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2014/11/14

Nielsen Watch Weekly 2014年 11月3日~11月7日号

WATCH WEEKLY

2014年11月3日~11月7日号


注目ニュース

米で高まるラジオ需要
大方のアメリカ人にとって、ラジオは日常生活に不可欠なもの。ニールセンの Audio Today レポートによると、12歳以上のアメリカ人2億4400万人が毎週ラジオを聴取しているが、これはアメリカの人口のほぼ 92% に相当する。デジタル化の普及により、今日のラジオ聴取者は様々な方法でラジオを楽しめるようになったが、コンテンツクリエイターや広告主にとっても数年前には存在しなかった方法でラジオ聴取者とのエンゲージメントを獲得できるようになった。6月24日に開催されたニールセン主催「Nielsen’s Consumer 360」カンファレンスにて発表された Audio Demand Landscape 調査の報告では、アメリカにおけるラジオ聴取者を6つのセグメントに分類、各セグメントの特徴を踏まえた新たなインサイトを提示している。 
http://bit.ly/1q9Rqfi
米におけるウェアラブルデバイスの利用実態
アメリカの一般世帯における「ウェアラブル」の普及拡大により、ウェアラブルデバイスは進化を続けている。これに伴い、ウェアラブルデバイス利用者によるデータプランの利用も拡大傾向にある。ニールセンが新たに実施した分析によると、アンドロイド対応ウェアラブルデバイス所有者はスマートフォンに対するエンゲージメントが強く、平均的なアンドロイド利用者に比べてアクセスするアプリケーションの種類やデータ利用量が多い。当分析には2013年9月から2014年2月まで、Electronic Mobile Measurement (EMM)を用いて測定されたBluetooth を利用したアンドロイド対応ウェアラブルデバイスの利用実態データが用いられた。
http://bit.ly/1pEnLxk
米におけるヒスパニック系ミレニアル世代の攻略
アメリカにおける18歳から29歳のヒスパニック系人口の 38% は英語とスペイン語を母国語とするバイリンガルで、その人口は過去10年間で 73% 増加している。10代後半から20代のヒスパニック系バイリンガルの人口や消費力、影響力が強くなる中、多くの企業はこのグループの攻略を優先事項として掲げている。ニールセン、Univision Communications と Starcom MediaVest Group の多文化部門が共同で実施した最新の脳科学調査では、バイリンガルのヒスパニック系ミレニアル世代に対して同じ広告を英語とスペイン語で提示し、広告における言語の影響を測定した。調査結果によると、概ね結果が優れていたのはスペイン語の広告だった。
http://bit.ly/1qr4w9Q

米のホリデーシーズン、消費意欲の高まりを受け広告費が増加

12月に向けて、アメリカでは既にクリスマス用の買い物気運が高まっている。ホリデーシーズンは 1年で最も消費意欲が高まることから、アメリカの広告主は第4四半期(10-12月期)に広告費を増加する傾向にある。ソフトドリンクを飲む可愛いシロクマやシズル感溢れるチョコレートキャンディー等、様々なビジュアルイメージで購買意欲の向上を狙うテクノロジー製品、アパレル、ゲーム、書籍、キッチン用品、スポーツ用品やジュエリーセグメントの昨年(2013年)第4四半期の広告費は25億ドルとなり、5年前の同時期との比較では 20億ドル上昇している。

 http://bit.ly/1wbjFtQ

「ソーシャルテレビ」のタイムシフト視聴への貢献度

ソーシャルメディアが存在しなかった時代、高視聴率番組をリアルタイムで視聴できないと職場での会話についていけなかった、という記憶をお持ちではないだろうか。ソーシャルメディアが当たり前となった今日では同じ現象が Twitter に関して発生しており、周囲の会話についていけない、という恐怖心が人々を煽っているとも言える。ニールセンの最新調査によると、アーンド(earned)ソーシャルメディアは話題のテレビ番組について、放送後に同番組の視聴を思い出させ、催促する役割を果たしている。

http://bit.ly/1ufRWuZ

 


 

