~ニールセン 2016年の動向をまとめた「Digital Trends 2016」を公開~

- 2016年、スマートフォンの利用者の増加は鈍化したものの、昨年から+13%成長
- アプリは1カテゴリーにつき1アプリしか使われないことが多く、ブラウザより長時間、高い頻度で利用される
- 「新聞社系ニュース」や「グルメ」、「旅行」など、ブラウザがメインで利用されるカテゴリーも複数存在

- 2016年、スマートフォンの利用者の増加は鈍化したものの、昨年から+13%成長

- アプリは1カテゴリーにつき1アプリしか使われないことが多く、ブラウザより長時間、高い頻度で利用される

- 「新聞社系ニュース」や「グルメ」、「旅行」など、ブラウザがメインで利用されるカテゴリーも複数存在

視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 宮本淳)は、PC版インターネット視聴率情報Nielsen NetView(ニールセン ネットビュー)、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView(ニールセン モバイル ネットビュー)のデータをもとに、2016年のPCとスマートフォンの利用実態をまとめたレポート「Digital Trends 2016」を公開しました。

2016年もスマートフォンからのインターネット利用者は引き続き増加しており、2016年第4四半期(10月から12月)での平均利用者数は5,897万人で、前年同期と比べると約656万人の増加となっていました。年間の増加率では、2015年から2016年では13%となり、2年前の2013年から2014年にかけての増加率(26%)と比較すると半減していました(図表1)。

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次に、スマートフォン上でアプリとブラウザが、どのように利用されているのかを見ると、利用者数は同程度(アプリ:5,812万人、ブラウザ:5,574万人)となりましたが、一人当たりの利用時間は、アプリがブラウザの約5倍、一日当たりの利用回数も2.5倍となっていました。また、本レポートでは、アプリを1カテゴリーにつき1サービスしか使わないユーザーが多いことも明らかにしています(図表2)。

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最後に、サービスカテゴリーによるアプリとブラウザの利用状況を見ると、「オークション・フリマ」や「SNS」はアプリの利用時間が長い人の割合が多くなりましたが、「新聞社系ニュース」や「旅行」、「グルメ」などはブラウザが中心の利用となり、サービスカテゴリーによってスマートフォンの利用のされかたに違いが見られました(図表3)。

20170309_03.jpg

当社エグゼクティブアナリストの中村義哉は、次のように述べています。「2016年のスマートフォン利用者の増加率は鈍化していましたが、昨年から+13%となり、6,000万人弱の人が利用するまでの規模に成長しています。数年前までは、その普及スピードや利用者規模に注目が集まっていましたが、今は、消費者が様々な生活の場面で、スマートフォンをどのように使いこなしているのか、企業がその利用動向をしっかりと理解しなければならないタイミングになったと言えます。

例えば、本レポートが明らかにしているように、『カテゴリーによっては、アプリではなくブラウザを中心に利用している人が多い』といった動向を把握することで、最適な形でユーザーに情報を届けることが可能となります。また、アプリが利用されている場合でも、『各カテゴリーで1つのアプリしか使わない人が多い』といったことを理解することで、自社のアプリ戦略を、今後どうするべきか具体的に考えるきっかけとすることができるでしょう。さらには、上記のような基本的な利用動向に加え、例えばグルメ情報であれば、レストランを探す場面で、いつ、どこで、ブラウザからどのように情報取得をしているのか、より具体的な行動に結び付けて理解していくことが、マーケティングの効果を最大化する上で重要な視点であると思います」。

本レポート「Digital Trends 2016」は以下のページよりダウンロードしてご覧いただくことが可能です。

http://www.nielsen.com/jp/ja/insights/reports/nielsen-digital-trends-2016-annual.html

Nielsen NetViewについて

Nielsen NetViewは、日本全国に4万名以上のオンライン視聴者パネルを構築し、データを収集、報告しています。また、ニールセンの視聴率パネルは家庭のみならず、日本で唯一、職場にも2,200名以上のパネルを構築していますので、日本全体のPCでのインターネット利用動向を俯瞰することができます。同一条件で測定される視聴率情報であるがゆえに、自社サイトの利用状況や利用者属性の把握のみならず、競合サイトの利用状況との比較もでき、かつ、日本全体あるいは業界内での自社のポジショニングを確認することもできます。時系列データの抽出や、他サイトとの重複利用状況を抽出するなどの豊富なツールも実装されています。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。

http://www.netratings.co.jp/solution/netview.html

Nielsen Mobile NetViewについて

Nielsen Mobile NetViewは日本全国の8,000名(iOS、Android各4,000名)の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報を元に作成されます。従来のアンケート調査とは異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータであり、アプリやウェブサイトの利用時間や利用頻度などの正確な利用動向データの提供が可能です。また、利用者属性情報を含むパネル調査であるため、属性別の利用状況を把握できます。データは、ウェブサイトの訪問、アプリの利用もしくはスマートフォン全体での利用状況を参照することができ、また、利用者属性、OS、電話会社、デバイスなどのフィルターを使用してデータを抽出することもできます。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。

http://www.netratings.co.jp/solution/nielsen_mobile_netview.html

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【ニールセン デジタル株式会社 会社概要】

社名:  ニールセン デジタル株式会社  英文社名: Nielsen Digital Co., Ltd.
本社所在地: 〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー11階
資本金:  1億円
設立: 1999年5月
代表者:  代表取締役社長 宮本 淳

ニールセン デジタル株式会社は、ニールセンの消費者視聴行動分析部門の日本法人として、視聴者分析と広告分析のソリューションを通じて、お客様のビジネスにおける重要な意思決定を支援するデータ、分析、インサイトを提供しています。製品やサービス、および分析結果のインサイトについては、広告主企業、メディア運営企業、Eコマース企業、広告会社より高い評価をいただいています。ニールセン デジタル株式会社のサービス概要、および会社概要はwww.netratings.co.jp でご覧いただけます。

ニールセンについて
Nielsen Holdings plc(NYSE: NLSN)は、世界的な調査会社として消費者の視聴行動、購買行動の分析を行っています。視聴行動分析部門は、メディア・広告企業向けに各種デバイス上での動画・音声・テキストコンテンツ消費動向を把握するトータルオーディエンス測定を提供しています。購買行動分析部門は、消費財メーカーや小売企業を対象に業界で他に類を見ない世界規模のリテールパフォーマンス分析を提供しています。視聴行動分析、購買行動分析を他のデータと組み合わせた世界レベルの測定・分析により、ニールセンはクライアントのパフォーマンス向上を支援します。S&P 500企業として、世界人口の90%を網羅する100カ国以上に拠点を有しています。詳細は当社ウェブサイトをご覧ください: www.nielsen.com
ニールセン デジタル株式会社が提供しているソリューションと主な製品サービス
視聴者分析ソリューション
インターネット視聴率データ Nielsen NetView
スマートフォン視聴率データ Nielsen Mobile NetView
検索サービス利用データ Nielsen MegaView Search など
広告分析ソリューション
ニールセン デジタル広告視聴率 Nielsen Digital Ad Ratings
広告効果分析サービス Nielsen Digital Brand Effect など
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本ニュースリリースに関するお問い合わせ:
西村総一郎、コミュニケーションズ
Eメール:JPNwebmaster@nielsen.com 電話: 03-6837-6549

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広報担当宛
TEL:03-6837-6500(代表)
E-Mail:jpw_press@nielsen.com

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