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2007/09/15 メルマガ

ユーザーはどこでフォトシェアリングをしているのか?

ielsen//NetRatings REPORTER ご購読者 様
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2007年9月15日号
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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】
「ユーザーはどこでフォトシェアリングをしているのか?」
     (ネットレイティングス アナリスト  山田 康介)
■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>
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▼△▼  ユーザーはどこでフォトシェアリングをしているのか?  ▼△▼
一昨日の、安倍首相の突然の退陣表明のショックから未だに立ち直れてい
ない頭でふとカレンダーを見ると、もう既に9月も半ば。そろそろ運動会の
シーズンだ。子供たちは 10月半ばに向けて、組体操や八木節の練習に勤し
んでいるのであろうか。
運動会で気になったのは、最近のフォトシェアリングサイト(写真共有サイ
ト)の利用動向である。
最近ネットの世界での時事トピックと言えば動画サイトやSNS。フォトシェ
アリングサイトの衰勢に関してはあまり目にしないが、デジタルカメラやカ
メラ付き携帯が当たり前のように普及した昨今、インターネット利用者は
どのような方法で写真コンテンツを管理/共有しているのだろうか?
-------------------------利用者数上位サイト-------------------------
サブドメイト     利用者数 前年同月比 内容
    (単位:千人) (%)
photos.yahoo.co.jp    975 78% Yahoo! Japan Photos
www.flickr.com 636 110% Flickr(Yahoo!)
pics.livedoor.com 426 85% livedoor PICS
─────────
photozou.jp* 183 129% 写真共有サイト「フォト蔵」
photo.space.rakuten.co.jp*
124 ─ 楽天フォト
www.panoramio.com* 113 ─ Panoramio(Google)
picasaweb.google.com** 70 ─ Picasa(Google)
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings 2007年8月 家庭からのアクセス
上記はメジャーなフォトシェアリングサイトの利用者数ランキングと前年同
月比(%)を、リストしたものである。
「livedoor PICS」の42万6千人までが、ネットレイティングスが統計上有意
性があると認識する利用者数なので、「フォト蔵」以下は参考までの数値と
なる。
これを見ると、結局「Yahoo! Japan Photos」とYahoo!ブランドの「Flickr」
が元気で、他のフォトシェアリングサイト群はあまり振るわないという結果
となってしまった。最も利用者の多かった「Yahoo! Japan Photos」でも、
リーチ(該当月のインターネット利用者における利用者数割合)は 2.1%で
ある。上位3サイトは前年同月比で見ても、大きな成長は見られなかった。
米国のフォトシェアリングサイトの利用者数を見ても、「Yahoo! Photos
(234万人)」、「Flickr(761万人)」、「Panoramio(36万人)」、「Picasa
(422万人)」(2007年7月 家庭からのアクセス)と利用者数は多いが、米国の
インターネット利用者数は1億5千8百万人なので、リーチはそれぞれ1.5%、
4.8%、0.2%、0.3%となる。フォトシェアリングサイトが振るわないのは、
日本独自の現象ではなさそうである。
(ちなみに米国の「Yahoo! Photo」は2007年の9月20日を持ってサービスを終
了し、利用者をYahoo!IDの共有を通して「Flickr」に誘導する予定。この動
きがYahoo! Japanでも行われるかは不明。)
それでは、インターネット利用者はどこで写真画像の共有を行っているのだ
ろうか?
気になったので、巷の話題をさらっているSNSの雄、「mixi」のフォト機能
部分を見てみた。
------------- mixiフォト利用者数推移(単位:千人)------------------
mixiフォト利用者数 mixiドメイン利用者数
2006年 8月 257 4,575
2006年 9月 279 5,125
2006年10月 257 5,203
2006年11月 380 4,930
2006年12月 215 5,190
2007年 1月 283 5,348
2007年 2月 240 5,290
2007年 3月 262 5,773
2007年 4月 204 5,422
2007年 5月 197 5,859
2007年 6月 412 5,711
2007年 7月 632 5,726
2007年 8月(前年同月比)625 (243%) 5,904(129%)
※mixiフォト利用者
http://mixi.jp/list_album.pl
http://mixi.jp/search_album.pl
http://mixi.jp/view_album.pl
http://mixi.jp/view_album_photo.pl
のロールアップ。
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセス
mixiドメイン全体の利用者数は20007年8月で590万4千人なので、全体から見
ると利用者の11%程がフォト機能を利用している事になる。利用者の割合で
見るとそれほどでもないが、前年同月比で見るとmixiドメイン全体の利用者
数は1.3倍になったのに対し、mixiフォト利用者は2.4倍に増加している。
mixiは、有料会員のみへのサービスだったフォトアルバムを 6月末に全ユー
ザーに開放しており、この変更が利用者数の増加に大きく貢献している事が
窺える。(ちなみに、mixiドメイン利用者の55%が女性だったのに対し、mixi
フォト利用者の66%が女性だった。)
このデータのみでインターネット利用者の写真コンテンツ管理/共有動向が分
かるわけではないが、SNSがコミュニケーション機能、日記機能、メディア機
能などを取り込み、以前は様々なサイトに散らばっていた利用者をうまく集
約していることから見て、写真共有機能の取り込みも進んでいると考えるこ
とはできる。
それではフォトシェアリングのみを行っているサイトは、どのように成長し
て行けば良いのか?
日本が誇る精密機械メーカーのニコンは、一部のデジタルカメラから無線LAN
を使用して写真を共有およびアップロードできる「MyPictureTown」というサ
ービスを提供している。(最近まで「COOLPIX CONNECT」という名称で提供さ
れていたサービス。)
ニコンは米国においてFlickrとの提携も発表している。
フォトシェアリングサイトは、写真の文化の中では最も大きな影響力の一つ
を持っているメーカー自身の動向と共に、独自を発展を遂げていくのかも知
れない。
今後の利用者動向を、興味を持って見守りたい。
(ネットレイティングス アナリスト 山田 康介)
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--------------------------------------------------------------------
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http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_offer.html
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引き続きご愛読賜れば幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
ネットレイティングス株式会社
Nielsen//NetRatings REPORTER 編集部

