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2002/03/08 [データ]
ブロードバンド(BB)による訪問比率が高いサイトは「フジテレビ」「産経」「トヨタ」
~ BB利用者は前月比10%増の396万人に ~
ネットレイティングス株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:萩原雅之)が展開するブロードバンド・ユーザー利用動向レポート「Internet Media Strategies(インターネット・メディア・ストラテジイズ:以下IMS)」の1月度月間集計データによると、家庭からのインターネット・アクセスで、同じ業界・業種の企業サイト間でもブロードバンド接続によるユーザー訪問回数(Visits)比率で差が生まれていることがわかりました。
在京テレビ局6サイトを比較すると、フジテレビの場合、家庭からの全訪問回数におけるブロードバンド(BB)経由とナローバンド(NB)経由の比率は47対53で、すでに半数近くのアクセスがADSLなどのブロードバンド環境によるものです。これには、豊富なインターネット独自番組を配信する「お台場ちゃんねる」の人気などが貢献しているものと思われます。
6局中、ユニーク・オーディエンス数(同一人物の重複訪問を除いた推計利用人数)が最も多いのはNHKですが、ブロードバンド環境からの訪問比率をみると、フジテレビの47%を最高に、テレビ東京の40%と続いており、ブロードバンド利用比率については民放テレビ局が先行しているようです。
同様に、新聞社7サイトで比較すると、Sankei Web(産経新聞)が51%でトップ、次いでMainichi Interactive(毎日新聞)45%となっており、ブロードバンド利用者への対応を一歩リードした形です。また、日本を代表する企業6社(トヨタ・日産・ホンダ・ソニー・松下電器・東芝)のサイトの中ではトヨタが47%で、ブロードバンド接続によるユーザー訪問比率が最も高いサイトとなっています。
以下表1~3は2002年1月度月間IMSデータから主要テレビ局サイト、新聞社サイト、企業サイトのブロードバンド/ナローバンド別利用状況を抜粋したものです。
表1 : 2002年1月 主要テレビ局サイトのブロードバンド/ナローバンド利用状況比較
|
|
訪問回数における
BB/NB別比率注 |
ユニーク・オーディエンス
(単位:千人) |
|||
ドメイン名
|
サイト運営社
|
BB
|
NB
|
全体
|
BB
|
NB
|
全体
|
|
29%
|
71%
|
21,591
|
3,958
|
17,633
|
nhk.or.jp
|
NHK
|
33%
|
67%
|
1,778
|
601
|
1,177
|
tbs.co.jp
|
TBS
|
38%
|
62%
|
1,513
|
533
|
980
|
ntv.co.jp
|
日本テレビ
|
35%
|
65%
|
1,480
|
453
|
1,027
|
fujitv.co.jp
|
フジテレビ
|
47%
|
53%
|
1,458
|
464
|
994
|
tv-asahi.co.jp
|
テレビ朝日
|
38%
|
62%
|
1,082
|
366
|
716
|
tv-tokyo.co.jp
|
テレビ東京
|
40%
|
60%
|
909
|
300
|
609
|
Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセス |
表2 : 2002年1月 主要新聞社サイトのブロードバンド/ナローバンド利用状況比較
|
|
訪問回数における
BB/NB別比率注 |
ユニーク・オーディエンス
(単位:千人) |
|||
ドメイン名
|
サイト運営社
|
BB
|
NB
|
全体
|
BB
|
NB
|
全体
|
|
29%
|
71%
|
21,591
|
3,958
|
17,633
|
yomiuri.co.jp
|
Yomiuri Online
(読売新聞) |
42%
|
58%
|
1,808
|
574
|
1,234
|
nikkansports.com
|
nikkansports.com
(日刊スポーツ) |
37%
|
63%
|
1,570
|
478
|
1,092
|
asahi.com
|
asahi.com
(朝日新聞) |
37%
|
63%
|
1,472
|
482
|
990
|
mainichi.co.jp
|
Mainichi Interactive
(毎日新聞) |
45%
|
55%
|
1,319
|
476
|
843
|
nikkei.co.jp
|
Nikkei Net
(日本経済新聞) |
41%
|
59%
|
1,218
|
391
|
827
|
sponichi.co.jp
|
Sponichi Annex
