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2006/04/01 メルマガ

百科事典「ウィキペディア」の訪問者1年で3倍に拡大

Nielsen//NetRatings REPORTER ご購読者 様
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│       Nielsen//NetRatings R E P O R T E R       │
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2006年4月1日号
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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】
「百科事典「ウィキペディア」の訪問者1年で3倍に拡大 」
 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )
■ 配信を停止されたい場合のお手続きについて
■ ネットレイティングスからのお知らせ
1. 無料セミナー開催のお知らせ(4月27日開催)
2. アクセス解析サービス「サイトセンサス」に
携帯サイト版「SiteCensus@Mobile」新登場!
3.『データクロニクル2000-2005』発刊
4. ネットレイティングスからの新提案
全数ネット視聴率情報「マーケット・インテリジェンス」
5.リアルタイム・アクセスログ解析サービス「サイトセンサス」と
オンライン広告マネジメント「アドインテリジェンス」
6.『検索キーワードランキング 』リニューアル新発売
7.「オンラインディレクトリ集計サービス」リニューアル
8. 新商品 「ネット視聴率トピックス」
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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>
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▼△▼ 百科事典「ウィキペディア」の訪問者1年で3倍に拡大 ▼△▼
とても覚えにくい名前であるが、私も愛用しているオープン型百科事典「ウ
ィキペディア」の訪問者が 700万人に到達した。ネットレイティングスが 3
月29日に発表したニュースリリースによると、昨年2月の232万人から1年で3
倍以上に拡大したそうだ。米国のウィキペディアは、日本のほぼ 2倍にあた
る 1,416万人の利用者がいるが、全ネット利用者に占める訪問率(リーチ)
でみると、米国の10.1%に対して、日本は18.2%と大きく上回っている。こ
れはウィキペディアへの流入元の多くは Googleや Yahoo!検索などの検索サ
イトからによるものが一般的であるが、それに加え日本の場合、約 2割の訪
問者は「Yahoo!トピックス」からも流入しているのが要因だ。
弊社代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之は、「Yahoo!トピックス
において、ニュース記事に関連するウィキペディアのキーワードにリンクを
張ってあるのは Yahoo!Japan独自の工夫のようですが、これが米国よりもリ
ーチが高くなっている理由のひとつと考えられます。日本語版も量的にも質
的にも充実してきており、検索結果での上位表示やYahoo!トピックスを通し
て知名度もあがっており、今後もさらに利用者数が増えていくと予想されま
す。」と述べている。日本のネット界はやはりYahoo!次第のようだ。
昨今、「ロングテール」なるキーワードがネット・マーケティングで流行っ
ている。これはウィキペディアによると「ロングテールは最初、オンライン
DVDレンタル店の米Netflixやアマゾン.comなどの特定のビジネスモデルを説
明するために米 Wired誌の記事で同紙編集長であるクリス・アンダーソンに
よって提唱された。一般的に、ある特定の分野における売り上げは、上位の
20%が全体の 80%を占めるというべき乗の法則(あるいは パレートの法則)
に従っているとされている。今までのオフライン小売店では、在庫の制限な
どで、この上位20%に当たる商品を多く揃えなければいけず、その他(80%)は
軽視されることが多かった。しかし、アマゾン.comなどのオンライン小売店
は在庫や物流にかかるコストが従来の小売店と比べて遥かに少ないので、今
まで見過ごされてきたこの 80%をビジネス上に組み込むことが可能になり、
そこからの売り上げを集積することにより、新たなビジネスモデルを生み出
した。そのことを説明する時に使われるのがロングテールである。」として
いる。つまり、ネットならではのニッチな市場を掘り起こすことにより従来
より大きな利益を獲得するチャンスがあるということなのだろう。これはイ
ンターネット・メディアマーケティングにも応用され、例えばキーワード広
告の一種であるGoogleのアドセンスのように大手ポータルのサイトに広告を
表示するのではなく、一般のネットユーザーが開設するユニークユーザーや
ページビューが少ないホームページなどに広告を表示させることで、効果を
あげる手法にも用いられている。これはネットユーザー興味の対象が千差万
別であり、広がりがあるので、最大公約数に広告を打つと同時に、その興味
の対象となる記載があるテール部分に出稿することで広告効果を拡大しよう
という考え方だ。
しかし一方、インターネット・メディアでは上位寡占が確実に進んでいる。
本メールマガジンの下記バックナンバーをご参照いただきたい。
(http://www.netratings.co.jp/hot_off/archives/NNR03012006.htm)
第1位(当然 Yahoo!であるが)の伸び率が、他の階層を大きく引き離してい
