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2009/07/08 [お知らせ]

世界全体でもっとも信頼されている宣伝媒体は

世界全体でもっとも信頼されている宣伝媒体は「知人による推奨」と「インターネット上の消費者の意見」、「企業(ブランド)ウェブサイト」もほぼ同等の信頼度を獲得

ネットレイティングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:千葉尚志)は、世界50 カ国
25,000 人以上のインターネット利用者を対象に年2 回行なわれるNielsen Global Online Consumer
Survey の最新調査結果を発表しました。それによると、インターネット利用者が最も信頼している宣伝
媒体や情報ソースは「知人による直接の推奨」と「インターネット上の消費者の意見」でした。
ニールセンが実施したこのアンケート調査は、同種の調査の中で最大規模のものです。今回の調査
の結果、世界のインターネットを利用する消費者のうち「知人による直接の推奨」を信頼する人は10 人
中9 人(90%)、また「インターネット上の消費者の意見」を信頼する人は10 人中7 人(70%)であること
がわかりました。
一方、消費者が主導する新しい時代の中でも「企業(ブランド)ウェブサイト」が「インターネット上の消
費者の意見」と同等の信頼度(70%)を獲得し、広告主発信型メディアの中では最も信頼度が高くなっ
ていることがわかりました。(図表1)

ネットレイティングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:千葉尚志)は、世界50 カ国25,000 人以上のインターネット利用者を対象に年2 回行なわれるNielsen Global Online Consumer Survey の最新調査結果を発表しました。それによると、インターネット利用者が最も信頼している宣伝媒体や情報ソースは「知人による直接の推奨」と「インターネット上の消費者の意見」でした。ニールセンが実施したこのアンケート調査は、同種の調査の中で最大規模のものです。今回の調査の結果、世界のインターネットを利用する消費者のうち「知人による直接の推奨」を信頼する人は10 人中9 人(90%)、また「インターネット上の消費者の意見」を信頼する人は10 人中7 人(70%)であることがわかりました。一方、消費者が主導する新しい時代の中でも「企業(ブランド)ウェブサイト」が「インターネット上の消費者の意見」と同等の信頼度(70%)を獲得し、広告主発信型メディアの中では最も信頼度が高くなっていることがわかりました。(図表1)

図表1:宣伝媒体/情報ソース別の信頼度 (2009 年4 月)

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出典: Nielsen Global Online Consumer Survey、2009 年4 月

信頼度=例えば「知人からの推奨」の場合、「完全に信頼する」「ある程度信頼する」と答えた回答者が全体の90%を意味します.

The Nielsen Company のニールセン・オンライン国際担当プレジデントのジョナサン・カーソンは「この2、3 年で消費者発信型メディア(CGM:Consumer Generated Media)が爆発的に増え、当社でも1 億ものCGM 情報源を常に追跡していますが、これは消費者が、直接の知人やインターネット上の他人からの口コミに頼る度合いが非常に強まったことを意味しています。しかし、広告主発信型広告/メディアの信頼度も、新聞広告以外は全て上昇しています。CGM 革命によって広告主の側も、自らの高尚な理想よりも、消費者の体験に基づいたより現実的なメッセージの発信をするようになってきたのかもしれません」と述べています。

ニールセンのアンケート調査では、広告/情報源に対する信頼度に関する質問を2007 年4 月から開始していますが、この2 年間で信頼度がもっとも上昇したのは、テレビ番組の提供やイベントの後援などの「ブランド・スポンサーシップ」で、2007 年には「信頼する」と答えるインターネット利用者が49%であったのに対し、2009 年4 月には64%となり、15%上昇しました。 「ブランド・スポンサーシップ」に続くのは「映画上映前の広告」で、38%から52%へ、14%の上昇でした。続いては「知人による推奨」で同じ期間に78%から90%へと12%ポイントの上昇となっています。(図表2)

図表2:宣伝媒体/情報ソース別の信頼度に見た信頼度の増減(2007 年4 月対2009 年4 月)

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出典: Nielsen Global Online Consumer Survey、2009 年4 月

図の見方:例えば「ブランド・スポンサーシップ」の場合、2007 年4 月の信頼度は回答者の49%だったが、2009 年4 月にはそこから15%ポイント上昇している。