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2007年9月15日号

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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】

「ユーザーはどこでフォトシェアリングをしているのか?」

     (ネットレイティングス アナリスト  山田 康介)

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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>

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▼△▼  ユーザーはどこでフォトシェアリングをしているのか?  ▼△▼

一昨日の、安倍首相の突然の退陣表明のショックから未だに立ち直れてい

ない頭でふとカレンダーを見ると、もう既に9月も半ば。そろそろ運動会の

シーズンだ。子供たちは 10月半ばに向けて、組体操や八木節の練習に勤し

んでいるのであろうか。

運動会で気になったのは、最近のフォトシェアリングサイト(写真共有サイ

ト)の利用動向である。

最近ネットの世界での時事トピックと言えば動画サイトやSNS。フォトシェ

アリングサイトの衰勢に関してはあまり目にしないが、デジタルカメラやカ

メラ付き携帯が当たり前のように普及した昨今、インターネット利用者は

どのような方法で写真コンテンツを管理/共有しているのだろうか?

-------------------------利用者数上位サイト-------------------------

サブドメイト     利用者数 前年同月比 内容

    (単位:千人) (%)

photos.yahoo.co.jp    975 78% Yahoo! Japan Photos

www.flickr.com 636 110% Flickr(Yahoo!)

pics.livedoor.com 426 85% livedoor PICS

─────────

photozou.jp* 183 129% 写真共有サイト「フォト蔵」

photo.space.rakuten.co.jp*

124 ─ 楽天フォト

www.panoramio.com* 113 ─ Panoramio(Google)

picasaweb.google.com** 70 ─ Picasa(Google)

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Source:Nielsen//NetRatings 2007年8月 家庭からのアクセス