るのがわかる。ネット・マーケティングではロングテールという広がりを考
える時に、同時に巨大化した頭をどのように利用していくかを考える必要が
あるだろう。
さて、前号に引き続いて前月最大のトピックスであったトリノ・オリンピッ
クのネタをもうひとつ紹介しよう。ネットレイティングスのランキング初登
場にして約42万人もの視聴者を獲得したサイトがある。それは金メダリスト
の荒川静香オフィシャル HP(www.shizuka-arakawa.com)である。ちなみに
安藤美姫のオフィシャル HP(www.miki-ando.jp)も 26万人の利用者を集め
て、また、村主章枝のオフィシャル HP(www.fumiesuguri.com)も 9万人を
集めて共にランクインしている。如何にフィギュアスケートの関心が高かっ
たかを物語っている。これらの選手サイトの賑わいにも驚いたが、女子フィ
ギュア代表 3選手がそれぞれ独自ドメインで個人サイトを運営していたこと
により大きな驚きを覚えた。荒川選手が言うとおり、この世界はプロとアマ
チュアの境目がないのかもしれない。数万人を集める個人サイトは厳密に言
うとロングテール部分には該当しないのかもしれないが、視聴者を引き付け
る力ということでは大手メディアサイトに比べて遜色ない。荒川選手のサイ
ト利用者数というのは、私の知る限りでは中田英寿やペ・ヨンジュン公式サ
イトの最大利用者数を上回る過去最大値であると思っていたが、よくよく調
べるともっと大物がいた。現在のブログ隆盛の象徴であり、ブログの女王の
眞鍋かをりのブログ「眞鍋かをりのココだけの話」だ。ココログ@niftyのキ
ラーコンテンツであり、 2月には荒川サイトを上回る47万人余りの読者を集
めている。このブログは昨年7月と今年1月には66万人もの読者を獲得してい
た。さすが女王だ。ちなみに、 2月の社会的な大事件であり、大きく世間の
注目を集めたライブドア前社長の堀江貴文氏のブログや同社前広報担当乙部
綾子女史のブログは更新がなされなかったためか、それぞれ 17万人、9万人
の利用者に留まった。
--------  2月・主な個人ホームページ、ブログ月間利用者数  -------
(単位:千人)
ドメイン                  運営者    利用者数
manabekawori.cocolog-nifty.com       眞鍋かをり    474
www.shizuka-arakawa.com           荒川静香 418
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/ きっこの日記 260
www.miki-ando.jp              安藤美姫     242
yaplog.jp/strawberry2/           中川翔子     223
http://shiraishi.seesaa.net/        生協の白石さん  195
blog.livedoor.jp/takapon_ceo/        堀江貴文 167
http://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/ 古田敦也 135
nakata.net 中田英寿     135
www.yongjoon.jp               ペ・ヨンジュン 130
http://blog.livedoor.jp/yinlingofjoytoy/ インリン 116
mycasty.jp/oriental/ オリエンタルラジオ102
blog.livedoor.jp/ld_ayako/ 乙部綾子 93
www.fumiesuguri.com 村主章枝 93
--------------------------------------------------------------------
Source:Nielsen//NetRatings 2006年2月 家庭からのアクセス
*上記は筆者が知りうる個人系サイト、ホームページを抽出したものであり
個人サイトのランキングではありません。
*敬称略(除く生協の白石さん)
参考:ネットレイティングスが3月29日付けニュースリリース
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease03292006_J.pdf
(ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎)
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ご購読を希望されない場合は、たいへんご手数をおかけいたしますが、下記
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配信停止手続ページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_release.html
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*配信先メールアドレスを変更したい場合は
一旦、上記配信停止ページより配信停止の手続きを完了後に下記URLより
再登録をお願い申し上げます。
--------------------------------------------------------------------
配信登録手続きページ
http://csp.netratings.co.jp/nnr/rep_offer.html
--------------------------------------------------------------------
引き続きご愛読賜れば幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
ネットレイティングス株式会社
Nielsen//NetRatings REPORTER 編集部

