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2009/10/27 [データ]

Yahoo!動画と統合した新生「GyaO!」の利用者数がニコニコ動画を上回る

~ニールセン、20099の月間インターネット利用動向調査結果を発表~

ネットレイティングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:千葉尚志)は、ニールセン・ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2009年9月データをまとめました。

それによると、「GyaO」と「Yahoo!動画」が統合してリニューアルされた『GyaO!』の利用者数が、動画サイトの第2位になったことがわかりました。

ヤフーは2009年4月、USENからGyaOの株式を取得し子会社化しました。それに伴い9月にGyaOとYahoo!動画を統合し、新たにGyaO!としてサービスをスタートしました。統合後、GyaO!のサイト利用者数は1,190万人に達しました。動画サイトのなかでは、ニコニコ動画の801万人を上回り、YouTubeの2,248万人に次ぐ第2位の利用者数となっています。(図表1)

図表1 利用者数の推移 (家庭と職場のPCからのアクセス)

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*「Yahoo!動画」と「GyaO」が2009年9月に統合し『GyaO!』となった。

また、GyaO!、YouTube、ニコニコ動画の利用者一人あたりの平均訪問回数や平均利用時間を見ると、YouTube、ニコニコ動画に比べて、GyaO!は平均訪問回数が少なく、平均利用時間が短くなっています。著作権処理済みの動画のみを配信しているGyaO!と、ユーザーからの投稿も受け付けているYouTube、ニコニコ動画のような動画共有サイトでは、サイトへのロイヤリティに大きな違いが表れています。(図表2)

図表2 利用者一人あたりの平均訪問回数、平均利用時間
(2009年9月、家庭と職場のPCからのアクセス)

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さらに、各サイトの利用者構成を見ると、性別ではサイト間に大きな違いは見られませんでした。一方、年代別では、GyaO!の20歳未満、20代といった若い利用者の割合が、YouTube、ニコニコ動画に比べて低くなっていました。(図表3)

図表3 性別、年代別の利用者構成

(2009年9月、家庭と職場のPCからのアクセス)

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弊社シニアアナリストの鈴木成典は、「統合前のGyaOとYahoo!動画は利用者の重複率が高くなく、統合が発表された2009年4月の段階で、統合後の利用者数がニコニコ動画を上回るであろうという予想通りの結果になりました。GyaO!は著作権処理の済んだ動画コンテンツのみを配信することで他サイトとの差別化を図っていますが、今後は利用者一人あたりの訪問回数や利用時間を伸ばしたり、20歳未満や20代の利用者をいかに取り込んでいくかが課題となるでしょう。一方、YouTubeやニコニコ動画にもテレビ局の公式チャンネルが開設されています。今後の競争のポイントの一つとして著作権処理済みコンテンツの充実が挙げられますが、どのサイトもまだまだ充実させる余地があり、コンテンツホルダーとの今後の提携強化に注目です。」と述べています。

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本件に関するお問い合わせ先:

ネットレイティングス株式会社 広報担当 西村 総一郎 / 担当アナリスト 鈴木 成典

電話:(03)4363-4200
e-mail: press@netratings.co.jp

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Newsrelease10272009_J.pdf