(スポーツニッポン) |
40%
|
60%
|
1,054
|
388
|
666
|
sankei.co.jp
|
Sankei Web
(産経新聞) |
51%
|
49%
|
604
|
197
|
407
|
Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセス |
表3 : 2002年1月 主要企業サイトのブロードバンド/ナローバンド利用状況比較
|
|
訪問回数における
BB/NB別比率注 |
ユニーク・オーディエンス
(単位:千人) |
|||
ドメイン名
|
サイト運営社
|
BB
|
NB
|
全体
|
BB
|
NB
|
全体
|
|
29%
|
71%
|
21,591
|
3,958
|
17,633
|
sony.co.jp
|
ソニー
|
39%
|
61%
|
1,199
|
415
|
784
|
toyota.co.jp
|
トヨタ
|
47%
|
53%
|
699
|
227
|
472
|
toshiba.co.jp
|
東芝
|
45%
|
55%
|
677
|
296
|
381
|
panasonic.co.jp
|
松下電器
|
40%
|
60%
|
677
|
265
|
412
|
nissan.co.jp
|
日産
|
35%
|
65%
|
547
|
167
|
380
|
honda.co.jp
|
ホンダ
|
30%
|
70%
|
426
|
115
|
311
|
Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセス |
注:集計期間中、当該サイトを訪れた全ユーザーの訪問回数におけるBBまたはNBユーザーの割合 |
また、2002年1月度の家庭におけるインターネット利用者数は前月(2001年12月)に比べてほぼ横ばいでしたが、ブロードバンド環境による利用者数は約396万人で、前月の360万人から約10%増加しています。特にDSLの利用者に関しては、14.9%増と特に高い伸び率を示しています。逆に、ナローバンド環境による利用者数は2.2%減少しており、家庭におけるブロードバンド環境への移行が急速に進行中であることを裏付けています。
表4 : 2002年1月 家庭からのインターネット利用におけるブロードバンド/ナローバンド利用状況比較(単位:千人)
|
2001年12月
|
2002年1月
|
増減率
|
|||
家庭からの利用者数合計
|
21,625
|
21,591
|
-0.2%
|
|||
ナローバンド環境による利用者数
|
18,026
|
17,633
|
-2.2%
|
|||
ブロードバンド環境による利用者数
|
3,599
|
3,958
|
10.0%
|
Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセス |
<Nielsen//NetRatings>
Nielsen//NetRatingsの統計調査は、エーシーニールセンの世界規模の市場調査サービス網、統計的に代表性の確保された調査パネル(調査対象者)の開発・管理における実績と、ネットレイティングスが開発した最新のインターネット利用者動向測定技術・分析技術が融合されたものです。現在、アメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、日本など世界29の国と地域でインターネット利用者動向情報を提供しています。日本においては、2000年3月よりネットレイティングス株式会社が提供しています。現在、米国やヨーロッパ、アジアを含めた世界全体の顧客数は、770社以上にのぼります。
米国ネットレイティングス社(http://www.netratings.com/)は、1997年に創立されました。独自のトラッキング技術の開発により、従来不可能であったバナー広告のトラッキングを実現し、インターネット利用動向情報の提供を開始しました。その信頼性と精度の高いインターネット利用動向情報はインターネット・サイト運営企業、Eコマース企業、広告代理店、広告主より高い評価を得ています。ネットレイティングス株式会社は米国ネットレイティングス社との合弁会社として1999年5月に設立されました。Nielsen//NetRatingsのサービス概要及びネットレイティングス株式会社の会社概要は、http://www.netratings.co.jp/でみることができます。
エーシーニールセンはVNU社のグループ企業として、100ヵ国以上で一般消費財や小売り・サービス産業、メディア・娯楽産業、またインターネット関連産業向けに市場調査、従来のメディアに加えニューメディアの情報および分析サービスを提供している世界で最大の市場調査会社です。
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