Nielsen//NetRatings REPORTER ご購読者 様
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2006年12月15日号
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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】
「Web of the Year 2006で振り返る今年」
(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )
■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
■ ネットレイティングスからのお知らせ
1. ネットレイティングス・データクロニクル2006 新発売
2. 新オンライン広告統計レポート「AdRelevance」新発売
3. ネットレイティングスからの新提案
全数ネット視聴率情報「マーケット・インテリジェンス」
4.リアルタイム・アクセスログ解析サービス「サイトセンサス」と
オンライン広告マネジメント「アドインテリジェンス」
5.「オンラインディレクトリ集計サービス」リニューアル
6. 新商品 「ネット視聴率トピックス」
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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>
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▼△▼ Web of the Year 2006で振り返る今年 ▼△▼
先日、ソフトバンククリエイティブ社「Yahoo! Internet Guide」誌主催の
「Web of the Year 2006」が発表になった。今年の大賞にはフリー百科事典
ウィキペディアが輝いた。Web of the Year は大賞を含めてそれぞれの賞が
ネットユーザーの投票によって選ばれるので、その年のトレンドをユーザー
視点で象徴しているものと言える。弊社は数年前からこのユーザー投票の元
となる対象ウェブサイトの選定に協力してきた。そして、昨年度からは、他
の賞とは趣を異にする「ネットレイティングス賞」の贈賞を始めた。この賞
は純粋に弊社のネット視聴率データに基づき、活躍が顕著だったウェブサイ
トに贈られる。今年は「YouTube」が選ばれた。
私も選考委員のひとりであるので、その選考経緯を少しお話しよう。純粋
なネット視聴率データに基づくと言っても、視聴率データには様々な指標が
ある。例えば、ユーザー数やページビューのみにフォーカスすると、きっと
毎年Yahoo! Japanが受賞することになるだろう。そこで、弊社では複数の指
標を組み合わせた「ネット視聴率指数」なるものを計算している。これは公
式に発表している指数ではなく弊社の分析用の指数だ。 [延べ視聴率(%)]
に [一人あたりの平均利用時間(秒)] を掛け合わせたものと考えていただ
ければ良い。下表が今年の上位サイトである。
-------- 2006年ネット視聴率指数上位サイト(伸び率順) ---------
サイト名 ネット視聴率指数総計 平均伸び率(相乗平均)
Youtube 3,2018.66 152.66%
baseball.yahoo.co.jp 1,7008.16 148.67%
search.www.infoseek.co.jp 1,161.00 132.23%
streaming.yahoo.co.jp 3,470.62 129.32%
news.mixi.jp 2,138.10 128.69%
www.ff.iij4u.or.jp 1,168.14 128.64%
www.warau.jp 3,747.88 124.35%
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
-------- 2006年ネット視聴率指数上位サイト(指数総計順) ---------
サイト名 ネット視聴率指数総計 平均伸び率(相乗平均)
Youtube 3,2018.66 152.66%
blogs.yahoo.co.jp 19,100.71 114.48%
baseball.yahoo.co.jp 17,008.16 148.67%
ja.wikipedia.org 8,797.27 116.89%
jp.f109.mail.yahoo.co.jp 4,913.51 113.17%
https://www.hellowork.go.jp 4,313.37 120.39%
www.warau.jp 3,747.88 124.35%
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
また、ネット視聴率指数には利用時間という概念が大きく影響しているの
で提供されているコンテンツによっては不利になることも考慮し、利用者数
の増減のみに注目した分析もおこなった。その結果が下表である。
-------- 2006年利用者数増減上位サイト(伸び率順順) ---------
サイト名 10ヶ月間での延べ利用者数(千人) 平均伸び率(相乗平均)
www.adobe.com 25,433 138.11%
www.youtube.com 45,435 130.16%
baseball.yahoo.co.jp 32,244 120.97%
www.zakzak.co.jp 39,954 119.92%
www.ff.iij4u.or.jp 22,780 113.14%
https://login.live.com 21,313 112.44%
www.mixi.jp 35,462 110.93%
images.search.yahoo.co.jp 25,222 109.54%
www.google.com 59,310 109.50%
www.nikkansports.com 47,075 109.44%
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
上記で伸び率TopにランクされているAdobeは提供コンテンツのドメイン移行
に伴うものなので、選考対象から除外した。ということで、一目瞭然で弊社
内選考委員会ではYouTubeへのネットレイティングス賞の贈賞が決定した。唯
