HIGHLIGHT
SPOTIFYがニールセンとの提携を拡大、ニールセンのブランド効果計測ソリューションの導入によりSPOTIFY掲載広告の効果とリーチ計測が可能に
音楽のストリーミング配信サービスを提供するSpotifyとニールセンは2018年9月11日、提携の拡大を発表しました。Spotifyは米国、ドイツ、カナダ、メキシコ、英国、スペイン、フランス、オランダ、オーストラリアおよび日本を対象としてニールセンの Nielsen Brand Effect を同社の音楽配信プラットフォームに導入、マーケティングを実践する企業のSpotify掲載広告の効果の計測や最適化、ターゲットとオーディエンスの広告に対する共感、広告のブランドリフト(ブランド指標の向上)への貢献度など、より深いレベルでの広告効果の把握を支援します。
Nielsen Brand Effectの導入により、Spotifyに広告を掲載する広告主企業は広告メッセージに対するオーディエンスのエンゲージメントをより具体的に把握できる他、ブランド認知やイメージ、購入意向に対する広告キャンペーンの効果や貢献度を精査することが可能になります。対象となる広告はデスクトップPC、モバイル、インターネット接続デバイスで見聞きされたオーディオ、動画、ディスプレイ広告です。Nielsen Brand Effectの計測を通じて得られるインサイトにより、広告主企業はより詳細な情報をもとにメディア投資を行うことができるようになり、Spotifyに掲載される広告キャンペーンの効果向上が期待されます。
Spotifyは現在、Nielsen Digital Ad Ratingsを使用してSpotifyでキャンペーン全体の視聴者数やリーチを測定する機能をクライアントに提供しています。さらに、Spotifyは、Nielsen Catalina Solutionsを使用して、オフラインの売上高を実証し、Nielsen Media LabおよびNielsen Consumer Neuroscienceと協力して、視聴者の関与を把握します。もっと見る
INDUSTRY NEWS
MediaVillage (経営者向けマーケティングインテリジェンス、トレンド調査情報) ニールセンのPeter Katsingris、今日の動的なメディア環境について語る 「消費者はかつてないほど、様々なメディアとつながっている」と語るのは、ニールセンのオーディエンスインサイト担当SVP、Peter Katsingris(ピーター・キャシングリス)。同社のTotal Audience Report を見ると、アメリカ人の1日当たりのメディア接触時間は11時間にまで上昇、媒体社や広告主企業にとっては意図するオーディエンスに適切なプラットフォームを通じ、最も効果的なタイミングで広告メッセージを適切なデバイスで視聴させるには大きなハードルが存在する。 もっと見る
アメリカの大手テレビネットワークCBSの最高経営責任者(CEO)、Les Moonves (レス・ムーンヴェス)は11月3日午後(現地時間)に行われた同社の投資家向け収支報告の際に、2017年のアップフロント交渉でニールセンのTotal Audience Measurementが重要な役割を果たすことを期待するコメントを出した。「トータルオーディエンス視聴率は、CBS が放送する番組がリーチする視聴者数に対する正当な対価を得るための重要なステップとなる。視聴習慣の変化を踏まえ、今後は大きな対価が期待できるだろう。」 もっと見る
Automotive News (自動車業界専門ニュース) 米J.D. Powerとニールセン、共同で Nielsen Auto Cloudを提供 ニールセンとアメリカの市場調査・コンサルティング企業、J.D. Powerは共同で、自動車メーカーがターゲットとする自動車購入者の計測を通じてROI (投資対効果)の最大化を支援する新プラットフォームを提供する。同プラットフォームはニールセンが保有する消費者の買い物や行動データと共にJ.D. Powerの自動車販売データを提供、自動車メーカーのマーケティング効果向上に貢献する。 もっと見る
Bloomberg (ブルームバーグ) 米Amazon、音楽ストリーミング配信でApple、Spotify に対抗 アメリカのAmazonは、音楽ビジネスに力を注いでいる。世界最大のオンライン小売企業は、同社の音楽ストリーミング配信サービスのプロモーションとして初の全国テレビ広告キャンペーンを実施、コマーシャルにはAriana Grande、Kendrick LamarやQueenの楽曲が登場する。同プロモーションにはビルボードやデジタル動画、ラジオ広告も含まれ、米国、英国およびドイツで展開される。
