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2013/06/24 メルマガ

デジタル広告のオーディエンスを測定する際の問題

ニールセン・インサイト ~メディア~
2013年6月24日発行
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なぜデジタル及びマルチプラットフォーム広告に第三者機関のオーディエンス測定が必要なのか

第3章 デジタル広告のオーディエンスを測定する際の問題

第2章までで、いかなるメディアにおいても標準規格となる測定の影響力は大きいという例を示しました。では、今後3年間で世界各国において50%を超える広告費の増加を推進すると予測されているデジタルおよびマルチプラットフォーム広告についてはどうでしょうか。

オンラインおよびモバイルの広告費は、2015年までに全世界で1,400億ドル(約12.6兆円:1$=90円換算)になると見込まれています。 しかし、この予測は信頼できる測定値がまだ有効でない中、成長が鈍化している他のメディアを基に推計されています。

デジタルおよびマルチプラットフォーム広告がその潜在的な可能性を実現するために、私たちは重大な測定課題が解決される必要があると思っています。
(中略)

オンライン広告視聴者測定の3つの問題点
今まで、オンライン広告業界はオーディエンス数のカウントを媒体社およびアドサーバーのログ情報に頼っていました。これには以下に挙げる3つの問題があります。

  • まず最初に、媒体社およびアドサーバーには、結果に対する明確な既得権があります。


  • 次に、これらの結果はインプレッションベースで報告され、人ベースでありません。そのため、視聴者の重複排除の問題と視聴者属性情報の欠如の問題も含めて、従来のブランドマーケティングや包括的なメディアプラン策定に対応できていません。インプレッションの重複除外をしようとすると、潜在的に脆弱性のあるクッキーによるアプローチに戻ることになってしまいます。


  • 最後に、既存の測定基準は他のメディアの測定基準とは比較できないので、広告主がメディアミックスの配分決定をする際に役立ちません。


(中略)

広告主は、異なるスクリーンを通して消費者へリーチする、新しく潜在的で、刷り込み力に優れた方法に魅力を感じています。しかし、期待の高さに反し、実際のマルチプラットフォーム広告の成長は遅かったのです。

その主となる原因は、テレビとオンラインのオーディエンス測定における差異だと見られています。 テレビのオーディエンスリーチおよびGRPが視聴者属性をもとに算出される一方、オンラインはインプレッション(広告露出数)をもとに算出されているので、真にマルチプラットフォームのオーディエンスを評価することはこれまで不可能とされてきました。


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