「Nielsen//NetRatings」
2001年4月度 月間インターネット人口とインターネット利用動向調査結果を発表

ネットレイティングス株式会社（本社：東京都港区赤坂7-10-17、代表取締役社長：萩原 雅之）は、2001年4月度のインターネット人口およびインターネット利用動向情報サービス（以下、AMS）の調査結果をまとめました。

4月のインターネット利用の顕著な動向として、金融関連サイトの旺盛な利用が挙げられます。全15種類あるカテゴリー別の利用状況で、金融カテゴリーは、一人あたりの平均滞在時間 25分22秒を記録し、2位のライフスタイルカテゴリーの2倍以上となる大差をつけ1位になりました（表1参照）。

さらに、この金融カテゴリーに属する大和證券のdaiwa.co.jpは、一人あたりの滞在時間が2時間11分となり、　ドメイン別総合ランキングで最長滞在時間を記録しました。またサイト単位でも、大和證券の個人利用者向けのログイン・ページであるhttps://www.daiwa.co.jpは、一人あたりの滞在時間が3時間4分に達し、全サイト中、 最長滞在時間となっています。最近の金融再編やオンライントレード・サイトの活性化を背景に、個人が活発にネットを活用して、金融商品の情報収集やオンライン・トレーディングを行っていることがわかりました。

また4月度バナー広告主ランキングでは、金融系のバナー広告として、東京三菱銀行のバナーが293万人に閲覧され22位にランクインしました。またYahoo!オークションのオフィシャル・バンクとなったジャパンネット銀行がYahoo!関連のドメインに出稿し、145万人のユニーク・オーディンエス注1 を獲得し77位にランクインしました。
バナー広告でも金融系のバナーが多くのインターネット・ユーザーに閲覧されたことがわかりました。

また、ネットレイティングス株式会社では、2001年4月に「インターネット基礎調査」実施しました。この調査結果（別紙参照）によると、4月調査時点でのPC接続によるインターネットの推計利用人口は、前月比10.4％増の2,829万人で人口に占める利用率は22.8％となりました（男女の内訳：男性1,664万人、女性1,165万人、男女比：59対41）。このうち自宅での利用者数が2,146万人で前月より16.4%増加、今年になって微増にとどまっていましたが、4月になって大きく増加しました。同様な傾向は昨年も見られ（対前月比23%増）、新年度の始まりでもある　4月は自宅インターネット利用者数でも大きな影響が見られるようです。

iモードなどウェブ接続できる携帯電話によるウェブの推計利用者は、1,150万人（人口に占める利用率は、9.3%）になりました。そのうちPCを利用せず携帯電話のみでウェブを利用している人は514万人でした。家庭からのPC接続によるインターネット利用者と携帯電話によるウェブ利用者を加えたインターネット人口は、3,346万人となりました（PCと携帯電話の併用利用の重複分を除く）。

このインターネット利用動向調査は、Nielsen//NetRatingsが契約顧客に対して提供しているインターネット利用動向情報サービス（AMS）のデータを基にしており、2001年4月1日～4月30日までのウェブサイト/バナー広告のユニーク・オーディエンス（PCによる自宅からのアクセスで、当該期間に1回以上、そのプロパティやドメインのサイトやバナー広告を訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数）のランキングを示したものです。AMSでは、日本全国の一般家庭を対象にRDD方式（電話による無作為抽出方式）で選出した統計的代表性のある30,000名以上の調査パネルからリアルタイムで収集したインターネットの利用データと利用者の属性データを集計しています。

2001年4月度のプロパティ別、ドメイン別のウェブ利用者動向上位20と、広告主別、ドメイン別バナー広告視聴状況上位10、インターネット全体の利用動向（月間平均）は次の通りです。