HIGHLIGHT
ニールセン、テレビCMとデジタル広告を横断するクロスプラットフォームキャンペーン測定を強化
Total Ad RatingsはYouTubeおよびOTTの視聴を含むモバイル視聴者を組み込み、測定範囲を拡大
ニールセンは 2019年1月7日、計測対象オーディエンスを拡大した広告インベントリーのクロスプラットフォームキャンペーン計測ソリューション、Total Ad Ratings の導入を発表しました。同ソリューションを通じて、顧客に対してスマートフォン、タブレット、パソコンやテレビで広告を視聴する非重複オーディエンスに関するより深いインサイトを提供します。計測対象をモバイルや OTT オーディエンスにまで拡大することにより、ニールセンはすべてのプラットフォームにわたる包括的で独立した測定をメディアの売り手と買い手の双方に提供し、テレビとデジタルを活用した広告キャンペーンの収益化を支援します。 今回のリリースで、ニールセンはYouTubeの広告を含むモバイルオーディエンスをTotal Ad Ratingレポートに含めるようになります。さらに、デジタル広告視聴率に含まれるOTTオーディエンスをレポート対象に拡大します。Total Ad Ratingsはキャンペーンの視聴者をより深く理解するだけでなく、実際の「人」と実際の「データ」に基づくテレビとデジタルを同等の指標を使用して、テレビとデジタルの双方で配信される広告の掲載結果を比較する機能を提供します。
ニールセンはTotal Ad Ratingsを通じて、テレビ、スマートフォン、タブレット、またはPCで広告を見ている視聴者の測定だけでなく、それらのプラットフォームの任意の組み合わせでの視聴状況のレポートも可能にします。ニールセンの全国TVパネルとDigital Ad Ratingsを用いたTotal Ad Ratingsの強化されたレポートは、マーケティング担当者が広告キャンペーンの真の「リーチ」を理解するのに役立つ、市場で唯一の個人レベルの重複排除オーディエンス測定を提供します。現代のメディア消費に関するこの包括的なレポートは、マーケターがプラットフォームとフォーマットを越えて視聴者をブランドに結び付ける試みをサポートします。
ニールセンのデジタル部門のプロダクトリーダーシップ担当バイスプレジデントを務めるAmanda Tarpeyは、次のように述べています。 「通貨価値のあるクロスプラットフォームオーディエンス計測ソリューションを提供することは、ニールセンにとって重要なミッションであり、今回発表した Total Ad Ratings を通じてミッションを果たせることを非常に嬉しく思っています。消費者がテレビで視聴している、あるいはスマートフォンからストリーミングしているかどうかにかかわらず、ニールセンは視聴者レポートに一環とした広告視聴数と増分リーチを反映することができます。これは、媒体社やプラットフォームから広告主や代理店までの業界の全てに利益をもたらす大きな一歩だと確信しています。」
INDUSTRY NEWS
Broadcasting & Cable (地上波・ケーブルテレビ業界誌) 米Google、ニールセンのクロスプラットフォーム視聴計測を後押し。YouTube のモバイル視聴をTotal Ad Ratings に反映 ニールセンは Google との合意により、同社のクロスプラットフォーム広告キャンペーン計測サービスをアップグレードする。同社の製品、Total Ad Ratings は急速に拡大する OTT オーディエンスをレポーティングに反映、さらには同社初の試みとして計測対象を YouTube の膨大なモバイルオーディエンスに拡大する。 デジタルデバイスでコンテンツに接触する生活者の増加を受け、番組編成や広告主、メディアバイヤーからはプラットフォームをまたいだ全視聴者数の計測に加え、テレビやデジタル広告キャンペーンの規模や効果を比較する手法を求める声が出ていた。 もっと見る
アメリカの大手テレビネットワークCBSの最高経営責任者(CEO)、Les Moonves (レス・ムーンヴェス)は11月3日午後(現地時間)に行われた同社の投資家向け収支報告の際に、2017年のアップフロント交渉でニールセンのTotal Audience Measurementが重要な役割を果たすことを期待するコメントを出した。「トータルオーディエンス視聴率は、CBS が放送する番組がリーチする視聴者数に対する正当な対価を得るための重要なステップとなる。視聴習慣の変化を踏まえ、今後は大きな対価が期待できるだろう。」 もっと見る
MediaVillage (メディア・マーケター向け B2B 情報ネットワーク)) ニールセン、MBUY へのデータ提供を通じてマルチプラットフォーム広告視聴計測の高度化に貢献 ニールセンのエージェンシービジネス担当グローバルマネジングディレクター、David Hohman (デイビッド・ホーマン)へのインタビュー記事。主な内容は Mbuy に提供するニールセンの Ad Intel 広告統計データの独自性や強み、ローカルテレビ広告の視聴トラッキングにおける課題、そして同社が推進する主要イノベーション。 インタビューを見る
Bloomberg (ブルームバーグ) 反トラスト法適用審査が行われてもおかしくない米のデジタル広告市場 欧州委員会の競争政策担当委員は、米国のデジタル広告市場を席捲する Google、Amazon および Facebook の調査をいつ開始してもおかしくない。 世間の注目を集めた米国を拠点とする複数のテクノロジー企業に対する調査の結果、これらの企業に対して莫大な罰金が科されたものの、大幅な業務改善には至らなかった。これを受け、デジタル広告市場に対する大規模調査が欧州連合の当局に依頼された。 もっと見る
Cincinnati Business Courier (ローカル経済紙) ニールセン、100万ドルを投資した研究所をダウンタウンに開設、今後ニューロサイエンスをマーケットリサーチに反映 米国で最大規模を誇るマーケットリサーチ企業のニールセンは、シンシナティのダウンタウン中心部に100万ドルを投じた研究所を開設した。研究所では、ニューロサイエンスを用いた広告の効果計測および評価が行われる。 もっと見る
The Wall Street Journal (ウォール・ストリート・ジャーナル紙) 米Amazon、Microsoft を意識したクラウドサービスを発表 米Amazon.com Inc. はクラウド領域では頭一つ抜けた存在と見なされているが、決してその攻勢を緩めてはいない。アナリストによると、2018年11月26日週に行われた同社の年次カンファレンス、re:Invent で発表された AWS ビジネスの新サービスの一部は、明らかに競合の Microsoft Corp. を意識した内容だった。その傾向が特に顕著だったのは AWS Outposts と呼ばれるサービスで、利用企業に対して Amazon のサービスをプライベートネットワークや同社のパブリッククラウドネットワークで利用可能にするもの。 もっと見る
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