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2006/12/01 メルマガ

インターネットの使われ方

Nielsen//NetRatingsレポーターご購読者 様
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│                                │
│       Nielsen//NetRatings R E P O R T E R       │
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2006年12月1日号
====================================================================
■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】
「インターネットの使われ方」
 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )
■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
■ ネットレイティングスからのお知らせ
1. ネットレイティングス・データクロニクル2006 新発売
2. 新オンライン広告統計レポート「AdRelevance」新発売
3. ネットレイティングスからの新提案
全数ネット視聴率情報「マーケット・インテリジェンス」
4.リアルタイム・アクセスログ解析サービス「サイトセンサス」と
オンライン広告マネジメント「アドインテリジェンス」
5.「オンラインディレクトリ集計サービス」リニューアル
6. 新商品 「ネット視聴率トピックス」
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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>
====================================================================
▼△▼        インターネットの使われ方        ▼△▼
インターネットは広告費では既にラジオを抜き、雑誌に迫るマスメディア
に成長したが、実際にどのような使われ方をしているのだろうか?テレビで
あれば、ニュースや天気予報など情報の摂取、ドラマや映画、音楽番組など
のエンターテインメントコンテンツの視聴などが中心だろう。新聞であれば
当然、ニュースの閲読となる。ラジオは音楽コンテンツが中心といったとこ
ろだろう。
下記はネットレイティングスが視聴率データに上がってくるウェブサイト
をカテゴリー分けした利用状況である。これは10月の月間データであるが、
毎月多少の変動はあるものの大きくは変わらないので、これを現在のネット
の利用の実態と考えても良いだろう。
----------------   カテゴリー別利用状況      ---------------
利用者数  月間利用頻度 ひとり平均
(単位:千人)   利用時間
ポータルとオンライン・コミュニティ 41,846 22.6 3:09:05
通信/インターネット・サービス 34,607 15.9 1:07:01
エンターテイメント 34,526 14.4 2:05:40
ニュースと情報 32,345 14.3 1:00:58
マルチカテゴリー・コマース 30,427 12.4 2:14:16
エレクトロニクス 28,535 6.9 0:29:07
旅行 23,536 4.5 0:34:05
ライフスタイル 16,682 4.2 0:17:05
金融/保険/投資 14,383 9.5 1:14:41
家庭とファッション 14,195 4.2 0:20:39
教育とキャリア 10,353 4.6 0:17:18
政府とNPO 10,037 2.6 0:07:42
自動車 8,231 3.5 0:16:39
行事/ギフト 7,701 2.5 0:06:33
その他企業              2,090 2.7 0:02:38
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings NetView2006年10月、家庭からのアクセス
上記のカテゴリーについて少し説明を加えておく。最も利用者の多いポー
タルとオンラインコミュニティ・カテゴリーは例えばポータルサイトのYahoo!
の全てのコンテンツの集まりではない。ポータルサイトのポータル部分であ
る検索やディレクトリなどのコンテンツグループとコミュニティを括ったも
のである。昨今流行のBlogやSNSもこのカテゴリーに分類される。4,200万人
の利用者はネット利用者の 95%にあたる。つまり殆どの人がこのカテゴリー
は利用するということだ。
次いで利用者の多い通信/インターネット・サービスカテゴリーとは ISP
が運営するサイトを中心としているが、例えば Nifty全てがここに含まれる
わけではない。インターネット接続サービスを提供している部分のみが含ま
れる。また、このカテゴリーにはメールサービスやツールバー、カレンダー
アドレス帳などの各種のネット経由のサービスが含まれ、実はこの利用者数
がこのカテゴリーをランク上位に引き上げている。
第 3位はエンターテインメントだ。音楽、映画、スポーツ、ゲームなどの
多種多様なエンターティンメントがここに含まれる。昨今利用者が伸びてき