注意: 「ニュース(新聞記事など)」「屋外広告」「インターネット動画広告」は2007 年4 月の調査には含まれていなかった。

「インターネット上に発表された消費者の意見」に対する信頼度がもっとも高い国は、ベトナム(81%)、イタリア(80%)、中国、フランス(ともに77%)の順でした。逆に低い国はアルゼンチン(46%)、フィンランド(50%)となっています。これに対して、日本のインターネット利用者においては、この種の情報源を信頼すると答えた割合は59%で、調査対象の50 カ国中第41 位となっています。

「ブランド・スポンサーシップ」に対する信頼度では、ラテンアメリカの国々が上位を占め、コロンビアとベネズエラではインターネット利用者の81%が、ブラジルでは79%がこの種の広告/情報源を信頼すると答えています。逆にスポンサーシップに対する信頼度が低いのはスウェーデン(33%)、ラトビア(36%)、フィンランド(38%)でした。また日本では、ブランド・スポンサーシップを信頼すると答えたインターネット利用者の割合は57%で、50 カ国中第28 位となっています。

「企業(ブランド)ウェブサイト」は広告主発信型の宣伝媒体の中では世界的にもっとも信頼度が高く、国別では中国(82%)をトップにパキスタン(81%)、ベトナム(80%)と続いています。一方、企業(ブランド)ウェブサイトに対する信頼度が低い国はスウェーデン(40%)、イスラエル(45%)などとなっています。日本では、企業(ブランド)ウェブサイトを信頼すると答えた割合は61%で、50 カ国中第33 位でした。

ジョナサン・カーソンは「こういった地域による違いは、広告主が各国における広告戦略をどう決めていくかにおいて明快な指針となります。もうひとつわかることは、消費者の意志決定においては口コミの力が大きいとはいうものの、広告主側から大きな影響を及ぼす可能性もまだ残っていることです。その裏づけとしてこれまでのニールセンの調査でも、インターネットで意見を発表する人の過半数は、その前に広告主のウェブサイトを見たり電子メールで企業に意見を送ったりしていることがわかっています。つまり広告主にとってウェブサイトでの情報発信と、サイトを通じたフィードバックの収集は、消費者の意見の方向性や内容を、それが世間に広まる前にまとめることのできる絶好の機会なのです」と述べています。

企業(ブランド)ウェブサイトはインターネット消費者の間で非常に信頼されていますが、今回の調査では他の種類のデジタル広告は従来型メディアの広告(新聞、雑誌、ラジオ、TV、屋外看板など)よりも信頼度が低いことが判明しました。携帯電話でのテキスト広告(24%)、インターネットのバナー広告(33%)、インターネットの動画広告(37%)、検索エンジンの検索結果の広告 (41%)などは従来型メディアよりも信頼度の低い広告媒体であるという調査結果が出ました。

ジョナサン・カーソンは「世界のインターネット人口も、インターネット利用時間も膨大に増えていますが、業界としてはまだインターネットでのメディア利用に見合った広告収入を集めることができていません。今回の調査でわかったことは、従来型のメディアからインターネットへと広告収入をシフトさせるために、もっと努力が必要だということです。その成否は、インターネット上での広告表示の方法を改革できるかどうかにかかっています。ネット広告をブランド広告主にとってより効果的で、消費者にとってはより信頼できる広告媒体にしていかねばなりません」と結論付けています。

Nielsen Online のCGM 分析に関して

ネットレイティングス株式会社は、今回の調査で消費者の信頼度が高かった「インターネット上の消費者の意見」に関するCGM 分析サービスBuzzMetrics(バズメトリクス)を7 月30 日から日本での提供を開始します。Nielsen Online はインターネットエリアの消費者の声を分析するという手法を1999 年から開始し、10 年に及ぶ経験を通してより良い分析をお客様に提供しています。この度、この分析サービスを日本においても開始することになりました。本サービスに関するお問い合わせは弊社営業部までお願いいたします。

お問合せ先

ネットレイティングス株式会社 営業部 電話03-4363-4201 / E-mail sales@netratings.co.jp

Nielsen Global Online Consumer Survey について

Nielsen Consumer Research による今回のNielsen Global Online Consumer Survey は、ヨーロッパ、アジア太平洋、南北アメリカ、中東の50 カ国、25,420 人のインターネット利用消費者を対象に2009 年3月19 日から4 月2 日まで行なわれました。半年に一度行なわれるNielsen Global Online ConsumerSurvey は同種のものの中で最大のアンケート調査で、世界全体のインターネット消費者の意見や選好を判断する材料となっています。

 

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本件に関するお問い合わせ先:

ネットレイティングス株式会社 広報担当 西村 総一郎

電話:(03)4363-4200

e-mail: press@netratings.co.jp

 

 

 

 

 

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