業界ニュース

FOX Business (ケーブルテレビニュースチャンネル)
ニールセン調査 – 家庭外での視聴、テレビ視聴率上昇に貢献
ニールセンのローカルメディア担当 EVP 兼マネージングディレクター、Matt O’Grady (マット・オグレイディ)が FOX Business の番組「Risk & Reward」に出演。家庭外での視聴がテレビ視聴率上昇につながることを明らかにした同社の最新調査について語る(動画)。

Broadcasting & Cable (テレビ業界誌)  
ニールセン発表 – 家庭外視聴によりテレビ視聴率は 7-9% 上昇
ニールセンによると、同社が実施した PPM (ポータブル・ピープルメーター)調査から家庭外視聴がテレビ視聴率の 7~ 9%上昇に貢献することが明らかになった。同データはアメリカの大手テレビネットワークが低視聴率の理由として、ニールセンが現在測定対象としていないデバイスでの番組視聴を挙げているタイミングで発表された。同社は PPM 調査を 2014年4月から 3か月間、シカゴ市場で実施。調査は英語とスペイン語を話す 25歳から 54歳までの大人を対象とし、Nielsen Local People Meter パネルデータと PPM パネルで測定された視聴データが組み合わされた。

The Wall Street Journal (ウォールストリート・ジャーナル紙) 
米で不調なテレビ広告
アメリカの大手媒体社の2014年第3四半期(7-9月期)の決算発表は、不吉な兆候を示している。経済の先行き不安やデジタル広告へのシフトにより、アメリカでのテレビ広告は不調に陥っている。

Ad Exchanger (デジタル広告ニュース・情報サイト) 
ニールセン、家庭外視聴のテレビ視聴率上昇への貢献を発表
2013年9月にラジオ視聴率測定企業 Arbitron (現 Nielsen Audio)を13億ドルで買収したニールセン。同社は元 Arbitron 社の強みを活かし、家庭外での視聴がテレビ視聴率上昇に影響を与えることを解明した。

The Wall Street Journal (ウォールストリート・ジャーナル紙)
米での 2014年ホリデーシーズン、広告費を牽引する製品カテゴリーは?
アメリカではテレビ広告市場が苦戦を強いられており、大手テレビネットワークはジュエリー、テレビゲームや玩具に代表される主要ギフトカテゴリーにおける第4四半期(10-12月期)の広告費増に望みをかけている。ニールセンが最近実施した調査によると、昨年の第4四半期の広告費は上記カテゴリーの 2013年総広告費の 50% 以上に相当、ホリデー前の広告費はアパレル、調理用品やテクノロジー製品カテゴリーの年間広告費の約 3分の 1に相当する。

Latin Times (ラテン系向けデジタル総合ニュースサイト)
米におけるヒスパニック系消費者、実店舗よりもオンラインでの買い物を好む傾向に
ニールセンが毎年発行する Holiday Sales Forecast (クリスマス商戦販売予測) 2014年版を見ると、アメリカにおける今年のホリデーシーズンの消費を牽引するのは多文化な消費者。中でもヒスパニック系消費者についてはオンライン、小売チェーン店や玩具店での買い物よりもオンラインストアでの買い物を好む傾向にある。

Bloomberg Businessweek (ブルームバーグビジネスウィーク誌)
米のケーブル事業者に恩恵をもたらすHBO の単独ストリーミング
アメリカの Time Warner 傘下のケーブル放送局、HBO の単独ストリーミング動画配信サービスを発表して以来、同社は巨大なビジネスポテンシャルが存在することを強調している。同社は従来のケーブルテレビのバンドル販売から HBO 切り離すことは、ケーブル事業者に恩恵をもたらすという見解を示している。


今週のデジタル用語

ディスプレイ広告(DISPLAY)

ディスプレイ広告はオンライン広告の形式の一種で、広告主が発信するメッセージがウェブページの一部として表示される。広告は通常、ページコンテンツの上下または片側に配置されるボックススペースに表示される。



業界インサイト

広告インサイト

ニールセンが主要ギフトカテゴリーを対象に 2014年9月に実施した最新調査によると、広告費はクリスマス用の買い物が始まる第4四半期(10-12月期)に増加する傾向にある。調査対象となった全カテゴリーの 2013年度第4四半期の広告費は 5年前の同時期より増加しており、カテゴリー別増加率はテクノロジー製品 26%、テレビゲーム 23%、書籍 21%、キッチン・調理用品 46%、ジュエリー 42%。

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