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2017年12月4日、11日合併号

INDUSTRY NEWS

Marketing Dive (マーケティング業界ニュース・分析サイト)
未来予測: 2019年、ディスプレイ広告の67%がプログラマティック広告として運用
Publicis Groupe Zenithの予測によると、2019年には全ディスプレイ広告のほぼ3分の2がプログラマティック広告となり、プログラマティック広告費は 849億ドルに達する見込み。

今年の全世界でのプログラマティック広告販売金額は 575億ドルとなり、年間成長率は21%。同社のレポートによると、成長を牽引しているのはアメリカ市場で、同市場におけるプログラマティックディスプレイ広告比率は2017年グローバル平均値78%を上回る83.6%。

また同レポートはプログラマティック広告の適用範囲がアメリカ市場を中心にデジタルからテレビ、ラジオ、OOH (屋外広告)に拡大していると指摘。テレビやラジオなどの「従来メディア」を対象としたプログラマティック広告費はまだ全体の6%にしか過ぎないが、2019年には13%(130億ドル)にまで上昇することが見込まれる。 もっと見る

アメリカの大手テレビネットワークCBSの最高経営責任者(CEO)、Les Moonves (レス・ムーンヴェス)は11月3日午後(現地時間)に行われた同社の投資家向け収支報告の際に、2017年のアップフロント交渉でニールセンのTotal Audience Measurementが重要な役割を果たすことを期待するコメントを出した。「トータルオーディエンス視聴率は、CBS が放送する番組がリーチする視聴者数に対する正当な対価を得るための重要なステップとなる。視聴習慣の変化を踏まえ、今後は大きな対価が期待できるだろう。」  もっと見る

AdAge (アドバタイジング・エイジ誌)
米MeredithとKoch Brothersが、Time Inc を28億ドルで買収

アメリカのメディア企業Meredith Corp.は、経済誌「フォーチュン」や「スポーツイラストレイテッド」などの出版社Time Inc.を28億ドル(債務込)で買収することで合意した。一流出版社のTime Inc. でさえも、インターネットの普及によるデジタル化の波に飲み込まれることとなった。Meredithが11月26日に発表した声明によると、同社の提示額は一株当たり18.50 ドル、支払は現金で行われる。出版社が広告収入でFacebookやGoogleに対抗するには規模の拡大が必要となる。買収により実用誌「Better Homes and Gardens」で知られる同社は、より多様なオーディエンスを獲得する。また買収額の内、6億5000万ドルを出資するアメリカの大富豪、Charles & David Koch (チャールズ&デイビッド・コーク)にとっては、斜陽化している雑誌業界への足掛かりを得ることとなる。 もっと見る

Reuters (ロイター通信)
米New York Times、ニュース以外の有料コンテンツ商品開発を計画
アメリカの日刊新聞紙を発行するThe New York Times Coの役員によると、同社はニュース以外のコンテンツに対する定期購読を促進するために、ライフスタイル分野に特化した複数の新デジタル商品開発を来年計画している。166年の歴史を持つ同紙の収益は、広告主による印刷媒体広告からデジタル広告へのシフトにより、過去 10年間で半分にまで落ち込んでいる。新商品を通じてデジタル購読者を増やし、収益減の回復を狙う。ロイター通信とのインタビューにて、同社の新商品・ベンチャー部門のトップに最近着任した Alex MacCallum (アレックス・マッカラム)は戦略の一環として同紙が子育て、健康、美容、ファッションなどを含む10から15の新分野を新たな商品として検討していると語った。 もっと見る

Venture Beat (最新テクノロジーニュースサイト)
米Amazon、ブラウザーベースの AR・VR開発向けツールSumerianを発表
Amazon は幅広いプラットフォームで3D体験の開発を支援する新アプリケーション、Sumerianを発表、ARやVRアプリケーション構築に本格的に参入する。ブラウザーベースとなる新ツールは 11月27日、限定プレビューで発表された。SumerianはVRやARアプリケーションへの3D モデルの組み込みを支援するデベロッパー向けツール。様々なモデルを含むオブジェクトライブラリーを提供する他、FBXやOBJファイルからのアセットインポートをサポートする。さらには「ホスト」と呼ばれるカスタマイズ可能な複数の3Dキャラクターが提供され、これらのキャラクターをエンドユーザーとのやりとりに利用することが可能。「ホスト」は人口知能(AI)を活用したAmazon Polly やLexに対応、同社のAIアシスタントAlexaに実装されている自然言語処理も行うことができる。 もっと見る