上記はメジャーなフォトシェアリングサイトの利用者数ランキングと前年同

月比(%)を、リストしたものである。

「livedoor PICS」の42万6千人までが、ネットレイティングスが統計上有意

性があると認識する利用者数なので、「フォト蔵」以下は参考までの数値と

なる。

これを見ると、結局「Yahoo! Japan Photos」とYahoo!ブランドの「Flickr」

が元気で、他のフォトシェアリングサイト群はあまり振るわないという結果

となってしまった。最も利用者の多かった「Yahoo! Japan Photos」でも、

リーチ(該当月のインターネット利用者における利用者数割合)は 2.1%で

ある。上位3サイトは前年同月比で見ても、大きな成長は見られなかった。

米国のフォトシェアリングサイトの利用者数を見ても、「Yahoo! Photos

(234万人)」、「Flickr(761万人)」、「Panoramio(36万人)」、「Picasa

(422万人)」(2007年7月 家庭からのアクセス)と利用者数は多いが、米国の

インターネット利用者数は1億5千8百万人なので、リーチはそれぞれ1.5%、

4.8%、0.2%、0.3%となる。フォトシェアリングサイトが振るわないのは、

日本独自の現象ではなさそうである。

(ちなみに米国の「Yahoo! Photo」は2007年の9月20日を持ってサービスを終

了し、利用者をYahoo!IDの共有を通して「Flickr」に誘導する予定。この動

きがYahoo! Japanでも行われるかは不明。)

それでは、インターネット利用者はどこで写真画像の共有を行っているのだ

ろうか?

気になったので、巷の話題をさらっているSNSの雄、「mixi」のフォト機能

部分を見てみた。

------------- mixiフォト利用者数推移(単位:千人)------------------

mixiフォト利用者数 mixiドメイン利用者数

2006年 8月 257 4,575

2006年 9月 279 5,125

2006年10月 257 5,203

2006年11月 380 4,930

2006年12月 215 5,190

2007年 1月 283 5,348

2007年 2月 240 5,290

2007年 3月 262 5,773

2007年 4月 204 5,422

2007年 5月 197 5,859

2007年 6月 412 5,711

2007年 7月 632 5,726

2007年 8月(前年同月比)625 (243%) 5,904(129%)

※mixiフォト利用者

http://mixi.jp/list_album.pl

http://mixi.jp/search_album.pl

http://mixi.jp/view_album.pl

http://mixi.jp/view_album_photo.pl

のロールアップ。

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Source:Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセス

mixiドメイン全体の利用者数は20007年8月で590万4千人なので、全体から見

ると利用者の11%程がフォト機能を利用している事になる。利用者の割合で

見るとそれほどでもないが、前年同月比で見るとmixiドメイン全体の利用者

数は1.3倍になったのに対し、mixiフォト利用者は2.4倍に増加している。

mixiは、有料会員のみへのサービスだったフォトアルバムを 6月末に全ユー

ザーに開放しており、この変更が利用者数の増加に大きく貢献している事が

窺える。(ちなみに、mixiドメイン利用者の55%が女性だったのに対し、mixi

フォト利用者の66%が女性だった。)

このデータのみでインターネット利用者の写真コンテンツ管理/共有動向が分

かるわけではないが、SNSがコミュニケーション機能、日記機能、メディア機

能などを取り込み、以前は様々なサイトに散らばっていた利用者をうまく集

約していることから見て、写真共有機能の取り込みも進んでいると考えるこ

とはできる。

それではフォトシェアリングのみを行っているサイトは、どのように成長し

て行けば良いのか?

日本が誇る精密機械メーカーのニコンは、一部のデジタルカメラから無線LAN

を使用して写真を共有およびアップロードできる「MyPictureTown」というサ

ービスを提供している。(最近まで「COOLPIX CONNECT」という名称で提供さ

れていたサービス。)

ニコンは米国においてFlickrとの提携も発表している。

フォトシェアリングサイトは、写真の文化の中では最も大きな影響力の一つ

を持っているメーカー自身の動向と共に、独自を発展を遂げていくのかも知

れない。

今後の利用者動向を、興味を持って見守りたい。

(ネットレイティングス アナリスト 山田 康介)

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