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2006/06/01 メルマガ

Googleが実力を見せ始めた

Nielsen//NetRatings REPORTER ご購読者 様
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2006年6月1日号
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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】
「Googleが実力を見せ始めた」
 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )
■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
■ ネットレイティングスからのお知らせ
1. 無料セミナー開催のお知らせ(6月28日開催)
2. アクセス解析サービス「サイトセンサス」に
携帯サイト版「SiteCensus@Mobile」新登場!
3. ネットレイティングスからの新提案
全数ネット視聴率情報「マーケット・インテリジェンス」
4.リアルタイム・アクセスログ解析サービス「サイトセンサス」と
オンライン広告マネジメント「アドインテリジェンス」
5.『検索キーワードランキング 』リニューアル新発売
6.「オンラインディレクトリ集計サービス」リニューアル
7. 新商品 「ネット視聴率トピックス」
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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>
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▼△▼     Googleが実力を見せ始めた      ▼△▼
先日、弊社は日頃お世話になっている報道関係者を招いて記者懇談会を開
催した。弊社のデータを背景にここ 1年間のネット動向をサマリし、記者の
皆様の今後の取材活動に活かして頂こうという趣旨だ。話題は当然、昨今大
流行のWeb2.0が中心となった。その中で、記者の皆様の関心が高かったのは
Web2.0を牽引する企業のビジネスモデルは実は非常にWeb1.0的である、とい
う分析だ。例えば、Web2.0の日本の代表格と言われているmixiを例に取ると
急成長したことによる利用者数増を背景にした大きなリーチを武器に広告モ
デルを展開している。このモデルは従来のヤフーなどと同じだ。つまり、
Web2.0は最新の技術を背景に従来型を踏み越えたネットの利用方をユーザー
に提供はしているが、収益モデルはまだ旧来のままということである。もっ
ともmixiの場合は、20歳代男女(F1、M1層)にリーチできるメディアとして
広告主に重宝がられている。このセグメントにアプローチできるメディアは
テレビ、ネットを含めて稀である。 SNSという形態だからこそこのセグメン
トをユーザーとして獲得できているわけだから、そういう意味ではWeb2.0な
のだろう。
やはり昨今注目を集めている Web2.0企業である米国のYouTubeもそのビジ
ネスモデルは明確に示されておらず、シリコンバレーの謎のひとつになって
いる。そんな中で Web2.0そのものを確実にマネーに変えているのが Google
だ。コンテンツマッチ型広告アドセンスは正にネットのロングテールをビジ
ネスに活用した良い例だ。その Googleがこの1年間で急成長を遂げている。
従来日本以外の各国ではGoogleはナンバーワン・ポジションが当たり前であ
るが、なぜか日本だけはヤフーの前に苦戦を強いられていた。この 1年の成
長をまとめたのが下記である。Google全体の利用者数の成長率は 31%で、ヤ
フーの14%、楽天の9%を大きく上回っている。
------- Googleのこの1年間の成長(利用者数:単位千人 --------------
2005年4月   2006年4月   成長率%
Google全体         10,859 14,203 31%
Googleサーチ        10,262 12,890 26%
Googleイメージ       1,419 1,953 38%
Googleマップ/ローカル    - 1,564 -
Googleニュース   1,144 989 -13%
Googleデスクトップ      -       625     -
Googleビデオ         -       551     -
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセス
この成長に大きく貢献したのが Googleの非検索系新サービスの「Google
マップ」「Googleデスクトップ」「Googleビデオ」などである。Googleイコ
ール検索オンリーというイメージが変わりつつある。いよいよその実力・本
領を発揮しはじめたようだ。もう少しGoogleに言及すれば、上記のデータは
家庭からのアクセスを対象にしたものであり、本年4月時点での1,420万人は
家庭からの利用者の34%に当たる。これを職場からのアクセスで見ると597万
人で職場のネットユーザーの53%に相当する。Googleは職場で強い。
上記の新サービスの利用率(リーチ%)に注目したい。「マップ」は150万
人あまりが利用しているがリーチは 3.8%に過ぎない。「デスクトップ」も
1.5%だ。今話題のYouTube全体で6.5%、日の出の勢いのmixiですら 7%に過ぎ
ない。これらの利用者層は商品やサービスの普及モデルで言えばイノベータ
ーもしくはアーリーアダプターに当たる。さらにハイテク普及モデルではア
リーアダプターとアリーマジョリティの間にキャズム(裂け目)があるとジ
ェフリー・ A・ムーアは説いている。かつてのシロモノ家電のように取り扱
い説明書を読まなくても誰もが使える商品やサービスと違い、ハイテク製品
においては普及に大きなハードルがあるということなのだろう。この裂け目
を如何に上手く渡りきるかがWeb2.0企業の課題である。
(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎)
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■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
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ご購読を希望されない場合は、たいへんご手数をおかけいたしますが、下記
URL にアクセスし購読中止の手続きをお願い申し上げます。
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配信停止手続ページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_release.html
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一旦、上記配信停止ページより配信停止の手続きを完了後に下記URLより
再登録をお願い申し上げます。
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http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_offer.html
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引き続きご愛読賜れば幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
ネットレイティングス株式会社
Nielsen//NetRatings REPORTER 編集部