一の懸念としては大賞と被るのではないか?ということだけだったが、幸い
大賞にウィキペディアが選出されたので、胸を撫で下ろしたのが本当のとこ
ろだ。さすがに大賞に選ばれたウィキペディアは弊社のネット視聴率指数の
平均伸び率でも上位にランクされている。ユーザーの意識と利用実態が一致
しているということだろう。
さて、上記のネット視聴率指数を見てふと感じたのだが、昨今、Web2.0が
インターネット・トレンドの代名詞的に使われているが、確かに、YouTubeや
ウィキペディアはWeb2.0の代表格だろう。それがネットユーザーの意識や利
用実態を表した数値で証明されていることは事実であるが、その他の上位サ
イトである「Yahoo!スポーツプロ野球」や「ハローワーク」、「ワラウジェ
イピー」はWeb2.0だろうか?世の中の全てがWeb2.0に向かっているわけでは
ないように思う。対局におかれているWeb1.0とて未完成で、まだまだ進化の
余地は大きい。Web2.0の代表企業に扱われいるmixiはビジネスモデルそのも
のはWeb1.0的色彩が強い。もちろん、今後はWeb2.0的なビジネスを開発でき
るポテンシャルは持っているが。
年度を振り返る時に、どうしても「今年は○○な年」的なキャッチコピー
を要求される。マストレンドではそのような表現がフィットするのだろう。
しかし、ネットの世界はそれこそ「ロングテール」だ。多種多様なニーズが
存在し、それに呼応する大小様々なトレンドが発生しては消えていく。ロン
グテールの尾の先にあるようなマイノリティのニーズも重要だし、ニーズの
最大公約数となるMEGAサイトの存在を時代遅れということもできない。私は
今年を振り返る時に「Web2.0が隆盛した年」ではなく「Web2.0的なネット市
場が認知され始めた年」とでも言っておこうか。
本年最後のお知らせです。
ネットレイティングスは2007年4月よりデジタルハリウッド大学院にて通常
科目として講座を開講する予定です。その内容をダイジェスト版にしたプレ
講座として、2007年 1月に一般公開講座を開催いたします。本講座では、ネ
ット視聴率、アクセス解析、オンライン広告統計等、信頼度の高いマーケテ
ィングを活用し、大手企業を中心に常に最適なソリューションを提供し続け
る弊社監修のもと、あなたのネットビジネスを最適化するためのノウハウを
完全伝授いたします。
【開催詳細】
[A 昼間1日コース]
日程:2007年1月17日(水)
時間:10時~17時(休憩1H)
料金:47,250円(税込)
[B 夜間2回コース]
日程:2007年1月24日(水) ・1月31日(水)
時間:19時~22時
料金:47,250円(税込)
【開催場所】:デジタルハリウッド大学 秋葉原メインキャンパス
詳細並びに受講のお申込は下記までアクセスしてください。
http://biz.dhw.co.jp/event/200701/
本年中は本メールマガジンのご購読を賜り誠にありがとうございました。
来年は 1月15日に新春合併号としてお届けいたします。年初に当たりまして
は弊社代表取締役社長兼チーフアナリスト萩原雅之の特別コラムの掲載を予
定しております。来年も宜しくお願い申し上げます。
(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎)
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ご購読を希望されない場合は、たいへんご手数をおかけいたしますが、下記
URL にアクセスし購読中止の手続きをお願い申し上げます。
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配信停止手続ページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_release.html
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*配信先メールアドレスを変更したい場合は
一旦、上記配信停止ページより配信停止の手続きを完了後に下記URLより
再登録をお願い申し上げます。
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配信登録手続きページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_offer.html
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引き続きご愛読賜れば幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
ネットレイティングス株式会社
Nielsen//NetRatings REPORTER 編集部
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2006年12月15日号
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(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎)
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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>
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▼△▼ Web of the Year 2006で振り返る今年 ▼△▼
先日、ソフトバンククリエイティブ社「Yahoo! Internet Guide」誌主催の
「Web of the Year 2006」が発表になった。今年の大賞にはフリー百科事典
ウィキペディアが輝いた。Web of the Year は大賞を含めてそれぞれの賞が
ネットユーザーの投票によって選ばれるので、その年のトレンドをユーザー
視点で象徴しているものと言える。弊社は数年前からこのユーザー投票の元
となる対象ウェブサイトの選定に協力してきた。そして、昨年度からは、他
の賞とは趣を異にする「ネットレイティングス賞」の贈賞を始めた。この賞
は純粋に弊社のネット視聴率データに基づき、活躍が顕著だったウェブサイ
