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2006/11/15 メルマガ

産経新聞のチャレンジ

Nielsen//NetRatings REPORTER ご購読者 様
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2006年11月15日号
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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】
「産経新聞のチャレンジ」
 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )
■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
■ ネットレイティングスからのお知らせ
1. 無料セミナー開催のお知らせ(11月28日開催)
2. ネットレイティングス・データクロニクル2006 新発売
3. 新オンライン広告統計レポート「AdRelevance」新発売
4. ネットレイティングスからの新提案
全数ネット視聴率情報「マーケット・インテリジェンス」
5.リアルタイム・アクセスログ解析サービス「サイトセンサス」と
オンライン広告マネジメント「アドインテリジェンス」
6.「オンラインディレクトリ集計サービス」リニューアル
7. 新商品 「ネット視聴率トピックス」
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(PR)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
デジタルマーケティング事業を展開するトランスコスモスから
「もうかるリスティング広告キャンペーン」のご案内
http://www.trans-cosmos.co.jp/AD_camp/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
トランスコスモスでは、11-12月にかけて、新聞・雑誌上およびトランスコスモス
ウェブサイト内にて「もうかるリスティング広告といえばトランスコスモス」キャ
ンペーンを展開しています。
リスティング広告の ROIを飛躍的に向上させる顧客サポートやランディングページ
最適化ツール(Optimost)などをご紹介、さらに宣伝会議(11月15日売り号)、販
促会議(12月1日売り号)では、カード申し込み率が 22.6%向上したクレディセゾ
ン事例等が掲載されます。ぜひ、ご覧ください。
▼▼▼リスティング広告キャンペーンページ▼▼▼
http://www.trans-cosmos.co.jp/AD_camp/
また同時に、トランスコスモスサイト内において、Eメールアドレスのみで受講でき
るオンラインセミナーを開催。ネットレイティングスの萩原氏による Web2.0に関し
ての講演など、こちらも併せてご覧ください。
▼▼▼オンラインセミナー受講登録ページ▼▼▼
http://www.trans-cosmos.co.jp/online_seminar/
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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>
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▼△▼      産経新聞のチャレンジ      ▼△▼
産経新聞社の動きが面白い。ネットでは「iza(イザ!)」を7月に立ち上
げた。これはニュースとBlogを組み合わせた新しい試みで、ユーザーが書く
Blogを記事に関連付ける(トラックバックする)ことにより、その記述がニ
ュースの一部になるという仕組みを採用している。日本ではBlogというと日
記の公開というイメージが先行してしているが、本家アメリカを中心とする
海外ではジャーナリズムの一環としてのイメージが強い。著名ブロガーと言
えば、海外では眞鍋かをりや古田敦也のようなタレントや著名人ではなく、
個人ジャーナリストであるケースが多い。マスメディアというコマーシャリ
ズムに支えられたニュースメディアでは書けない記事を、その呪縛から逃れ
た形で、自由に表現しているのだ。従来、個人による報道領域への参加はイ
ンフラの問題で極端に制限されていた。しかし、ネットがそれを可能にし、
また、このブロガーによる事件・事象への洞察がマスメディアとは一線を画
すことにより、一般読者に大きく支持されるようになった。
このBlogジャーナリズム自体は日本でも全く目新しいことではない。しか
し、これを新聞社が取り入れたことを大きく評価したい。新聞社をはじめと
するマスコミ各社にとって編集権は命に匹敵する大切なものだ。また、ブロ
ガーが書く記事自体が新聞社の方針や主張と全く異なっているケースもある。
これを自社のサイト内に置くリスクに新聞社は躊躇するはずである。しかし
産経新聞は敢えてこれを実行した。その評価はどうであろうか。下記は 7月
以降の産経新聞社系のサイトのユーザー数の推移である。
----------- 産経新聞社系ウェブサイト利用者数推移  ---------------
(単位:千人)
   7月    8月    9月    10月
産経新聞グループ全体    8,157 10,016 9,592 10,819
産経新聞(SankeiWeb) 1,502 1,717 1,660 3,435
ZAKZAK 4,025 7,597 6,486 7,336
iza 417 599 948 2,979
サンケイスポーツ 5,778 5,452 6,154 5,348
FujiSankei Business i 246 * 375 268
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス
izaは今月大きく利用者数を伸ばし、300万人目前である。これはニュース
サイトとしても上位にランクされたことを意味し、その存在が認められたと
いうことである。同時に注目したいのが本家の産経新聞Sankei Webの利用者
数の伸びである。全国紙系新聞社サイトの中で極めて低迷していたが、 iza
の躍進と共に利用者数を倍増させている。流入経路に直接的な関係は認めら
れないが、相乗効果と評価しても良いだろう。
インターネットにおけるニュース市場では相変わらずYahoo!ニュースの影
響力が大きい。10月のYahoo!ニュースの利用者数は1,960万人で第2位の読売
新聞Yomiuri Onlineに 2.5倍以上の差をつけている。また、ほとんどのニュ
ースサイトの直前参照サイトがYahoo!ニュースになっている状況だ。見方を
変えれば殆どのニュースサイトで同じようなヘッドラインが並んでいるので
敢えてYahoo!以外のニュースを見なくても用が足りる。詳細な記事を読みた
い場合にのみ、オリジナルの記事が掲載されているサイトを利用するという
のが実態ではないだろうか。この金太郎飴的状態の中でYahoo!ニュースに伍
して行くためにはオリジナリティが重要であろう。産経新聞社のチャレンジ
はそれを具現化したものである。
産経新聞社は紙の領域でも新しいチャレンジを始めている。20-30代にター
ゲットを絞った宅配タブロイド紙SANKEI EXPRESSの創刊である。新しいコン
セプトに溢れた新創刊紙が活字離れしてしまった 20-30代に受け入れられる
かどうかは今しばらく様子を見なければいけないが、大きく変化している市
場に対し新しい挑戦をしていくことは大切だろう。その挑戦が失敗に終わっ
ても、その失敗に対する経験は蓄積されていく。時代を傍観しているだけで
は勝ち残れない。
(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎)
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■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
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ご購読を希望されない場合は、たいへんご手数をおかけいたしますが、下記
URL にアクセスし購読中止の手続きをお願い申し上げます。
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配信停止手続ページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_release.html
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*配信先メールアドレスを変更したい場合は
一旦、上記配信停止ページより配信停止の手続きを完了後に下記URLより
再登録をお願い申し上げます。
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配信登録手続きページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_offer.html
--------------------------------------------------------------------
引き続きご愛読賜れば幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
ネットレイティングス株式会社
Nielsen//NetRatings REPORTER 編集部

