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2010/05/26 [データ]

ニコニコ生放送、Ustreamへの訪問者が増加。事業仕分けの生中継が人気

~ニールセン・オンライン、2010年4月の月間インターネット利用動向調査結果を発表~


ネットレイティングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:千葉尚志)は、ニールセン・オンライン(Nielsen Online) が提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2010年4月データをまとめました。

それによると、ライブ動画配信サービスのニコニコ生放送とUstreamの訪問者が増加していることがわかりました。2009年4月以降の訪問者数推移を見ると、ニコニコ生放送は2009年5月から10月まで増加した後、横ばいの推移が続いていましたが、2010年3月に大きく増加。2010年4月には138万人に達しました。Ustreamは、2009年12月まで緩やかな増減を繰り返していましたが、2010年1月に大きく増加。2010年4月にはさらに大きな増加を見せ99万人に達しました。どちらのサイトも、政府の行政刷新会議による「事業仕分け第二弾」の生中継が2010年4月の人気コンテンツとなっていました。(図表1)

 

図表1 ニコニコ生放送、Ustreamの訪問者数推移
 (2009年4月~2010年4月、家庭と職場のPCからのアクセス)

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ニコニコ生放送、Ustreamの2010年4月における流入元サイトを見ると、ニコニコ生放送は多くの利用者数をもつニコニコ動画からの流入が大部分を占めています。一方、UstreamはYahoo!ニュースからの流入が多かったほか、Twitter、Facebookといったソーシャルメディアからの流入が上位に見られました。(図表2)

図表2 ニコニコ生放送、Ustreamの流入元サイト(2010年4月、家庭と職場のPCからのアクセス)

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さらに属性別の訪問者構成を見ると、性別では、ニコニコ生放送の男女比が69:31、Ustreamの男女比が78:22となっています。年代別では、ニコニコ生放送は20歳未満と20代の合計が半数以上を占めていますが、Ustreamは30代を中心に高い年齢層の割合が大きくなっています。(図表3)

 

図表3 性別、年代別の訪問者構成(2010年4月 家庭と職場のPCからのアクセス)

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 弊社シニアアナリストの鈴木成典は、「ニコニコ生放送とUstreamはどちらも事業仕分けの生中継コンテンツにより訪問者が増加していましたが、流入元や訪問者の属性には大きな違いが見られました。とりわけ、Ustreamの流入元上位にTwitterやFacebookといったソーシャルメディアが見られるのは、利用者獲得の観点から重要だと言えるでしょう。ウェブの発展に伴い、ブログや動画配信など様々な形のメディアを個人が持てるようになってきましたが、そのようなパーソナルメディアの存在が伝播される過程において、ソーシャルメディアが大きな役割を果たしていくと考えられるためです。一方、テレビ局との提携などによってマス向けのコンテンツを拡充していくことも重要になってくるかもしれません。」と述べています。

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本件に関するお問い合わせ先:

ネットレイティングス株式会社 担当アナリスト 鈴木 成典

電話:(03)4363-4200
e-mail: press@netratings.co.jp

 

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