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■ コラム 【ウェブマーケティング・データライン】

「百科事典「ウィキペディア」の訪問者1年で3倍に拡大 」

 (ネットレイティングス マーケティング部 西村総一郎 )

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■ コラム <ウェブマーケティング・データライン>

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▼△▼ 百科事典「ウィキペディア」の訪問者1年で3倍に拡大 ▼△▼

とても覚えにくい名前であるが、私も愛用しているオープン型百科事典「ウ

ィキペディア」の訪問者が 700万人に到達した。ネットレイティングスが 3

月29日に発表したニュースリリースによると、昨年2月の232万人から1年で3

倍以上に拡大したそうだ。米国のウィキペディアは、日本のほぼ 2倍にあた

る 1,416万人の利用者がいるが、全ネット利用者に占める訪問率(リーチ)

でみると、米国の10.1%に対して、日本は18.2%と大きく上回っている。こ

れはウィキペディアへの流入元の多くは Googleや Yahoo!検索などの検索サ

イトからによるものが一般的であるが、それに加え日本の場合、約 2割の訪

問者は「Yahoo!トピックス」からも流入しているのが要因だ。

弊社代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之は、「Yahoo!トピックス

において、ニュース記事に関連するウィキペディアのキーワードにリンクを

張ってあるのは Yahoo!Japan独自の工夫のようですが、これが米国よりもリ

ーチが高くなっている理由のひとつと考えられます。日本語版も量的にも質

的にも充実してきており、検索結果での上位表示やYahoo!トピックスを通し

て知名度もあがっており、今後もさらに利用者数が増えていくと予想されま

す。」と述べている。日本のネット界はやはりYahoo!次第のようだ。

昨今、「ロングテール」なるキーワードがネット・マーケティングで流行っ

ている。これはウィキペディアによると「ロングテールは最初、オンライン

DVDレンタル店の米Netflixやアマゾン.comなどの特定のビジネスモデルを説

明するために米 Wired誌の記事で同紙編集長であるクリス・アンダーソンに

よって提唱された。一般的に、ある特定の分野における売り上げは、上位の

20%が全体の 80%を占めるというべき乗の法則(あるいは パレートの法則)

に従っているとされている。今までのオフライン小売店では、在庫の制限な

どで、この上位20%に当たる商品を多く揃えなければいけず、その他(80%)は

軽視されることが多かった。しかし、アマゾン.comなどのオンライン小売店

は在庫や物流にかかるコストが従来の小売店と比べて遥かに少ないので、今

まで見過ごされてきたこの 80%をビジネス上に組み込むことが可能になり、

そこからの売り上げを集積することにより、新たなビジネスモデルを生み出

した。そのことを説明する時に使われるのがロングテールである。」として

いる。

つまり、ネットならではのニッチな市場を掘り起こすことにより従来

より大きな利益を獲得するチャンスがあるということなのだろう。これはイ

ンターネット・メディアマーケティングにも応用され、例えばキーワード広

告の一種であるGoogleのアドセンスのように大手ポータルのサイトに広告を

表示するのではなく、一般のネットユーザーが開設するユニークユーザーや

ページビューが少ないホームページなどに広告を表示させることで、効果を

あげる手法にも用いられている。これはネットユーザー興味の対象が千差万

別であり、広がりがあるので、最大公約数に広告を打つと同時に、その興味

の対象となる記載があるテール部分に出稿することで広告効果を拡大しよう

という考え方だ。

しかし一方、インターネット・メディアでは上位寡占が確実に進んでいる。

本メールマガジンの下記バックナンバーをご参照いただきたい。

(http://www.netratings.co.jp/hot_off/archives/NNR03012006.htm)

