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2018/08/16 メルマガ

PCからの利用者割合が高いサービスからみる、 デジタルをトータルで考える重要性とは

ニールセン インサイト ~メディア~ 2018年8月16日発行

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ニールセン インサイト ~メディア~
2018年8月16日発行
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ニールセンは先月、7月から提供を開始した、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のパネルベースのデータを基にPCとスマートフォンの非重複の利用者数(ユニークオーディエンス)を用いて各サービスの利用状況を発表しました。それによるとYouTubeの利用者の91%はスマートフォンからアクセスしており、PCからの利用者は36%となっていました(併用は27%)。ほんの数年前までは、スマートフォンの小さい画面で動画を見ることに対して疑問符がつけられることもありましが、現在はスマートフォンからの利用が中心となっている現状が見えてきました。そこで今回のメルマガでは、スマートフォン全盛期のなか、PCではどのようなサービスが利用されているのか、どのような時に利用されているのかを読み解いていきたいと思います。
PCからの利用者割合が高いサービスからみる、
デジタルをトータルで考える重要性とは

  (ニールセン デジタル シニアアナリスト 今田 智仁)  

■50代以下の各年代でのPCのリーチは50%前後

まず最初に、どのようなデバイスでインターネットにアクセスしているのかニールセンのインターネット基礎調査から、PCからおよびスマートフォンからのインターネット利用者の合計を100%としてその内訳を見てみます。それによるとスマートフォンがインターネット利用の中心で、49歳以下では90%がスマートフォンからインターネットを利用していました。一方、PCのみの利用者をみると、年代とともに増えていくことがわかります。ただし、スマートフォンとの併用も合わせたPCのリーチという視点で見ると、59歳までは約50%と年代別でも大きな違いは見られませんでした。

■PCから利用されるのは情報量が多く、じっくり検討、比較をするサービス

次に、サービスごとにPCからの利用者割合が高いサービスを見ていきます。ここではより特徴を際立たせるために、スマートフォンからの併用を除き、PCのみで利用される割合が高いサービスに絞ってみました。

1位の「MSN/Outlook/Bing/Skype」や4、5位のポータル系サービスはブラウザを立ち上げるとデフォルトで設定されていることもあり、PCからの利用者割合が高いのかと想像できます。 上位で特徴的なのは、3位のkakaku.com、6、7位の旅行系サービスでした。Kakaku.comや旅行系のサービスはそのサービスの利用シーンとして、毎日日常的に利用するというよりは、モノを買いたいとき、旅行に行きたいときに見るサービスで、隙間時間の流し読みではなく、多くの情報を得たり、ページを見比べたりしながらじっくり検討するために利用している人が多いのではないでしょうか。その理由としては、家電購入や、旅行など比較的高額商品の購入を検討するときには慎重になり、情報量が多いサイトで、じっくり検討/比較をするため、大画面のPCを利用するといった背景があるのかもしれません。

■ユーザー視点に立って考えることが重要

スマートフォンの利用が中心となっていくなかで、PCのみで利用されることが多いサービスにフォーカスをあててみました。PCだけでもリーチは最大で52%となっており、まだPCが利用されているシーンがあることがわかりました。本来、ECサイトや旅行サービスでは、消費者が購入してくれれば、それはスマートフォン経由だろうが、PC経由だろうが本質的には関係ありません。消費者にとって、利用したいときに、利用したいデバイスでそのサービスが便利に使えることが最も重要です。ECサイトや旅行サービス運営企業は消費者が便利に使えるために、どのような集客を行えばスムーズにサイトを利用してもらえるのか、競合の状況はどうか、コンバージョンしてもらうにはどのようなUIにすればよいかなど、UXの戦略を考えなくてはいけません。PCの需要が他カテゴリーのサイトと比較して高い場合はPCサイトへの予算配分を増やすなどして、リソースの配分を決めることもよいでしょう。また、広告主においても同様で、どのデバイス経由で広告が見られたかだけではなく、きちんとターゲットに届いて、その情報で消費者の興味、意欲、思考等を刺激し行動を喚起できたかが重要です。デバイスを分断してプランニングをしてしまうとオーバーフリークエンシーになったり、伝えたい人に情報が効率よく伝わらなかったりしてしまいます。いづれにしろ、デバイスに限らずデジタルをトータルで把握するには上記のようなデバイスを横断的に同じ人として扱う『人ベース』のデータが参考になるでしょう。

マーケターとしては、様々なスクリーンやデバイスで分散視聴が進んでいくなかで、様々なデータや指標を参考にしなくてはなりません。その中でなぜPCを利用するのかなぜスマートフォンなのかといった、消費者の利用シーンや消費者の立場など『ユーザー視点』で考え、トータルでサイトの戦略を練ることが重要だといえます。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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