WATCH WEEKLY
   2013年9月27日号
注目ニュース

ニールセン調査 - 広告に対する消費者の信頼度

広告に対する信頼は、広告を行っている企業に対する消費者の好意醸成に貢献する。対して特定の広告メッセージへの露出が消費者の行動を喚起したかどうかは、広告効果のバロメーターとなる。ニールセンが実施した The Nielsen Global Survey of Trust in Advertising は世界58カ国の2万9千人を対象に、計19 のペイド(Paid)、アーンド(Earned)、オウンド(Owned)メディアに掲載される広告に対する消費者マインドをインターネット上で測定した。
http://bit.ly/18vE04C

  • 以下のメディアに記事はカバーされています。
  • AdAge: "What Kinds of Advertising Do Consumers Trust Most?" (消費者が最も信頼する広告タイプ)
  • Mediapost: "Earned Media Tops Other Ad Source, TV Ad Trust Up" (広告に対する消費者の信頼、トップはアーンドメディア、テレビ広告への信頼も向上)"Consumers Trust WOM Over Other Messaging" (消費者が最も信頼する情報源は口コミ)
  • RBR.com: "Nielsen Looks At Consumer Trust in Advertising" (ニールセン、広告に対する消費者の信頼度を測定)

  • デジタル広告のためのターゲットリーチの新基準

    近年、オンライン広告が驚異的に増加する中、広告主や出版社はキャンペーンが狙ったターゲットに到達しているかどうか、確信が持てないでいる。ニールセンの新たなベンチマーク調査は、広告効果のコンテキストを解明、さらには広告主にとってリーチしやすい特定の消費者グループが存在することを明らかにした。

    http://bit.ly/1bhz2wc

    • 以下のメディアに記事はカバーされています。
    • Mediapost: "Nielsen's New Stats Show That If You Want to Reach 18-49s, Online Can Be Mighty Powerful" (ニールセン最新データ - インターネットは米の18-49歳へのリーチに効果的) 
    • Mediapost: "Nielsen's New Stats Show That If You Want to Reach 18-49s, Online Can Be Mighty Powerful" (ニールセン最新データ - インターネットは米の18-49歳へのリーチに効果的) 

     

    インターネット動画視聴の新トレンド

     ニールセンの 2013 Over-the-Top Video Analysis によると、アメリカの視聴者は猛烈なペースで動画をストリーミングしており、Hulu、Netflix や Amazon Prime などが提供する「いつでも、どこでも番組コンテンツが視聴できる」サービスを節度なく求める傾向にある。

    http://bit.ly/18vDUd8

     

    テレビ視聴中のソーシャルでの会話は、コマーシャルブレーク中ではなく番組放送中に発生

    ニールセンの新 SocialGuide 調査によると、テレビ視聴者が主につぶやきを送信するのは番組中で、コマーシャルブレークの間ではないという結果。

    http://bit.ly/1dOhsxw

     

    アジア地域のモバイル消費者実態

    アジアパシフィック地域では、スマートフォンの普及が急速に拡大している。同地域の特定の市場におけるスマートフォンの普及率は既に飽和状態になっており、アメリカやヨーロッパ諸国での普及率を上回っている。

    http://bit.ly/18wprfe

     

    米で加速するスマートフォン利用 – 直近3か月で携帯を購入した層の 4分の3 がスマートフォンを選択

    2013年6-8月度、アメリカにおけるスマートフォン所有者の 15% が過去3か月の間にスマートフォンを購入したと回答、アメリカの携帯電話所有者の内、スマートフォン所有者は 64% に達した。さらに直近3か月で携帯電話を購入した層の内、80% がスマートフォンを選択している。

    http://bit.ly/18wpEyZ


    業界ニュース
     

    Bloomberg (video) (ブルームバーグ 動画)
    ニールセンのタブレット・モバイル視聴測定に関する動き
    Bloomberg Television の Street Smart で、ニールセンが今後携帯電話やタブレット視聴の追跡を行う計画について、同社の Steve Hasker (スティーブ・ハスカー)がコメントを展開。

    http://bloom.bg/199Beyh 

    Wall Street Journal (ウォールストリート・ジャーナル紙)

