そのような環境の中で、情報の質や傾向を一定の消費者向けに選別し、パーソナライズされたコンテンツを配信することで情報収集のコストを抑えてくれるキュレーションメディアは米国でも注目を集めています。 さらに、SNSの発展やスマートフォンでの動画視聴が増えている中で、米国ではミレニアル世代に特化したニュース配信サービスも誕生し、分散型メディアを活用した短尺の動画ニュースも注目されています。「Now This」を運営するGroup Nine Mediaは米国の20代の81%にリーチし、カフェでの待ち時間やスキマ時間などに無音状態でもスマートフォンから視聴できるように字幕がついていたり、テンポよく場面を切り替えたりすることで、複雑なトピックでも視聴者に内容が分かりやすく伝わることが特徴として挙げられます。タイムラインに流れてきたコンテンツを、そのまま他のページに遷移することなく閲覧し、受け身で情報を得ることで、メディア視聴時間の短いミレニアル世代でも、日常生活の中で負担なくニュースを視聴できることがもう一つの特徴といえます。