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2012/03/14 [データ]

Pinterestの訪問者数がアメリカで1,600万人を突破

ソーシャルメディアへの書き込みから、今後の日本でのトレンドを予測 

ネットレイティングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長兼CEO: 福徳 俊弘)は、世界各国で提供しているインターネット利用動向調査「NetView」、ソーシャルメディア分析サービス「BuzzMetrics」のデータより「Pinterest」のトレンドをまとめました。

■Facebookの次に流行るSNS「Pinterest」がアメリカで訪問者1,600万人を突破

アメリカのCold Brew Labs, Inc.の提供する写真共有SNS、Pinterest(ピンタレスト) http://pinterest.com/ が、アメリカで2012年1月に訪問者数1,600万人を突破しました。(図表1)

Pinterestは、コルクボードに写真を貼っていくような感覚で自分の好きな写真や動画を一望できる高いデザイン性が特徴であり、FacebookやTwitterと連携し手軽に利用することができます。サービス自体は2009年に開始され、後に招待制となり、現在ではメールを送ることで登録が可能となりました。また、2011年8月にはTIME紙の「2011年のベストウェブサイト50」に選出されるなど、様々なメディアに取り上げられ、ここ数カ月で訪問者数が増加してきたサイトです。

特筆すべき特徴としては、女性の訪問者数が74%と非常に高いことです。女性の訪問者の構成としては62%が25-49歳で構成されています。(図表2)

図表1 Pinterestの訪問者数推移
 
20121 アメリカにおけるPCからのTOTALアクセス) 

20120314_図1.gif 

Source:Nielsen NetView  2012年1月 USデータ PCからのTOTALアクセス

  

図表2 Pinterestの属性別訪問者構成
 20121 アメリカにおけるPCからのTOTALアクセス

20120314_図2.gif 

Source:Nielsen NetView  2012年1月 USデータ PCからのTOTALアクセス

■なぜ訪問者数が急増したのか

弊社のシニアアナリスト今田智仁は、以下のように分析しています。

「まずは、デザインがよく、クリック数が少なく手軽に写真を見ることができる点、”読む”よりも”見せる”ことで直感的にイメージが湧く点が女性に受けている点があげられます。

その他にも、ここまで急速に訪問者が増加した大きな理由としては、

・欧米では、Facebookを積極的に利用していたユーザーの利用回数や滞在時間が減少してきていると言われはじ  めているなかで、デザイン性が高く、シンプルで手軽につながることができるサイトが登場したことが人々の関心を集めたこと

・インフラと化したFacebookの ”次に流行るSNS“ を探しているメディアが注目し、それを見た人が利用し始め、メディアが取り上げるといった相乗効果がみられたこと

・Facebookとの連携を簡単に行うことができること

などが考えられます。」

■日本でも同様の傾向がみられるか

日本でのPinterestの訪問者数は2012年2月時点では数万人規模と少ないのが現状です。しかし、

ソーシャルメディア上では書き込み数が増加する動きがみえました。図表3はNielsenが取得している日本のソーシャルメディア (Twitter、ブログ、 掲示板)上で、Pinterestが語られた書き込み数の推移を表したグラフです。図表3を見ると、Pinterestは1月下旬から各社メディアに取り上げられたことで、書き込み数が2,500件/週を超え急上昇していることがわかります。その後落ちついているものの、依然として1,000件(週)近くの書き込みが見られます。 

 

図表3 Pinterestのソーシャルメディア書き込み数推移(週別)

  2011124日~201234 BuzzMetricsを使用して取得した日本における書き込み 

20120314_図3.gif

Source:Nielsen BuzzMetrics 2011年12月4日~2012年3月4日

Twitter、ブログ、掲示板の書き込み数

今田は日本での流行に関して、

「Pinterestはソーシャルメディア上でじわじわ語られており2/12週にはピークを作っていますが、書き込み数としては流行している、とは言えない量です。(同時期のFacebookについての書き込み数は6万程度)

また、書き込みの内容をみても、Pinterestを利用したという書き込みは少なく、アメリカでの流行についてやニュース記事のリツイートが中心です。さらに、ユーザーインターフェースが日本語対応していないことなどからも、今後数カ月でアメリカのような伸びを見せるということは考えにくいと思われます。

しかし、TwitterやFacebookなどアメリカから数年遅れでアメリカ生まれのサービスが流行するケースも多く、ユーザーインターフェースの日本語対応、より多くのメディアへの露出、日本でのFacebookの定着に伴う連携のしやすさによる相乗効果などの条件が揃えば、Pinterestのようなサービスが日本でも急速に受け入れられる可能性は高いと予想できます。」と述べています。

 

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【ネットレイティングス株式会社 会社概要】

会社名: ネットレイティングス株式会社  英文社名: NetRatings Japan Inc.

本社所在地: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-25-18 渋谷ガーデンフロント

資本金: 4億346万円

設立: 1999年5月

代表者: 代表取締役会長兼CEO 福徳 俊弘

代表取締役社長兼COO 武智 清訓

主要株主  :The Nielsen Company (U.S.A)、 トランスコスモス株式会社、株式会社電通

 

ネットレイティングスはニールセン、トランスコスモス株式会社及び株式会社電通の合弁会社です。ニールセンの消費者視聴行動分析部門の日本法人として、視聴者分析、広告分析、ソーシャルメディア分析の3つのソリューションを通じて、お客様のビジネスにおける重要な意思決定を支援するデータ、分析、インサイトを提供しています。製品やサービス、及び分析結果のインサイトについては、広告主企業、メディア運営企業、Eコマース企業、広告会社より高い信頼性の評価をいただいております。ネットレイティングスのサービス概要、及び会社概要は、http://www.netratings.co.jp/ でご覧いただけます。

 

ニールセン・ネットレイティングスが提供しているソリューションと主な製品サービス 

視聴者分析ソリューション 

インターネット視聴率データ Nielsen NetView

モバイルインターネット利用動向データ Nielsen KeitaiView

インターネット基礎調査レポート Nielsen BasicReport など

広告分析ソリューション 

オンライン広告統計データ   Nielsen AdRelevance、Nielsen AdRelevance EXpenditure

広告効果分析サービス Ad Effectiveness など

ソーシャルメディア分析ソリューション

ソーシャルメディア分析サービス Nielsen BuzzMetrics

ソーシャルメディア分析ツール Nielsen MyBuizzMetrics など

 

ニールセンについて 

ニールセン・ホールディングス N.V.(NYSE:NLSN)は世界的な情報・調査企業で、マーケティング及び消費者情報、テレビなどのメディア視聴率、オンラインおよびモバイルのインターネット視聴率を提供しています。また、トレードショーも開催しており、各分野でリーダー的地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークとオランダ・ディーメンに本社があり、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。詳細は、ホームページ(www.nielsen.com)をご覧ください。

 

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本件に関するお問い合わせ先:

ネットレイティングス株式会社 広報担当 小宮山 聖花

電話:(03)4363-4200

e-mail: press@netratings.co.jp

お問い合わせ

広報、プレスリリース等 に関するお問い合わせ
広報担当宛
TEL:03-6837-6500(代表)
E-Mail:jpw_press@nielsen.com

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