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私も選考委員のひとりであるので、その選考経緯を少しお話しよう。純粋
なネット視聴率データに基づくと言っても、視聴率データには様々な指標が
ある。例えば、ユーザー数やページビューのみにフォーカスすると、きっと
毎年Yahoo! Japanが受賞することになるだろう。そこで、弊社では複数の指
標を組み合わせた「ネット視聴率指数」なるものを計算している。これは公
式に発表している指数ではなく弊社の分析用の指数だ。 [延べ視聴率(%)]
に [一人あたりの平均利用時間(秒)] を掛け合わせたものと考えていただ
ければ良い。下表が今年の上位サイトである。
-------- 2006年ネット視聴率指数上位サイト(伸び率順) ---------
サイト名 ネット視聴率指数総計 平均伸び率(相乗平均)
Youtube 3,2018.66 152.66%
baseball.yahoo.co.jp 1,7008.16 148.67%
search.www.infoseek.co.jp 1,161.00 132.23%
streaming.yahoo.co.jp 3,470.62 129.32%
news.mixi.jp 2,138.10 128.69%
www.ff.iij4u.or.jp 1,168.14 128.64%
www.warau.jp 3,747.88 124.35%
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Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
-------- 2006年ネット視聴率指数上位サイト(指数総計順) ---------
サイト名 ネット視聴率指数総計 平均伸び率(相乗平均)
Youtube 3,2018.66 152.66%
blogs.yahoo.co.jp 19,100.71 114.48%
baseball.yahoo.co.jp 17,008.16 148.67%
ja.wikipedia.org 8,797.27 116.89%
jp.f109.mail.yahoo.co.jp 4,913.51 113.17%
https://www.hellowork.go.jp 4,313.37 120.39%
www.warau.jp 3,747.88 124.35%
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Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
また、ネット視聴率指数には利用時間という概念が大きく影響しているの
で提供されているコンテンツによっては不利になることも考慮し、利用者数
の増減のみに注目した分析もおこなった。その結果が下表である。
-------- 2006年利用者数増減上位サイト(伸び率順順) ---------
サイト名 10ヶ月間での延べ利用者数(千人) 平均伸び率(相乗平均)
www.adobe.com 25,433 138.11%
www.youtube.com 45,435 130.16%
baseball.yahoo.co.jp 32,244 120.97%
www.zakzak.co.jp 39,954 119.92%
www.ff.iij4u.or.jp 22,780 113.14%
https://login.live.com 21,313 112.44%
www.mixi.jp 35,462 110.93%
images.search.yahoo.co.jp 25,222 109.54%
www.google.com 59,310 109.50%
www.nikkansports.com 47,075 109.44%
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Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
上記で伸び率TopにランクされているAdobeは提供コンテンツのドメイン移行
に伴うものなので、選考対象から除外した。ということで、一目瞭然で弊社
内選考委員会ではYouTubeへのネットレイティングス賞の贈賞が決定した。唯
一の懸念としては大賞と被るのではないか?ということだけだったが、幸い
大賞にウィキペディアが選出されたので、胸を撫で下ろしたのが本当のとこ
ろだ。さすがに大賞に選ばれたウィキペディアは弊社のネット視聴率指数の
平均伸び率でも上位にランクされている。ユーザーの意識と利用実態が一致
しているということだろう。
さて、上記のネット視聴率指数を見てふと感じたのだが、昨今、Web2.0が
インターネット・トレンドの代名詞的に使われているが、確かに、YouTubeや
ウィキペディアはWeb2.0の代表格だろう。それがネットユーザーの意識や利
用実態を表した数値で証明されていることは事実であるが、その他の上位サ
イトである「Yahoo!スポーツプロ野球」や「ハローワーク」、「ワラウジェ
イピー」はWeb2.0だろうか?世の中の全てがWeb2.0に向かっているわけでは
ないように思う。対局におかれているWeb1.0とて未完成で、まだまだ進化の
余地は大きい。Web2.0の代表企業に扱われいるmixiはビジネスモデルそのも
のはWeb1.0的色彩が強い。もちろん、今後はWeb2.0的なビジネスを開発でき
るポテンシャルは持っているが。
年度を振り返る時に、どうしても「今年は○○な年」的なキャッチコピー
を要求される。マストレンドではそのような表現がフィットするのだろう。
しかし、ネットの世界はそれこそ「ロングテール」だ。多種多様なニーズが
存在し、それに呼応する大小様々なトレンドが発生しては消えていく。ロン
グテールの尾の先にあるようなマイノリティのニーズも重要だし、ニーズの
最大公約数となるMEGAサイトの存在を時代遅れということもできない。私は
今年を振り返る時に「Web2.0が隆盛した年」ではなく「Web2.0的なネット市
場が認知され始めた年」とでも言っておこうか。
本年中は本メールマガジンのご購読を賜り誠にありがとうございました。
来年は 1月15日に新春合併号としてお届けいたします。年初に当たりまして
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