インターネット利用者動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」
2000年9月のインターネット人口調査結果などを発表

エーシーニールセン・コーポレーション株式会社（本社：東京都港区六本木4-1-4、最高経営責任者：デビッド・マッカラム）とネットレイティングス株式会社（本社：東京都港区赤坂7-10-17、代表取締役 社長：萩原 雅之）の共同事業であるインターネット利用者動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」は、2000年9月に「インターネット基礎調査」を実施し、最新のインターネット人口などをまとめました。

この調査は、Nielsen//NetRatingsのパネル・リクルートを行う過程で並行して実施されたものです。現在もリクルートは継続して毎月実施しており、Nielsen//NetRatingsでは、インターネット人口推定調査結果などを毎月発表しています。今回の調査は、日本全国の世帯を対象にRDD方式（電話による無作為抽出方式）に基づき電話調査を実施し、調査を完了した8,000世帯、24,650人が集計対象となっています。

調査結果＊１によると、９月のPC接続によるインターネット人口は、2,234万人、人口に占める利用率は18.0％となりました。（男女の内訳：男性1,355万人、女性879万人、男女比：61対39）。また、ｉモードなどウェブ接続できる携帯電話によるインターネット利用者は603万人、人口に占める利用率は4.9%でした。携帯電話からウェブを利用している人も含めたインターネット人口は2,563万人となりました。（人口に占める利用率は20.6％）

調査結果*1によると、８月のインターネット人口は、前月より8.2％伸びて2,369万人、人口に占める利用率は19.8％となりました。男女の内訳は、男性1,429万人、女性940万人で男女比は60対40となり、前月から比べて女性の伸びが目立っています。自宅と自宅以外の伸び率では、自宅は11.５％、自宅以外は７.１％と自宅の伸び率が目立つ結果となりました。

パソコンの世帯所有率は37.6％、インターネット接続ができるパソコンの世帯所有率は21.7％となり、パソコン所有者の57.6％がインターネットに接続できるパソコンを所有していることになります。

自宅PCでインターネットを利用している人のオンラインショッピングの個人利用経験率は16.6％となり、前月比3.1％増と微増でした。

県別（7－9月の累積）の自宅での個人インターネット利用率のトップは神奈川県（23.0％）、次いで東京（20.4％）でした。（全国平均利用率は11.5％）

Nielsen//NetRatingsは、エーシーニールセンの世界規模の市場調査サービス網、統計的に代表性の高い調査パネル（調査対象者）の開発・管理における実績と、ネットレイティングスが開発した最新のインターネット利用者動向測定技術・分析技術が融合されたもので、日本では昨年末より調査活動を開始しています。Nielsen//NetRatingsでは、3月から提供開始しているインターネット利用者動向情報と並行して、月次で日本のインターネット人口調査結果を発表し、日本のインターネットの利用実態を積極的に公表していきます。