Home > ニュース > ニュースリリース > タイガーウッズ選手のイメージが一変
2009/12/15 [データ]
タイガーウッズ選手のイメージが一変
~ニールセン、ソーシャルメディアモニタリングサービスであるBuzzMetricsでタイガーウッズ選手のブランド評価を分析~
ニールセン・カンパニーは、ゴルフプレーヤー、タイガーウッズ選手の一連の騒動に関して、ソーシャルメディアモニタリングサービスである、BuzzMetricsを用いて分析を行った結果を発表しました。
それによると、アクシデント前は称賛され、クリーンなイメージで語られることの多かったタイガーウッズ選手に関する議論は、アクシデント後、状況が一変し、一連の騒動に関連したキーワードで埋め尽くされる状況になりました。
図表 ブランドアソシエーションマップによる騒動の前後でのブランド評価の違い
図表はBuzzMetricsが用いる代表的な指標のひとつであるBrand Association Map※を用いた分析結果。英語(米国)で記載された記事を分析。中心の言葉に近いほど、タイガーウッズと関連性の深い言葉になる。
アクシデント前は、本業であるゴルフや、ゲームに関する言葉、Great、Good、Bestなど称賛の言葉も含まれ、高潔といっても過言ではないほどクリーンなイメージで語られていることがわかります。
一方、アクシデント後は、加熱する報道にも押されて、驚くべき量でそれに関連した言葉がひもづいています。消費者は騒動について高い興味を示していることが伺えます。この騒動は一過性のゴシップであることに間違いはなく、時間と共に記憶は薄れ、語られることは少なくなりますが、ソーシャルメディア上で、その時に語られていた言葉、表現は、そのままアーカイブされ、時間を追っても消えることはありません。ひとたび検索をすれば結果として表示されることになります。
企業は自社の広告塔としての著名人の起用に莫大な予算をさいており、事前の入念なイメージ調査や定期調査を行っています。ただ、今回のタイガーウッズ選手に象徴されるように、事前の完璧に近いようなクリーンなイメージも、ひとたびアクシデントが起ると、バケツをひっくり返したかのようにマイナスイメージの言葉の洪水となります。アクシデントを事前に防止することは不可能に近く、それに反応する報道、消費者の意見もコントロールすることはできません。重要なのは、アクシデントに影響して変化する消費者のイメージを把握し、必要があればマネジメントすることです。
ソーシャルメディアがマーケティング上、無視することのできないメディアとなっている現在では、今起こったアクシデントが、どのくらいの影響を持っているのかを調査するには従来の調査手法では手遅れです。それに答える手法として、NielsenのBuzzMetricsが提唱するBrand Association Mapは、リアルタイム性と消費者の自然発生的な意見の収集に適した調査のひとつと言えます。
※Brand Association Map (BAM)
中心にある言葉と、関連性の深い言葉をマッピングしたもの。
言葉と言葉の距離で関連性を分析する手法。中心に近い言葉ほど関連性の強い言葉となる。
今回の例では、タイガーウッズ選手に関して記載された英語の記事(60,000サンプル)の中で語られている言葉をマッピングした結果。
CGM分析サービス「BuzzMetrics(バズメトリクス)」に関して
サービス概要
- 調査対象CGM(日本): ブログ、及び、掲示板など 約200サイト以上
- レポート形式: アナリストによるインサイトレポート(オフライン)
- レポートご提供までの期間: 1ヶ月~1.5ヶ月(レポート内容により変動)
- 標準分析レポート提供価格: 250万円(税別)~ (レポート内容、対象国により変動)
- ダッシュボード機能 「My BuzzMetrics」ご利用料金 30万円/月額・税別
# # #
本件に関するお問い合わせ先:
ネットレイティングス株式会社 広報担当 西村 総一郎/ 担当アナリスト 中村 義哉
電話:(03)4363-4200
e-mail: press@netratings.co.jp