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「産経新聞のチャレンジ」

 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )

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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>

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▼△▼      産経新聞のチャレンジ      ▼△▼

産経新聞社の動きが面白い。ネットでは「iza(イザ!)」を7月に立ち上

げた。これはニュースとBlogを組み合わせた新しい試みで、ユーザーが書く

Blogを記事に関連付ける(トラックバックする)ことにより、その記述がニ

ュースの一部になるという仕組みを採用している。日本ではBlogというと日

記の公開というイメージが先行してしているが、本家アメリカを中心とする

海外ではジャーナリズムの一環としてのイメージが強い。著名ブロガーと言

えば、海外では眞鍋かをりや古田敦也のようなタレントや著名人ではなく、

個人ジャーナリストであるケースが多い。マスメディアというコマーシャリ

ズムに支えられたニュースメディアでは書けない記事を、その呪縛から逃れ

た形で、自由に表現しているのだ。従来、個人による報道領域への参加はイ

ンフラの問題で極端に制限されていた。しかし、ネットがそれを可能にし、

また、このブロガーによる事件・事象への洞察がマスメディアとは一線を画

すことにより、一般読者に大きく支持されるようになった。

このBlogジャーナリズム自体は日本でも全く目新しいことではない。しか

し、これを新聞社が取り入れたことを大きく評価したい。新聞社をはじめと

するマスコミ各社にとって編集権は命に匹敵する大切なものだ。また、ブロ

ガーが書く記事自体が新聞社の方針や主張と全く異なっているケースもある。

これを自社のサイト内に置くリスクに新聞社は躊躇するはずである。しかし

産経新聞は敢えてこれを実行した。その評価はどうであろうか。下記は 7月

以降の産経新聞社系のサイトのユーザー数の推移である。

----------- 産経新聞社系ウェブサイト利用者数推移  ---------------

(単位:千人)

   7月    8月    9月    10月

産経新聞グループ全体    8,157 10,016 9,592 10,819

産経新聞(SankeiWeb) 1,502 1,717 1,660 3,435

ZAKZAK 4,025 7,597 6,486 7,336

iza 417 599 948 2,979

サンケイスポーツ 5,778 5,452 6,154 5,348

FujiSankei Business i 246 * 375 268

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Source:Nielsen//NetRatings NetView AMS 家庭からのアクセス

izaは今月大きく利用者数を伸ばし、300万人目前である。これはニュース

サイトとしても上位にランクされたことを意味し、その存在が認められたと

いうことである。同時に注目したいのが本家の産経新聞Sankei Webの利用者

数の伸びである。全国紙系新聞社サイトの中で極めて低迷していたが、 iza

の躍進と共に利用者数を倍増させている。流入経路に直接的な関係は認めら

れないが、相乗効果と評価しても良いだろう。

インターネットにおけるニュース市場では相変わらずYahoo!ニュースの影

響力が大きい。10月のYahoo!ニュースの利用者数は1,960万人で第2位の読売

新聞Yomiuri Onlineに 2.5倍以上の差をつけている。また、ほとんどのニュ

ースサイトの直前参照サイトがYahoo!ニュースになっている状況だ。見方を

変えれば殆どのニュースサイトで同じようなヘッドラインが並んでいるので

敢えてYahoo!以外のニュースを見なくても用が足りる。詳細な記事を読みた

い場合にのみ、オリジナルの記事が掲載されているサイトを利用するという

のが実態ではないだろうか。この金太郎飴的状態の中でYahoo!ニュースに伍

して行くためにはオリジナリティが重要であろう。産経新聞社のチャレンジ

はそれを具現化したものである。

産経新聞社は紙の領域でも新しいチャレンジを始めている。20-30代にター

ゲットを絞った宅配タブロイド紙SANKEI EXPRESSの創刊である。新しいコン

セプトに溢れた新創刊紙が活字離れしてしまった 20-30代に受け入れられる

かどうかは今しばらく様子を見なければいけないが、大きく変化している市

場に対し新しい挑戦をしていくことは大切だろう。その挑戦が失敗に終わっ

ても、その失敗に対する経験は蓄積されていく。時代を傍観しているだけで

は勝ち残れない。

(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎)

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