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2007/05/15 メルマガ

球春到来!但し、アメリカに

Nielsen//NetRatings REPORTER ご購読者 様
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2007年5月15日号
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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】
「球春到来!但し、アメリカに」
 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )
■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
■ ネットレイティングスからのお知らせ
1. ネットレイティングス・データクロニクル2006 新発売
2. 新オンライン広告統計レポート「AdRelevance」新発売
3. ネットレイティングスからの新提案
全数ネット視聴率情報「マーケット・インテリジェンス」
4.リアルタイム・アクセスログ解析サービス「サイトセンサス」
5.「オンラインディレクトリ集計サービス」リニューアル
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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>
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▼△▼       球春到来!但し、アメリカに        ▼△▼
昨今、野球界は西武ライオンズの裏金問題に端を発し、アマチュア野球界
を巻き込んでの大きな騒動になっている。良い意味でも悪い意味でも注目の
的のプロ野球が開幕し、球春を迎えた。プロ野球人気の長期低迷が言われる
ようになって久しいが、それでも日本ではプロ野球がNo.1プロスポーツであ
ることに変わりはない。しかし、今年は事情がちょっと変わってきた。下記
表は4月のプロ野球関連サイトの利用状況であるが、4月に利用者数を伸ばし
ているサイトも多いが、対前年同月比で比べると必ずしも成長していない。
日本野球機構オフィシャルサイト( npb.or.jp)や不調のチームのウェブサ
イトは利用者を減らしている。
そんな中で飛び抜けた利用者数を得ているのが、Yahoo!の新コンテンツで
ある「MLB日本語公式ライセンシーサイトMAJOR.JP」だ。このサイトは3月に
開始され、4月ではいきなり307万人の利用者を獲得している。また、日刊ス
ポーツの新コンテンツ「松坂大輔(matsuzaka.nikkansports.com)」もいき
38万人を集め日本のプロ野球チームサイト 1つ分に匹敵するコンテンツにな
っている。
--------     プロ野球関連コンテンツ利用者数       ---------
(単位:千人)
Apr-06  Mar-07  Apr-07  対前年比
hanshintigers.jp    640    564 690 7%
giants.jp 615 467 481 -28%
rakuteneagles.jp 261 328 381 31%
softbankhawks.co.jp 325 380 319 -2%
baystars.co.jp 202 216 287 30%
dragons.co.jp 241 226 266 9%
yakult-swallows.co.jp 285 - 214 -33%
baseball.yahoo.co.jp 3872 2566 4257 9%
mlb.yahoo.co.jp - 518 3071 493% (前月比)
matsuzaka.nikkansports.com- - 376 -
npb.or.jp 394 488 272 -45%
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
さて、チーム別に利用状況を見ていくとランクインしているチームサイト
はセ・リーグ5チーム、パ・リーグ2チームで実際の球場への来場者数や人気と
リンクしているようだ。セ・リーグでは例年どうり阪神タイガースが不動の1
位の座を守っている。利用者数2位の巨人がチームの好調と反比例して利用者
数を減らしているのでその差が広がった。巨人が好調だとスポーツ紙がよく
売れ、飲み屋が儲かると(昔)言われていたが、他メディアが大きく取り上
げ、巨人ファンは美酒に酔いしれてネットを利用しなくなったのだろうか?
好不調で言えば、好調なベイスターズが前年比30%増で、不調のスワローズ
が33%減というのも面白い。
パ・リーグでランクインしている2チームが両方ともIT・ネット系企業を親
会社に持っているチームであることに注目したい。今やパ・リーグの盟主で
あるホークスは別として、弱小チームの楽天イーグルスがセ・リーグの人気
チーム以上に利用者を集めている。長期低迷のパ・リーグの他チームの関係
者は見習って欲しいところだし、セ・リーグ各球団も現状にあぐらをかくと
中長期的に痛い目にあうことになるかもしれない。
それにも増して、現状のMLB人気は凄まじい。松坂大輔ひとりに限らず、真
のオールスターゲームを開催するとすれば「セ・パ連合 vs MLB日本人選手」
と言った感じになってきている。
さて、話題を少し変えてみる。下記はスポーツ新聞系サイトの月次利用者
数データである。
--------   スポーツ新聞社系ウェブサイト利用者数推移   ---------
(単位:千人)
日刊スポーツ   産経スポーツ   スポーツニッポン
Apr-06      3336       3798        3129
May-06      4665       3413        3490
Jun-06      5651       3643        2962
Jul-06      6852       5778        4827
Aug-06      6399       5452        4815
Sep-06      7600       6154        5645
Oct-06      7658       5348        5150
Nov-06      7433       6961        5573
Dec-06      7820       7321        4637
Jan-07      7414       5977        4436
Feb-07      4790       4425        6265
Mar-07      4896       4023        2653
Apr-07      4628       2554        2450
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Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
スポーツ新聞といえば、今も昔もプロ野球の機関紙的位置付けだ。日本人
の趣味趣向が多様化し、スポーツへの関心も他競技に分散していく傾向にあ
るが、スポーツ紙の1面は大概の場合を除き、プロ野球が飾る。そんなスポ
ーツ紙系ウェブサイトの利用状況のトップシーズンが、プロ野球のトップシ
ーズンとずれているのが面白い。12月前後に利用者のピークがある。この利
由を考えてみた。スポーツ紙系のウェブサイトの利用者構成をみると圧倒的
に30代から50代の男性に占められている。つまり、働くお父さんたちだ。こ
の利用者構成はスポーツ紙の読者構成と被っている。スポーツ新聞の販売部
数は上記のウェブサイトの利用状況とは逆に夏を中心とするプロ野球トップ
シーズンが多いのではないだろうか。働くお父さんは夏に新聞を読み、オフ
シーズンはネットで情報を取得している。という推理になった。この推理が
正しければ、スポーツ新聞は上手くネットと紙の棲み分けができているとい
うことになる。この棲み分けを上手く利用すれば、冬場の紙の販売部数増進
の仕掛けをネット側で作ることも可能かも知れない。
(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎)
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今後とも宜しくお願い申し上げます。
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Nielsen//NetRatings REPORTER 編集部