Amazon.com Inc.が販売するスマートスピーカー、Echoや同社が開発したAIアシスタント、Alexaの人気の高まりを受け、同社では音楽ビジネスに対する優先度合が高まっている。同社によるとAlexa に対するリクエストで最も多いのが音楽に関するもので、聴取時間も過去1年で倍増している。 もっと見る
AdAge (アドエイジ誌) 初となる実店舗計画を着実に進める米Google アメリカのGoogleは、同社初となる実店舗のオープン計画を着実に進めている。シカゴを拠点とするメディア、Crain’s Chicago BusinessとChicago Tribuneのレポートによると、同社はシカゴのお洒落なFulton Market地区にある1万4000平方フィート(約1,300平方メートル)の土地のリース契約締結に向け、最終段階に入っている。
Google は過去にポップアップ店舗(期間限定店舗)をオープンしているが、両方のメディアは今回の計画は同社初となる長期的な実店舗になると指摘。実店舗に関する本誌の問い合わせに対し、Googleの広報担当者は「噂や憶測に対するコメントは行っておりません」と回答した。 もっと見る
Digit (インドのテクノロジー専門ポータル) Gracenoteのメタデータ、インドにおける音楽ストリーミング配信サービスの向上に貢献 インドでは現在、ストリーミング配信サービスが急成長を遂げている。モバイルデータ利用の増加に伴いケーブルなどの有料放送の解約が進み、代わりとしてストリーミング配信サービスが浸透している。現在、インドで利用可能なストリーミング配信サービスはアメリカの企業によって運営されているため、サービスのアルゴリズムやリコメンデーションはアメリカやヨーロッパのオーディエンスを前提としている。ライセンス契約によってSpotify、Prime MusicやApple Musicなどに最大級のメタデータ・データベースを提供しているニールセン傘下の音楽・映像メタデータ企業、Gracenoteは 8月20日週、インドのリスナー向けにローカライズされたディスクリプティブ音楽情報を発表した。 もっと見る
The New York Times (ニューヨーク・タイムズ紙) 中国から撤退した米Google、中国への再参入を計画 アメリカのGoogleは、中国市場へのアプローチに再び意欲を示している。同社はDragonflyと呼ばれる計画にもとづき、中国市場向けに検閲機能付き検索エンジンのテストを行っている。8月20日週、同社のCEO、Sundar Pichai(サンダー・ピチャイ)は社内会議にて「中国に検索エンジンを導入する段階には至っていない」とコメントしたが、その後中国市場への再参入検討を庇護する説明を行った。
再参入の検討は、決して間違った判断とは言えないだろう。まっとうなビジネス感覚の持ち主であれば、世界最大のインターネット企業が世界最大のインターネット市場でビジネスを展開していないことは不自然だと感じるはずだ。事実、Googleのライバルであるアメリカ企業は、中国政府の一方的なルールに従って中国でビジネスを展開している。中国はAppleにとって世界第3位の市場、Microsoft とAmazonも共に様々なサービスを中国で展開している。 もっと見る
Quartz (グローバルニュース、動画、トレンド情報サイト) 米のミレニアル世代もテレビにくぎ付けにする「ニュース速報」 アメリカ在住のミレニアル世代は、主にインターネットでニュースを閲覧する。しかし一度ニュース速報が流れると、若年成人もスマートフォンからテレビへと視線を移すようだ。ニールセンのデータによると、アメリカ在住の21歳から37歳の成人が全国テレビニュースを視聴する最大のきっかけはニュース速報。同社はニュースに関する直近のデータを分析、2016年の米大統領選挙や2017年のトランプ大統領就任などの大ニュース報道時においては、インターネットや全国テレビニュースのミレニアル世代を含むオーディエンスへの月間リーチが最大化することを確認した。 もっと見る
Ventura Beat (テクノロジーニュース) ニールセン、SuperData Research を買収、デジタルゲームやeスポーツのトラッキングを強化 テレビゲームのトラッキングを強化したいニールセンはマーケットインテリジェンス企業、SuperData Researchを買収した。ニューヨークを拠点とするSuperData Researchは1億6000万人の行動を追跡、デジタルゲームのデータ推定を行う企業。買収により、ニールセンはエンゲージメントなどの指標を重視するゲーム業界に足場を確保した。もっと見る
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