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2001/05/15 [データ]
GW期間中の職場のウェブ利用者は150万人減、逆に自宅は100万人増
ネットレイティングス株式会社(本社:東京都港区赤坂7-10-17、代表取締役社長:萩原 雅之)が展開するインターネット利用動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」は、今年4月よりワーク・パネル(職場のインターネット利用動向調査)を開始し、これによると、ゴールデン・ウィーク中の週(4/30~5/6、以下GW週)のインターネット利用者数は、その前週(4/23~4/29、以下GW前週)と比較して大幅に減少していたことがわかりました。「以前はワーカホリックと揶揄されたジャパニーズ・ビジネスマンも、この景気低迷の中で大型連休は休みをとる人が多かったようです」と同社 シニア・アナリストの須藤修司はコメントしています。 GW週とGW前週の職場でのインターネット利用状況を比較すると(表1参照)インターネット利用者数は、570万人から26.6%減少して420万人に、また自宅のインターネット利用者数は、8.5%増加し、1,300万人を集めました。インターネット利用者一人あたりの平均利用時間をみると、職場ではGW前週の5時間42分から100分強も短くなって、GW週の利用時間は3時間59分にとどまりました。自宅では、一人あたりの平均利用時間も前週から14分増加して3時間12分になりました。 シニア・アナリストの須藤は、「職場のインターネット利用者が26%の減少にとどまったのは、5月1日、2日の平日に勤務した人によるインターネットアクセス量が通常並にあり、もし、この両日が休日であれば、減少率はさらに拡大したはずです。」と分析しています。 また、ネットレイティングス株式会社 代表取締役社長の萩原 雅之は、「ゴールデン・ウィーク中は、毎年インターネット全体のトラフィックが少なくなるのが一般的でしたが、家庭のインターネットの浸透が進んだことにより、職場からのアクセスを家庭からのアクセスが吸収したようです。ネットレイティングスでは顧客から要望の多かった職場の利用行動データを月次データは3月分から、週次データは4月第1週分から提供しています。今回のように、家庭と職場でのネット利用行動の違いが分析できるようになった意義は大きいと考えています」とコメントをしています。 ゴールデン・ウィーク中の週と前週のインターネット行動の比較(表1)、ならびに職場からのインターネット利用者による2001年4月30日~5月6日のドメイン別ウェブ利用者動向トップ5(表2)は、次頁の通りです。 週間インターネット利用者数
週間平均利用時間
表2 Nielsen//NetRatings: 2001年4月30日~5月6日ドメイン別ウェブ利用者動向トップ5(職場からのアクセス)
今回の調査は、Nielsen//NetRatingsが契約顧客に対して提供しているインターネット利用動向情報サービス(AMS)のデータを基にしており、2001年4月23日~5月6日の2週間対象に、ウェブサイト/バナー広告のユニーク・オーディエンス(PCによる家庭および職場からのアクセスで、当該週に1回以上、そのプロパティやドメインのサイトやバナー広告を訪問/視聴したとされる、人の重複を除いた推計利用個人数)のランキングを示したものです。AMSでは、日本全国の一般家庭を対象にRDD方式(電話による無作為抽出方式)で選出した統計的代表性のある30,000名以上の調査パネルと約500名の職場での調査パネルからリアルタイムで収集したインターネットの利用データと利用者の属性データを集計しています。職場での調査パネル規模は今後順次拡大する予定です。 # # # |