CNBC (ニュース専門放送局)
米Disney、ExpediaとNFL、Amazonのクラウドサービスに加入
米Amazonは11月29日、Disney、ExpediaとNFLが同社のクラウドサービスに加入したと発表。前日には Time WarnerのTurner Broadcastingの加入契約を発表しており、次々と新規の大型契約を獲得している Amazon Web Services (AWS)の勢いが加速している。発表された新規顧客企業は、既にAmazon と提携関係にある。 同社が発表した声明によると、Expedia は Microsoft とOracleサーバーから「複数のデータベース」を移動し、ウェブサービスをAWSに「集中」する。 もっと見る

The Drum (マーケティング・メディア業界ニュースサイト)
米YouTube、軽量バージョンYouTube Goをインドでリリース
YouTubeは同社の動画視聴アプリ、YouTube Goをインドで提供開始した。同アプリはインド市場向けに開発され、従来の動画視聴に加えて動画をダウンロードして保存し、オフラインで楽しめるもの。 もっと見る

MediaPost (広告メディア専門ニュースサイト)
米におけるレガシーメディア企業、話題化する番組を中心にOTT巨大企業に対抗
動画配信やOTT (オーバーザトップ)プラットフォームでの視聴にシフトする生活者が増加すると共に、コンテンツプロバイダーにとっての機会が飛躍的に拡大している。気になる点を挙げるとすれば、AmazonやApple などの大手テクノロジー企業や Netflix に代表される動画配信サービスがコンテンツに過剰な投資を行っていることだ。Netflixは2018年度、80億ドル規模をコンテンツに投資、対してAmazonや Appleはコンテンツ予算を前年度から数十億ドル規模で増加することが予想される。対してテレビやその他レガシーメディア企業はリニア型テレビ放送(従来のテレビ放送)における主導権を維持し、大手テクノロジー企業に対抗するための2つの策に打って出る。具体的には「質」への特化と「ブランド力」だ。 もっと見る

Adweek (アドウィーク誌)
米ESPN のミレニアル視聴率、動画配信や家庭外視聴計測で上昇
The Walt Disney Company 傘下のスポーツ専門テレビチャンネル、ESPN が従来のテレビ放送に動画配信と家庭外視聴を組み合わせたニールセンのトータルライブオーディエンス計測に移行してから 3か月が経過した。同ネットワークは移行後 7週間のデータを公開、データによるとライブスポーツ番組のミレニアル世代オーディエンス数は33%増加した。

The Drum (マーケティング・メディア業界ニュースサイト)
米Swrve、モバイルカスタマーインタラクションプラットフォームを拡張して動画配信やOTTテレビプラットフォームに対応
動画配信サービスやOTTサービスプロバイダー向けプラットフォーム拡張により、Swrveを利用したエンゲージメント、収益やリテンションの獲得が可能に。販売、マーケティングや運用向けクロスプラットフォームカスタマーインタラクションサービスを提供するSwrve は同社のプラットフォームを拡張、Apple TV、Roku、Android TVやAmazon Fire TV を含むデジタルメディア配信プラットフォームに対応する。

Multichannel News (テレビ・通信業界ニュース)
ニールセン、モバイル動画向けテストプラットフォームを発表
生活者における動画視聴の増加を受け、ニールセンはモバイル動画向けパフォーマンステストプラットフォームを発表した。主なベンチマークは解像度、開始時間や再バッファリングなど。モバイルとセルラーネットワーク、WiFi に対応する新テストソリューションは、多くのモバイルキャリアやモバイルデバイスをカバーする仕様となっている。 もっと見る

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