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2007年5月15日号

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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】

「球春到来!但し、アメリカに」

 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )

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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>

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▼△▼       球春到来!但し、アメリカに        ▼△▼

昨今、野球界は西武ライオンズの裏金問題に端を発し、アマチュア野球界

を巻き込んでの大きな騒動になっている。良い意味でも悪い意味でも注目の

的のプロ野球が開幕し、球春を迎えた。プロ野球人気の長期低迷が言われる

ようになって久しいが、それでも日本ではプロ野球がNo.1プロスポーツであ

ることに変わりはない。しかし、今年は事情がちょっと変わってきた。下記

表は4月のプロ野球関連サイトの利用状況であるが、4月に利用者数を伸ばし

ているサイトも多いが、対前年同月比で比べると必ずしも成長していない。

日本野球機構オフィシャルサイト( npb.or.jp)や不調のチームのウェブサ

イトは利用者を減らしている。

そんな中で飛び抜けた利用者数を得ているのが、Yahoo!の新コンテンツで

ある「MLB日本語公式ライセンシーサイトMAJOR.JP」だ。このサイトは3月に

開始され、4月ではいきなり307万人の利用者を獲得している。また、日刊ス

ポーツの新コンテンツ「松坂大輔(matsuzaka.nikkansports.com)」もいき

38万人を集め日本のプロ野球チームサイト 1つ分に匹敵するコンテンツにな

っている。

--------     プロ野球関連コンテンツ利用者数       ---------

(単位:千人)