ているストリーミング動画サイトもここに含まれる。4 位のニュースと情報
は文字通り。5 位のマルチカテゴリーコマースはオンラインショッピング関
連のサイトを集めたものでオークションもここに含まれる。ここまでのカテ
ゴリーが3000万人以上の利用者を集めている。
さて上記の結果を見ると、1位、2位ともネットユーザーがアクティブに利
用する種類のコンテンツグループであることがわかる。従来の 4マスメディ
アは読者・視聴者がアクティブな働きかけをメディアに対して行うのではな
くメディアが提供するコンテンツをパッシブに視聴、閲読するタイプのもの
だった。一方、ネットは初期段階から言われてはいるが、視聴者参加型のメ
ディアであり、その傾向は現在も続いていることが確認できる。上位のコン
テンツを分解して並べてみると、検索、Blog、SNS、メール、辞書、マイペー
ジなどで、これはメディアというよりもツールである。
この傾向はひとり平均の利用時間からもうかがわれる。比較的利用時間の
長い金融/保険/投資カテゴリーではメディア側が提供する金融情報を閲読す
ることよりも、オンライン・トレーディングで時間が費やされている。
ちなみに前年同月のポータルとオンライン・コミュニティのひとり平均の
利用時間は2時間54分だった。僅か1年で15分もこの平均利用時間を引き上げ
た最大の功労者はmixiだろう。たかが15分と思わないで頂きたい。この15分
に利用者数の4,200万人を乗じてみよう。1,050万時間である。ひと月あたり
このカテゴリーだけでこれだけの総ネット消費時間が伸びているのだ。
11月20日にネットレイティングスが発表したニュースリリースによると、
mixiは最近少し伸び悩んでいるものの、ページビューやひとり平均の利用時
間では他のSNSを圧倒するばかりか、ネット全体でもYahoo!に次ぐ第2位のポ
ジションを固めつつある。10月ひと月間のページビューは28億、ひとり平均
の利用時間は 3時間29分だ。(共に家庭からのPCによるアクセス)利用者数
こそまだ 520万人だが、会員数に対するアクティブ率も極めて高いと思われ
る。11月には世界中で 1億人のユーザー数を誇る世界最大のSNS、MySpaceが
日本に上陸しサービスを開始した。今後このカテゴリーは益々熱くなること
は必至だ。
さて、この利用傾向を踏まえて、ネットメディアが成功するための方策を
ひとつ考えてみた。ネットはテレビや新聞と違う。例えば、ドラマや映画を
見るのであれば、パソコン上のインターネットよりもTVのほうが遥かに環境
が良く楽しめる。ニュースを見るのならばネットも便利だが、通勤途中で見
るのであれば新聞のほうが携帯 Webでニュースを見るよりも便利だし読み応
えもある。つまり、4 マスメディアと同じことをネット展開しているだけで
はオリジナルには勝てないということだ。
それでは、ニュースはやはり新聞の方が優れているからネットでは本格化
しないのかというと、そうでもない。また、動画系ではネットは常にTVに劣
るのかというと、そうではない。同じことをすれば負けるだけで、違うこと
をすれば、オリジナルよりも魅力を増す。そのキーワードが「ユーザー参加
型」あるいは「ツール化」だ。ネットユーザーがネットに対して期待してい
ることに応えてあげればよい。ニュースをユーザー参加型にしたのは「iza」
だ。動画をただ提供するのではなく、ユーザー同士が共有するという仕組み
を作ったのが「YouTube」である。両サイトは共に成功している。
これからは何でもユーザー参加型にすると面白いかも知れない。例えば、
天気予報なんかもユーザー参加型にすると、気象専門会社が出す科学的なピ
ンポイント予報よりも、地域限定の伝統的な天気予報の方が当たるかもしれ
ないし、受けるかもしれない。「裏山の中腹に霞が立ったから、明日は午後
から雨」というような。また、天気予報をツール化するのも良いかもしれな
い。天候、気温、湿度、日の出、日の入等のあらゆるデータをデータベース
化して、しかも APIを開放したらどうだろう。民間企業のマーケティング担
当者はとても重宝するし、夏休みの子供たちも 8月の終わりには大いに感謝
して利用するだろう。API の開放で言えば、Yahoo!プロ野球の1球速報の仕
組みを開放すれば、それを使用して草野球や高校野球予選のミニ中継をする
人も出てくるのではないだろうか。
(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎)
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配信停止手続ページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_release.html
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一旦、上記配信停止ページより配信停止の手続きを完了後に下記URLより
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配信登録手続きページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_offer.html
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引き続きご愛読賜れば幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
ネットレイティングス株式会社
Nielsen//NetRatings REPORTER 編集部

