Home > ニュース > ニュースリリース > スマホで月1回以上利用するアプリは平均30個、2年前より3個増加 ~ニールセン、スマホアプリの利用状況を発表~

2016/10/26 [データ]

スマホで月1回以上利用するアプリは平均30個、2年前より3個増加 ~ニールセン、スマホアプリの利用状況を発表~

- 一人あたりのアプリ利用個数はほぼ全てのカテゴリーで増加

- 最も利用個数が増加したのはEコマースカテゴリーで、フリマアプリの増加が要因の1つ

- ライトユーザーとヘビーユーザーでは月に10回以上利用するアプリの上位は異なる

視聴行動分析サービスを提供するニールセン株式会社(東京都港区、代表取締役社長兼COO 宮本淳)は、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView(ニールセン モバイル・ネットビュー)のデータをもとに、2016年7月のアプリケーション(以下アプリ)の利用状況を分析し、結果を発表しました。

スマートフォンから月に1回以上利用するアプリの個数は、2年前の27個から3個増加し30個となりました。また、月に2回以上利用するアプリは19個から22個、10回以上利用するアプリは9個から12個とそれぞれ3個ずつ利用数が増加しました(図表1)。

20161026_01.jpg

月に1回以上利用されているアプリのカテゴリーをみると、1位はゲームや動画を含む「エンターテイメント」で、ついで「効率化/ツール」、「サーチ、ポータルとコミュニティ」となり、2年前と同様のランキングとなりました。ほぼすべてのカテゴリーで微増となっていましたが、4位の「Eコマース」は1.2個増加し、唯一1個以上増加したカテゴリーとなりました(図表2)。図中にはありませんが増加の原因は2つ見られ、「Amazonアプリ」や「楽天市場」などのECアプリの利用率が全体的に増加したことと、月間利用者1,000万人を超える「メルカリ」など、2年前はまだ利用者の少なかった「フリマアプリ」が大きく成長したことが要因となっていました。

20161026_02.jpg

次に、スマートフォンの利用者を利用時間が長い順に並べ、上位20%をヘビーユーザー、下位の20%をライトユーザーに分けそれぞれのアプリ利用個数を見ると、月に1回以上利用するアプリの個数はライトユーザーが13個であったのに対し、ヘビーユーザーは43個となっていました。10回以上利用するアプリでは、ライトユーザーが4個であったのに対し、ヘビーユーザーは18個となり、利用時間の長いヘビーユーザーはアプリの利用個数も多いことがわかりました。また、月に10回以上利用されるアプリの利用率上位は、ライトユーザーがメールやポータルや検索、ヘビーユーザーはゲームやSNSとなっており、利用されるアプリの種類が異なることがわかりました(図表3)。

20161026_03.jpg

当社シニアアナリストの今田智仁は、次のように述べています。「アプリの利用個数は2年前と比較をすると27個から30個と3個増加しました。増加の主な理由は2つあると考えられます。1つ目はスマートフォンを活発に利用する人が増えたことで、全体的に利用時間、利用頻度が増加し使われるアプリの数が増えたこと。2つ目はフリマアプリといった新しいサービスが台頭してきたことです。アプリの提供者にとっては、依然として消費者の定番アプリとして利用されるためには狭き門ではありますが、フリマという元々あるサービスを上手くスマホ世代に適応させることで狭き門をくぐり定番アプリに入ったという点は注目するべきです。また、ライトユーザーとヘビーユーザーでは、よく利用するアプリの個数や種類も異なっていました。スマートフォン広告を利用して幅広い層にリーチしたい場合は、ライトユーザー、ミドルユーザー、ヘビーユーザーのそれぞれの層が定期的に利用しているアプリを把握し、的確にコミュニケーションをしなくてはなりません。今回はライトユーザー、ヘビーユーザーを利用時間別で定義し、定番のアプリを見てきましたが、広告主は男女や年代など自社のターゲット属性において、どのようなアプリが定番アプリとして利用されているのかを定期的に把握することが重要でしょう」。