Apr-06  Mar-07  Apr-07  対前年比

hanshintigers.jp    640    564 690 7%

giants.jp 615 467 481 -28%

rakuteneagles.jp 261 328 381 31%

softbankhawks.co.jp 325 380 319 -2%

baystars.co.jp 202 216 287 30%

dragons.co.jp 241 226 266 9%

yakult-swallows.co.jp 285 - 214 -33%

baseball.yahoo.co.jp 3872 2566 4257 9%

mlb.yahoo.co.jp - 518 3071 493% (前月比)

matsuzaka.nikkansports.com- - 376 -

npb.or.jp 394 488 272 -45%

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さて、チーム別に利用状況を見ていくとランクインしているチームサイト

はセ・リーグ5チーム、パ・リーグ2チームで実際の球場への来場者数や人気と

リンクしているようだ。セ・リーグでは例年どうり阪神タイガースが不動の1

位の座を守っている。利用者数2位の巨人がチームの好調と反比例して利用者

数を減らしているのでその差が広がった。巨人が好調だとスポーツ紙がよく

売れ、飲み屋が儲かると(昔)言われていたが、他メディアが大きく取り上

げ、巨人ファンは美酒に酔いしれてネットを利用しなくなったのだろうか?

好不調で言えば、好調なベイスターズが前年比30%増で、不調のスワローズ

が33%減というのも面白い。

パ・リーグでランクインしている2チームが両方ともIT・ネット系企業を親

会社に持っているチームであることに注目したい。今やパ・リーグの盟主で

あるホークスは別として、弱小チームの楽天イーグルスがセ・リーグの人気

チーム以上に利用者を集めている。長期低迷のパ・リーグの他チームの関係

者は見習って欲しいところだし、セ・リーグ各球団も現状にあぐらをかくと

中長期的に痛い目にあうことになるかもしれない。

それにも増して、現状のMLB人気は凄まじい。松坂大輔ひとりに限らず、真

のオールスターゲームを開催するとすれば「セ・パ連合 vs MLB日本人選手」

と言った感じになってきている。

さて、話題を少し変えてみる。下記はスポーツ新聞系サイトの月次利用者

数データである。

--------   スポーツ新聞社系ウェブサイト利用者数推移   ---------

(単位:千人)

日刊スポーツ   産経スポーツ   スポーツニッポン

Apr-06      3336       3798        3129

May-06      4665       3413        3490

Jun-06      5651       3643        2962

Jul-06      6852       5778        4827

Aug-06      6399       5452        4815

Sep-06      7600       6154        5645

Oct-06      7658       5348        5150

Nov-06      7433       6961        5573

Dec-06      7820       7321        4637

Jan-07      7414       5977        4436

Feb-07      4790       4425        6265

Mar-07      4896       4023        2653

Apr-07      4628       2554        2450

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Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス

スポーツ新聞といえば、今も昔もプロ野球の機関紙的位置付けだ。日本人

の趣味趣向が多様化し、スポーツへの関心も他競技に分散していく傾向にあ

るが、スポーツ紙の1面は大概の場合を除き、プロ野球が飾る。そんなスポ

ーツ紙系ウェブサイトの利用状況のトップシーズンが、プロ野球のトップシ

ーズンとずれているのが面白い。12月前後に利用者のピークがある。この利

由を考えてみた。スポーツ紙系のウェブサイトの利用者構成をみると圧倒的

に30代から50代の男性に占められている。つまり、働くお父さんたちだ。こ

の利用者構成はスポーツ紙の読者構成と被っている。スポーツ新聞の販売部

数は上記のウェブサイトの利用状況とは逆に夏を中心とするプロ野球トップ

シーズンが多いのではないだろうか。働くお父さんは夏に新聞を読み、オフ

シーズンはネットで情報を取得している。という推理になった。この推理が

正しければ、スポーツ新聞は上手くネットと紙の棲み分けができているとい

うことになる。この棲み分けを上手く利用すれば、冬場の紙の販売部数増進

の仕掛けをネット側で作ることも可能かも知れない。

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