第1位(当然 Yahoo!であるが)の伸び率が、他の階層を大きく引き離してい

るのがわかる。ネット・マーケティングではロングテールという広がりを考

える時に、同時に巨大化した頭をどのように利用していくかを考える必要が

あるだろう。

 さて、前号に引き続いて前月最大のトピックスであったトリノ・オリンピッ

クのネタをもうひとつ紹介しよう。ネットレイティングスのランキング初登

場にして約42万人もの視聴者を獲得したサイトがある。それは金メダリスト

の荒川静香オフィシャル HP(www.shizuka-arakawa.com)である。ちなみに

安藤美姫のオフィシャル HP(www.miki-ando.jp)も 26万人の利用者を集め

て、また、村主章枝のオフィシャル HP(www.fumiesuguri.com)も 9万人を

集めて共にランクインしている。如何にフィギュアスケートの関心が高かっ

たかを物語っている。

これらの選手サイトの賑わいにも驚いたが、女子フィギュア代表 3選手が

それぞれ独自ドメインで個人サイトを運営していたことにより大きな驚きを覚えた。

荒川選手が言うとおり、この世界はプロとアマチュアの境目がないのかもしれない。

数万人を集める個人サイトは厳密に言うとロングテール部分には該当しないの

かもしれないが、視聴者を引き付ける力ということでは大手メディアサイトに比べ

て遜色ない。

荒川選手のサイト利用者数というのは、私の知る限りでは中田英寿や

ペ・ヨンジュン公式サイトの最大利用者数を上回る過去最大値であると思って

いたが、よくよく調べるともっと大物がいた。現在のブログ隆盛の象徴であり、

ブログの女王の眞鍋かをりのブログ「眞鍋かをりのココだけの話」だ。ココログ

@niftyのキラーコンテンツであり、 2月には荒川サイトを上回る47万人余り

の読者を集めている。

このブログは昨年7月と今年1月には66万人もの読者を獲得していた。

さすが女王だ。ちなみに、 2月の社会的な大事件であり、大きく世間の注目を

集めたライブドア前社長の堀江貴文氏のブログや同社前広報担当乙部綾子

女史のブログは更新がなされなかったためか、それぞれ 17万人、9万人

の利用者に留まった。

--------  2月・主な個人ホームページ、ブログ月間利用者数  -------

(単位:千人)

ドメイン                  運営者    利用者数

manabekawori.cocolog-nifty.com       眞鍋かをり    474

www.shizuka-arakawa.com           荒川静香 418

http://www3.diary.ne.jp/user/338790/ きっこの日記 260

www.miki-ando.jp              安藤美姫     242

yaplog.jp/strawberry2/           中川翔子     223

http://shiraishi.seesaa.net/        生協の白石さん  195

blog.livedoor.jp/takapon_ceo/        堀江貴文 167

http://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/ 古田敦也 135

nakata.net 中田英寿     135

www.yongjoon.jp               ペ・ヨンジュン 130

http://blog.livedoor.jp/yinlingofjoytoy/ インリン 116

mycasty.jp/oriental/ オリエンタルラジオ102

blog.livedoor.jp/ld_ayako/ 乙部綾子 93

www.fumiesuguri.com 村主章枝 93

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Source:Nielsen//NetRatings 2006年2月 家庭からのアクセス

*上記は筆者が知りうる個人系サイト、ホームページを抽出したものであり

個人サイトのランキングではありません。

*敬称略(除く生協の白石さん)

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