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2006年6月1日号

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「Googleが実力を見せ始めた」

 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )

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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>

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▼△▼     Googleが実力を見せ始めた      ▼△▼

先日、弊社は日頃お世話になっている報道関係者を招いて記者懇談会を開

催した。弊社のデータを背景にここ 1年間のネット動向をサマリし、記者の

皆様の今後の取材活動に活かして頂こうという趣旨だ。話題は当然、昨今大

流行のWeb2.0が中心となった。その中で、記者の皆様の関心が高かったのは

Web2.0を牽引する企業のビジネスモデルは実は非常にWeb1.0的である、とい

う分析だ。例えば、Web2.0の日本の代表格と言われているmixiを例に取ると

急成長したことによる利用者数増を背景にした大きなリーチを武器に広告モ

デルを展開している。このモデルは従来のヤフーなどと同じだ。つまり、

Web2.0は最新の技術を背景に従来型を踏み越えたネットの利用方をユーザー

に提供はしているが、収益モデルはまだ旧来のままということである。もっ

ともmixiの場合は、20歳代男女(F1、M1層)にリーチできるメディアとして

広告主に重宝がられている。このセグメントにアプローチできるメディアは

テレビ、ネットを含めて稀である。 SNSという形態だからこそこのセグメン

トをユーザーとして獲得できているわけだから、そういう意味ではWeb2.0な

のだろう。

やはり昨今注目を集めている Web2.0企業である米国のYouTubeもそのビジ

ネスモデルは明確に示されておらず、シリコンバレーの謎のひとつになって

いる。そんな中で Web2.0そのものを確実にマネーに変えているのが Google

だ。コンテンツマッチ型広告アドセンスは正にネットのロングテールをビジ

ネスに活用した良い例だ。その Googleがこの1年間で急成長を遂げている。

従来日本以外の各国ではGoogleはナンバーワン・ポジションが当たり前であ

るが、なぜか日本だけはヤフーの前に苦戦を強いられていた。この 1年の成

長をまとめたのが下記である。Google全体の利用者数の成長率は 31%で、ヤ

フーの14%、楽天の9%を大きく上回っている。

------- Googleのこの1年間の成長(利用者数:単位千人 --------------

2005年4月   2006年4月   成長率%

Google全体         10,859 14,203 31%

Googleサーチ        10,262 12,890 26%

Googleイメージ       1,419 1,953 38%

Googleマップ/ローカル    - 1,564 -

Googleニュース   1,144 989 -13%

Googleデスクトップ      -       625     -

Googleビデオ         -       551     -

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Source:Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセス

この成長に大きく貢献したのが Googleの非検索系新サービスの「Google

マップ」「Googleデスクトップ」「Googleビデオ」などである。Googleイコ

ール検索オンリーというイメージが変わりつつある。いよいよその実力・本

領を発揮しはじめたようだ。もう少しGoogleに言及すれば、上記のデータは

家庭からのアクセスを対象にしたものであり、本年4月時点での1,420万人は

家庭からの利用者の34%に当たる。これを職場からのアクセスで見ると597万

人で職場のネットユーザーの53%に相当する。Googleは職場で強い。

上記の新サービスの利用率(リーチ%)に注目したい。「マップ」は150万

人あまりが利用しているがリーチは 3.8%に過ぎない。「デスクトップ」も

1.5%だ。今話題のYouTube全体で6.5%、日の出の勢いのmixiですら 7%に過ぎ

ない。これらの利用者層は商品やサービスの普及モデルで言えばイノベータ

ーもしくはアーリーアダプターに当たる。さらにハイテク普及モデルではア

リーアダプターとアリーマジョリティの間にキャズム(裂け目)があるとジ

ェフリー・ A・ムーアは説いている。かつてのシロモノ家電のように取り扱

い説明書を読まなくても誰もが使える商品やサービスと違い、ハイテク製品

においては普及に大きなハードルがあるということなのだろう。この裂け目

を如何に上手く渡りきるかがWeb2.0企業の課題である。

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