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「インターネットの使われ方」

 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )

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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>

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▼△▼        インターネットの使われ方        ▼△▼

インターネットは広告費では既にラジオを抜き、雑誌に迫るマスメディア

に成長したが、実際にどのような使われ方をしているのだろうか?テレビで

あれば、ニュースや天気予報など情報の摂取、ドラマや映画、音楽番組など

のエンターテインメントコンテンツの視聴などが中心だろう。新聞であれば

当然、ニュースの閲読となる。ラジオは音楽コンテンツが中心といったとこ

ろだろう。

下記はネットレイティングスが視聴率データに上がってくるウェブサイト

をカテゴリー分けした利用状況である。これは10月の月間データであるが、

毎月多少の変動はあるものの大きくは変わらないので、これを現在のネット

の利用の実態と考えても良いだろう。

----------------   カテゴリー別利用状況      ---------------

利用者数  月間利用頻度 ひとり平均

(単位:千人)   利用時間

ポータルとオンライン・コミュニティ 41,846 22.6 3:09:05

通信/インターネット・サービス 34,607 15.9 1:07:01

エンターテイメント 34,526 14.4 2:05:40

ニュースと情報 32,345 14.3 1:00:58

マルチカテゴリー・コマース 30,427 12.4 2:14:16

エレクトロニクス 28,535 6.9 0:29:07

旅行 23,536 4.5 0:34:05

ライフスタイル 16,682 4.2 0:17:05

金融/保険/投資 14,383 9.5 1:14:41

家庭とファッション 14,195 4.2 0:20:39

教育とキャリア 10,353 4.6 0:17:18

政府とNPO 10,037 2.6 0:07:42

自動車 8,231 3.5 0:16:39

行事/ギフト 7,701 2.5 0:06:33

その他企業              2,090 2.7 0:02:38

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Source:Nielsen//NetRatings NetView2006年10月、家庭からのアクセス

上記のカテゴリーについて少し説明を加えておく。最も利用者の多いポー

タルとオンラインコミュニティ・カテゴリーは例えばポータルサイトのYahoo!