    ニールセン、テレビ視聴測定にモバイル端末経由の視聴を追加

    ニールセンは長年、アメリカのテレビ業界の実力者として君臨している。同社が測定するテレビ番組視聴率に基づき、広告主は年間660億ドルもの広告予算をテレビに費やしているが、一部の業界評論家からは新たなテクノロジーの導入やテレビ以外のメディアへのサービス拡張に対応できていないという指摘を受けていた。来週、同社は従来のテレビ番組視聴率にタブレットやスマートフォン等のモバイルデバイス経由の視聴データを加える計画を発表する予定で、現在の視聴データにはモバイルデバイスでの視聴が反映されていないことに不満を持つ媒体社の要求に応える。

    http://on.wsj.com/1bhBEu1 

    Associated Press (AP通信)
    ニールセン、Arbitron 買収で連邦取引委員会と合意

    2012年に Nielsen Holdings H.V. が発表したラジオ聴収率測定でアメリカ最大手の Arbitron 買収に関して、アメリカの連邦取引委員会(FTC)の競争阻止に関する懸念を払拭するため、Nielsen Holdings N.V. は9月20日、Arbitron 社の一部サービスの販売・ライセンスを行うことに合意した。合意に基づき、同社は今後最低8年間、Arbitron のクロスプラットフォーム測定サービスに関連する特定の資産を連邦取引委員会が承認したバイヤーに対して販売・ライセンスを行うことになる。合意により、同社が12億6千ドルを投じた Arbitron の買収が完了する見通し。

    http://yhoo.it/16xgLJw 

    New York Times (ニューヨーク・タイムズ紙)
    Advertising Week 2013 で注目されたスポーツコンテンツ
    Advertising Week 2013の2日目、スポーツ人気の高まりをテーマとしたパネルディスカッションやプレゼンテーションが行われた。PepsiCo のグローバル消費者エンゲージメント担当最高マーケティング責任者(CMO)、Frank Cooper (フランク・クーパー)はスポーツ人気の高まりの主な理由として、スポーツ中継は必ずライブ視聴されることを指摘、そのためビデオ録画で視聴される可能性が極めて低いという見解を発表した。

    http://nyti.ms/18agUzF 

    Wall Street Journal(ウォールストリート・ジャーナル紙)
    米AOL の CEO、オンラインビデオへの広告予算シフトを率先してアピール
    9月23日、アメリカの AOL の最高経営責任者(CEO)、Tim Armstrong (ティム・アームストロング)は同社の投資家向けプレゼンテーションにて、テレビからオンライン動画業界への広告予算シフトを強烈にアピールした。Advertising Week の開催に合わせて実施された同社のプレゼンテーションの目玉は、自動アドエクスチェンジ(automated ad exchanges)を利用した広告掲載で、同社は既にOmnicom Group の Accuen、Amnet、Havas SA の Havas Media、Horizon Media や Cos.’ Magna Global の Interpublic Group などの広告エージェンシーと契約を締結している。

    http://on.wsj.com/18vNzAo

    Ad Age (アド・エイジ誌)
    データプライバシー強化に乗り出した Rockefeller 上院議員とカリフォルニア州
    アメリカでは連邦、州の両レベルで消費者データを収集・利用する企業に対する規制が強まる動きがでている。上院議員の Jay Rockfeller (ジェイ・ロックフェラー4世)は知名度の低いデータ企業に加え、Conde Nast を含む大手メディア企業にまで調査対象を拡大。一方、カリフォルニア州は18歳未満の子供向けウェブサイトやモバイルアプリに対し、利用者の子供が投稿したコンテンツを削除できること、さらには電子タバコ、アルコール飲料や宝くじなどの商品広告掲載の禁止を要求している。

    http://bit.ly/16xc1nd 

    Wall Street Journal(ウォールストリート・ジャーナル紙)
    米 Twitter、テレビネットワークに売り込み

    上場を計画しているアメリカの Twitter は、テレビを新たな収入源として確立しようとしている。テレビネットワークが秋から始まる新シーズンのテレビ番組を宣伝する中、同社はリアルタイムバズの発生という強みを活かし、より多くの広告料を捻出させる計画だ。ライバルの Facebook がリアルタイムで発生する会話のハブを目指していることもあり、同社はインターネット上での影響力をビジネスモデルとして構築することを狙っている。

    http://on.wsj.com/16xbotO

    業界インサイト

    広告インサイト:

    ニールセンが消費者に対して実施した Global Survey of Trust in Advertising (広告に対する信頼のグローバル調査)の結果を見ると、最も行動を喚起したメディアは「家族や友人からの紹介(84%)」、「インターネット上の消費者コメント(70%)」等、「口コミ」であることが明らかになった。回答者全体の約3分の2にとって、他の行動喚起メディアは「テレビ広告(68%)」、「ブランドのウェブサイト(67%)」、「新聞広告(65%)」、「オプトイン電子メール(65%)」、「新聞記事(64%)」、そして「雑誌広告(62%)」。

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    For more information, please see the full post on the Newswire blog:
    http://bitly.com/18vE04C

     


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