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2009/07/28 [データ]

ブログサービス「Tumblr」のサイト訪問者がTwitterとともに増加中

~ニールセン・オンライン、20096の月間インターネット利用動向調査結果を発表~ 

 

ネットレイティングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:千葉尚志)は、ニールセン・オンライン(Nielsen Online) が提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2009年6月データをまとめました。

それによると、米国発のブログサービス「Tumblr(タンブラー)」のサイト訪問者が日本で増加していることがわかりました。Tumblrは、テキストや画像を投稿する一般的なブログの機能に加えて、他のユーザーの投稿を自らのブログにクリッピングできるソーシャルブックマークのような機能も持ったサービスです。Tumblrに先行してサイト訪問者を伸ばしているTwitter同様、気になるユーザーを登録し、彼らの投稿をウォッチすることも可能です。Twitterは日本でも、影響力のある著名人や企業の情報発信での利用が盛んになり、サイト訪問者を伸ばしていますが、TumblrもTwitterの認知率アップに伴って徐々にサイト訪問者が増加しています。(図表1)

 

図表1 Tumblr, Twitterのサイト訪問者数推移

(2009年1月~2009年6月、家庭と職場からのアクセス)

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Tumblr とTwitterの利用者構成を比較してみると、Tumblrは男女比が65:35で、Twitterに比べて男性の利用者の割合が多くなっています。また、年齢別に見ると35-49歳の利用者が多いTwitterに対して、Tumblrは50歳以上の利用者の比率が多くなっています。2つのサイトの利用者の重なりを見ると、Tumblr利用者の12%がTwitterを併用し、Twitter利用者の7%がTumblrを併用しているに過ぎないことがわかりました。(図表2)

 

図表2 TumblrとTwitterの利用者構成

(2009年6月 家庭と職場のPCからのアクセス)

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TumblrとTwitterの重複利用状況(%)

(2009年6月 家庭と職場のPCからのアクセス)

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弊社シニアアナリストの鈴木成典は、「Twitterではユーザーが日常の考えや行動をテキストで投稿するのに対し、Tumblrでは他のユーザーの投稿したテキストや画像を引用、転載するといった利用が盛んです。利用形態の違いから、両者はユーザーを奪い合うことがなく、ともに訪問者数を伸ばしています。Twitterは対前月比57%増で訪問者数100万人の大台が見えて来ました。一方、Tumblrは対前月比67%増と急成長しているように見えます。しかし、Twitterに比べると、インターフェースの日本語化が行われていない点、多機能であるがゆえに利用への敷居が高く感じられる点、著名人や企業の積極的な利用が想定されない点など、Twitterのような成長を持続させるための課題が残っています。」と述べています。

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本件に関するお問い合わせ先:

ネットレイティングス株式会社 広報担当 西村 総一郎 / 担当アナリスト 鈴木 成典

電話:(03)4363-4200
e-mail: press@netratings.co.jp

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