の全てのコンテンツの集まりではない。ポータルサイトのポータル部分であ

る検索やディレクトリなどのコンテンツグループとコミュニティを括ったも

のである。昨今流行のBlogやSNSもこのカテゴリーに分類される。4,200万人

の利用者はネット利用者の 95%にあたる。つまり殆どの人がこのカテゴリー

は利用するということだ。

次いで利用者の多い通信/インターネット・サービスカテゴリーとは ISP

が運営するサイトを中心としているが、例えば Nifty全てがここに含まれる

わけではない。インターネット接続サービスを提供している部分のみが含ま

れる。また、このカテゴリーにはメールサービスやツールバー、カレンダー

アドレス帳などの各種のネット経由のサービスが含まれ、実はこの利用者数

がこのカテゴリーをランク上位に引き上げている。

第 3位はエンターテインメントだ。音楽、映画、スポーツ、ゲームなどの

多種多様なエンターティンメントがここに含まれる。昨今利用者が伸びてき

ているストリーミング動画サイトもここに含まれる。4 位のニュースと情報

は文字通り。5 位のマルチカテゴリーコマースはオンラインショッピング関

連のサイトを集めたものでオークションもここに含まれる。ここまでのカテ

ゴリーが3000万人以上の利用者を集めている。

さて上記の結果を見ると、1位、2位ともネットユーザーがアクティブに利

用する種類のコンテンツグループであることがわかる。従来の 4マスメディ

アは読者・視聴者がアクティブな働きかけをメディアに対して行うのではな

くメディアが提供するコンテンツをパッシブに視聴、閲読するタイプのもの

だった。一方、ネットは初期段階から言われてはいるが、視聴者参加型のメ

ディアであり、その傾向は現在も続いていることが確認できる。上位のコン

テンツを分解して並べてみると、検索、Blog、SNS、メール、辞書、マイペー

ジなどで、これはメディアというよりもツールである。

この傾向はひとり平均の利用時間からもうかがわれる。比較的利用時間の

長い金融/保険/投資カテゴリーではメディア側が提供する金融情報を閲読す

ることよりも、オンライン・トレーディングで時間が費やされている。

ちなみに前年同月のポータルとオンライン・コミュニティのひとり平均の

利用時間は2時間54分だった。僅か1年で15分もこの平均利用時間を引き上げ

た最大の功労者はmixiだろう。たかが15分と思わないで頂きたい。この15分

に利用者数の4,200万人を乗じてみよう。1,050万時間である。ひと月あたり

このカテゴリーだけでこれだけの総ネット消費時間が伸びているのだ。

11月20日にネットレイティングスが発表したニュースリリースによると、

mixiは最近少し伸び悩んでいるものの、ページビューやひとり平均の利用時

間では他のSNSを圧倒するばかりか、ネット全体でもYahoo!に次ぐ第2位のポ

ジションを固めつつある。10月ひと月間のページビューは28億、ひとり平均

の利用時間は 3時間29分だ。(共に家庭からのPCによるアクセス)利用者数

こそまだ 520万人だが、会員数に対するアクティブ率も極めて高いと思われ

る。11月には世界中で 1億人のユーザー数を誇る世界最大のSNS、MySpaceが

日本に上陸しサービスを開始した。今後このカテゴリーは益々熱くなること

は必至だ。

さて、この利用傾向を踏まえて、ネットメディアが成功するための方策を

ひとつ考えてみた。ネットはテレビや新聞と違う。例えば、ドラマや映画を

見るのであれば、パソコン上のインターネットよりもTVのほうが遥かに環境

が良く楽しめる。ニュースを見るのならばネットも便利だが、通勤途中で見

るのであれば新聞のほうが携帯 Webでニュースを見るよりも便利だし読み応

えもある。つまり、4 マスメディアと同じことをネット展開しているだけで

はオリジナルには勝てないということだ。

それでは、ニュースはやはり新聞の方が優れているからネットでは本格化

しないのかというと、そうでもない。また、動画系ではネットは常にTVに劣

るのかというと、そうではない。同じことをすれば負けるだけで、違うこと

をすれば、オリジナルよりも魅力を増す。そのキーワードが「ユーザー参加

型」あるいは「ツール化」だ。ネットユーザーがネットに対して期待してい

ることに応えてあげればよい。ニュースをユーザー参加型にしたのは「iza」

だ。動画をただ提供するのではなく、ユーザー同士が共有するという仕組み

を作ったのが「YouTube」である。両サイトは共に成功している。

これからは何でもユーザー参加型にすると面白いかも知れない。例えば、

天気予報なんかもユーザー参加型にすると、気象専門会社が出す科学的なピ

ンポイント予報よりも、地域限定の伝統的な天気予報の方が当たるかもしれ

ないし、受けるかもしれない。「裏山の中腹に霞が立ったから、明日は午後

から雨」というような。また、天気予報をツール化するのも良いかもしれな

い。天候、気温、湿度、日の出、日の入等のあらゆるデータをデータベース

化して、しかも APIを開放したらどうだろう。民間企業のマーケティング担

当者はとても重宝するし、夏休みの子供たちも 8月の終わりには大いに感謝

して利用するだろう。API の開放で言えば、Yahoo!プロ野球の1球速報の仕

組みを開放すれば、それを使用して草野球や高校野球予選のミニ中継をする

人も出てくるのではないだろうか.

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