Nielsen Mobile NetViewについて

Nielsen Mobile NetViewは日本全国の8,000名(iOS、Android各4,000名)の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報を元に作成されます。従来のアンケート調査とは異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータであり、アプリやウェブサイトの利用時間や利用頻度などの正確な利用動向データの提供が可能です。また、利用者属性情報を含むパネル調査であるため、属性別の利用状況を把握できます。データは、ウェブサイトの訪問、アプリの利用もしくはスマートフォン全体での利用状況を参照することができ、また、利用者属性、OS、電話会社、デバイスなどのフィルターを使用してデータを抽出することもできます。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。

http://www.netratings.co.jp/solution/nielsen_mobile_netview.html

Nielsen NetViewについて

Nielsen NetViewは、日本全国に4万名以上のオンライン視聴者パネルを構築し、データを収集、報告しています。また、ニールセンの視聴率パネルは家庭のみならず、日本で唯一、職場にも2,200名以上のパネルを構築していますので、日本全体のPCでのインターネット利用動向を俯瞰することができます。同一条件で測定される視聴率情報であるがゆえに、自社サイトの利用状況や利用者属性の把握のみならず、競合サイトの利用状況との比較もでき、かつ、日本全体あるいは業界内での自社のポジショニングを確認することもできます。時系列データの抽出や、他サイトとの重複利用状況を抽出するなどの豊富なツールも実装されています。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。

http://www.netratings.co.jp/solution/netview.html

###
【ニールセン株式会社 会社概要】
社名:  ニールセン株式会社  英文社名: Nielsen Co., Ltd.
本社所在地: 〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー11階
資本金:  1億円
設立: 1999年5月
代表者: 
代表取締役会長兼CEO 福徳 俊弘
代表取締役社長兼COO 宮本 淳
ニールセン株式会社は、ニールセンの消費者視聴行動分析部門の日本法人として、視聴者分析と広告分析のソリューションを通じて、お客様のビジネスにおける重要な意思決定を支援するデータ、分析、インサイトを提供しています。製品やサービス、および分析結果のインサイトについては、広告主企業、メディア運営企業、Eコマース企業、広告会社より高い評価をいただいています。ニールセン株式会社のサービス概要、および会社概要はwww.netratings.co.jp でご覧いただけます。
ニールセンについて
Nielsen Holdings plc(NYSE: NLSN)は、世界的な調査会社として消費者の視聴行動、購買行動の分析を行っています。視聴行動分析部門は、メディア・広告企業向けに各種デバイス上での動画・音声・テキストコンテンツ消費動向を把握するトータルオーディエンス測定を提供しています。購買行動分析部門は、消費財メーカーや小売企業を対象に業界で他に類を見ない世界規模のリテールパフォーマンス分析を提供しています。視聴行動分析、購買行動分析を他のデータと組み合わせた世界レベルの測定・分析により、ニールセンはクライアントのパフォーマンス向上を支援します。S&P 500企業として、世界人口の90%を網羅する100カ国以上に拠点を有しています。詳細は当社ウェブサイトをご覧ください: www.nielsen.com
ニールセン株式会社が提供しているソリューションと主な製品サービス
視聴者分析ソリューション
インターネット視聴率データ Nielsen NetView
スマートフォン視聴率データ Nielsen Mobile NetView
検索サービス利用データ Nielsen MegaView Search など
広告分析ソリューション
ニールセン デジタル広告視聴率 Nielsen Digital Ad Ratings
広告効果分析サービス Nielsen Digital Brand Effect など

###
本ニュースリリースに関するお問い合わせ:
西村総一郎、コミュニケーションズ
Eメール:JPNwebmaster@nielsen.com 電話: 03-6837-6549

- 一人あたりのアプリ利用個数はほぼ全てのカテゴリーで増加
- 最も利用個数が増加したのはEコマースカテゴリーで、フリマアプリの増加が要因の1つ
- ライトユーザーとヘビーユーザーでは月に10回以上利用するアプリの上位は異なる- 一人あたりのアプリ利用個数はほぼ全てのカテゴリーで増加
- 最も利用個数が増加したのはEコマースカテゴリーで、フリマアプリの増加が要因の1つ
- ライトユーザーとヘビーユーザーでは月に10回以上利用するアプリの上位は異なる

お問い合わせ

広報、プレスリリース等 に関するお問い合わせ
広報担当宛
TEL:03-6837-6500(代表)
E-Mail:jpw_press@nielsen.com

Newsrelease20161026.pdf