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2017年9月18日、25日合併号  

INSIGHT

2017年第1四半期(1-3月期)ニールセン LOCAL WATCH REPORT

ニールセンは、2017年第1四半期(1-3月期) Local Watch Report をリリースしました。今回発表したレポートは、米国で拡大傾向にある生活者のニュース接触に着目。ローカルニュースは日々の生活を送る上で重要であると同時に影響力がある情報であることから、ローカルニュースの視聴者数は増加している。2015年から 2016年にかけてのニュース視聴は上昇しており、2017年前半時点でも引き続き上昇傾向にある。

視聴者増という明るいニュースに加え、視聴者が最も時間をかけて接触しているのはローカルテレビ局が放送するローカルニュース番組。ローカルニュース番組の成人視聴者へのリーチ力は、全国ネットとケーブル放送ニュース視聴者数の合計を上回っている。

インサイトに関するレポートを見る

 

HIGHTLIGHT

トータルオーディエンスの獲得

メディアの細分化や視聴習慣の変化が顕著になった5年前、ニールセンは変化の先にある新たなメディア接触の実態を計測するという大きな目標に向けて動きだした。そして今日、ニールセントータルオーディエンス(Nielsen Total Audience) フレームワークはメディア業界で最も包括的かつ中立なオーディエンス計測ソリューションとして確立され、様々なデバイスやプラットフォームをまたいだ生活者の視聴実態を明らかにしている。ニールセントータルオーディエンスフレームワークは柔軟性を考慮して設計されているため、顧客はリニア/ダイナミック広告に関連するサービスを選んで活用することができる他、クロスプラットフォームコンテンツ分析やより深いオーディエンスインサイトにアクセスすることができる。今回の動画ではニールセンのプロダクトリーダーシップ担当 SVP、Jessica Hogue (ジェシカ・ホーグ)がトータルオーディエンスを市場に導入するまでの道のり、そして同フレームワークを駆使してオーディエンスの真の価値を明らかにしているニールセン顧客の取組について語っている。 動画(英語)を視聴

 


 

INDUSTRY NEWS

Broadcasting & Cable (地上波・ケーブルテレビ業界誌)    
米Gracenote、テレビ局に 2018年冬季オリンピック用サービスを提供
ニールセンが昨年末に買収した Gracenote は、来年に平昌で開催される冬季オリンピック放送向けに心強いサービスを提供する。同社はテレビ局や有料テレビ放送サービス向けに新たなスポーツAPIとウィジェットを発表、オリンピック開催期間中の競技日程、結果速報、国別メダル獲得数、アスリート情報や過去のデータなどの配信を支援する。もっと見る


アメリカの大手テレビネットワークCBSの最高経営責任者(CEO)、Les Moonves (レス・ムーンヴェス)は11月3日午後(現地時間)に行われた同社の投資家向け収支報告の際に、2017年のアップフロント交渉でニールセンのTotal Audience Measurementが重要な役割を果たすことを期待するコメントを出した。「トータルオーディエンス視聴率は、CBS が放送する番組がリーチする視聴者数に対する正当な対価を得るための重要なステップとなる。視聴習慣の変化を踏まえ、今後は大きな対価が期待できるだろう。」  もっと見る

DigiDay (デジタルマーケティング戦略情報メディア)  
テレビ局がDVR視聴者を収益化できない理由

 
DVRが世の中に出て以来、テレビ番組の録画視聴者数計測期限の設定については様々な意見がある。コードカッティングで打撃を受けているテレビネットワークの立場になれば、放送される広告が視聴された場合、視聴のタイミングに関わらず支払いが発生するべき、と感じるだろう。ニールセンは昨年、番組放送後35日以内のDVR視聴計測を組み込んだ視聴率という新たな指標を発表することで、ネットワークの意向に沿う姿勢を見せた。 もっと見る



Variety (エンターテインメント業界誌)   
デジタル分野で ESPN に対抗する準備が整った米CBS
 
アメリカのメディアコングロマリット、CBS Corp. は9月14日、動画配信スポーツチャンネルを開設する意向を発表した。同社の経営トップによると、同チャンネルはニュース色が強く、解説が少ないのが特徴。また競合の Walt Disney、Comcast、Netflixや21st Century Foxとの比較を踏まえた同社のビジネス展開についてじっくりと説明が行われた。同社はスポーツチャンネル開設計画を数週間前に発表したが、今回の経営トップによる説明は同チャンネルのビジョンを明らかすることとなった。 もっと見る

 

Fortune (フォーチュン誌)   
職場やウェブにおける黒人女性の影響力を明らかにする最新レポート
 
ニールセンの最新レポートは黒人女性の消費行動に着目、デジタルテクノロジーを使いこなす自立意識の強いデモグラフィック層を明らかにしている。興味深いインサイトとして挙げられるのが、ラジオの浸透だ。ニールセンの米国戦略コミュニティアライアンス・消費者エンゲージメント担当 SVP、Cheryl Grace (シェリル・グレース)は「ラジオの利用は 92% で、テレビの 90% を僅かに上回っている。また黒人女性は雑誌を大変好むと同時に、女性の中で最もマルチメディアコンテンツの接触が高い層。将来的には消費者として、さらにはクリエイターとして階級といった既成概念や人種に対する偏見を打ち破っていくだろう」とコメント。 もっと見る

 

Ad Age (アドバタイジング・エイジ誌)
米国 Facebook、リアル店舗訪問者への広告配信を開始   
 
米国のFacebookは広告主または競合ブランドのリアル店舗を訪れた消費者に対し、デジタル広告を配信するサービスを開始する。Google など一部の企業は、オフライン計測を提供することで広告主のオンライン広告がリアル店舗での売上に貢献したかどうかの判断を支援している。対して Facebook は利用者の物理的な移動に基づいた広告配信を提供する。 もっと見る


Wall Street Journal (ウォールストリート・ジャーナル紙)
米Googleとパートナー企業、偽造トラフィックの被害を受けた広告主に返金  
 
米国のAlphabet Inc. が所有するGoogle は 9月21日、同社のシステムを介してバイイングされ、偽装トラフィックが検出されたウェブサイトに掲載された広告の料金を返金すると正式に発表した。また、同社のパートナー企業も返金に同意したことを明らかにした。本紙は今年 8月、Google は同社のDoubleClick Bid Manager ツールを介して広告枠を購入し、偽装トラフィックが検出されたウェブサイトに広告が掲載されてしまった広告主に対し、返金を行うと報道していた。 もっと見る



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