Home > ニュース > ニュースリリース > ウェブ視聴行動データで振り返る2002年 ~ ヒット商品や世相を反映 インターネット利用動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」、10大トレンドを発表

2002/12/16 [お知らせ]

ウェブ視聴行動データで振り返る2002年 ~ ヒット商品や世相を反映 インターネット利用動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」、10大トレンドを発表

 

インターネット利用動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」、10大トレンドを発表
ネットレイティングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:萩原雅之)はこの度、同社が提供してきたウェ
ブ視聴行動データから、特に注目された2002年版10大トレンドを選定しました。ワールドカップ・サッカーやハリーポ
ッターなどの今年を代表するヒット商品がウェブ視聴行動にも大きな影響を与える一方で、長引く不況を反映してハロ
ーワークの利用が増加するなど、世相や流行が強く反映される結果となりました。
なお、この選定は、ネットレイティングスが毎月提供しているウェブ視聴行動データの再分析を行い、ページビュー
累計値の前年比較や一時的にでも驚異的な数値を記録したサイトなどを抽出し、ネットレイティングスのウェブ・アナ
リストが総合的に判断を行ったものです。
ADSL普及が進み、ブロードバンドユーザーが4割に
昨年のYahoo!BBに端を発したブロードバンドブームが加速し、BB利用者の比率はすでに4割に届く勢いで
す。BB利用者がすでに過半数を超えるウェブサイトも急増しています。
Google急上昇、キーワード検索はビジネスチャンス!
昨年までは、まだ日本では人気のなかった Googleが前年比222%増と大幅にトラフィックが増加。また検
索エンジン対応最適化ビジネスSEO(Serch Engine Optimization)も台頭してきました。
Eコマースは安心して買える書籍とAV(音楽・映画)ソフトが好調
一昨年のUNIQLO.com以来、なかなか話題のないEコマース。今年数字が伸びたのは書籍とAV(音楽・映
画)ソフトというパッケージグッズでした。トップのアマゾン・ジャパンは前年同期比324%増、イーエスブックス
も同568%増とその増加ぶりが目立ちました。
コンピュータウィルスから身を守るにはワクチンを打て
今年も危険度の高いウィルスが猛威をふるい、新ウィルスが出てくるたびにウィルス対策ソフトメーカーへの
アクセスが増えました。シマンテック( symantec.co.jp)は前年同期比143%増、トレンドマイクロ
(trendmicro.co.jp)は同134%増です。
W杯サッカーアジア初開催、にわかファンはYahoo!に集中
FIFAとYahoo!が世界に向けてW杯の試合情報を独占的に配信したfifaworldcup.yahoo.com。各試合の
速報を求めてW杯開始の6月には300万人が訪問しました。野球や芸能情報が薄手になった分、スポーツ紙
サイトは意外と苦戦しました。
ハリーポッターブーム、ふたたび
映画版第ニ 作「ハリーポッターと秘密の部屋」の効果で、ワーナーブラザースの公式サイト
harrypotter.jp.warnerbros.com も大人気に。2002年10月には18万人が訪問しました。オーディエンスの
中には12歳以下の子供が18%もいました。
失業率上昇で転職、再就職先はネットで探すのが常識
デフレ傾向が続いて、倒産する会社が増え、失業率が上昇する中で、厚生労働省が運営する就職サイト、ハ
ローワークhellowork.go.jp のページビューは前年同期比455%もアップしました。
2
日産V字回復でウェブも好調、これもゴーン効果か
カルロス・ゴーン社長の采配で驚異的な速さでV字回復を果たしたと評される日産自動車は、フェアレディZの
復活など、ドライバーの関心を引き続けています。ウェブサイト nissan.co.jp も好調で、前年同期比77%増
でした。
金融業界でもネット活用が定着、商品比較もカンタン。
従来は直接営業マンと話をしていた保険の分野でもウェブ化が進み、各社の保険商品を比較できる保険スク
エア バン! bang.co.jp へのトラフィックは前年同期比で大幅な伸びとなりました。
公式ページで直接ファンに語りかける芸能人が増加
宇多田ヒカルの結婚報告など、芸能人や著名人がテレビや週刊誌に頼らず、自分のホームページで報告する
ケースが増えて、関連ドメインにアクセスが殺到するケースが目立ちました。その動向自体がニュースになる
という逆転現象も起きています。
注記: 上記文中のデータは、すべて Nielsen//NetRatings 家庭からのアクセスに基づいています。また前年同期
比とあるのは、いずれも今年4~9月のページビュー累計値を前年4~9月と比較したものです。
チーフアナリストの須藤修司は、「この時期恒例のヒット商品番付や流行語大賞では、ワールドカップやハリーポッ
ター、タマちゃんなどが選ばれているが、ウェブにおいても関連サイトへのアクセス増加という形で現れている。ブロ
ードバンドの普及に伴い、すっかりネットが日常生活に定着したことで、一般的な流行がそのままネット視聴に反映す
る時代になった。また、視聴者にとってはニュースよりもワールドカップのようなメディアイベントのほうが、明らかに
ネット視聴に影響を与えているようだ」と語っています。

インターネット利用動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」、10大トレンドを発表

ネットレイティングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:萩原雅之)はこの度、同社が提供してきたウェブ視聴行動データから、特に注目された2002年版10大トレンドを選定しました。

ワールドカップ・サッカーやハリーポッターなどの今年を代表するヒット商品がウェブ視聴行動にも大きな影響を与える一方で、長引く不況を反映してハローワークの利用が増加するなど、世相や流行が強く反映される結果となりました。

なお、この選定は、ネットレイティングスが毎月提供しているウェブ視聴行動データの再分析を行い、ページビュー累計値の前年比較や一時的にでも驚異的な数値を記録したサイトなどを抽出し、ネットレイティングスのウェブ・アナリストが総合的に判断を行ったものです。

(以下詳細はPDFファイルをご覧ください)

 

 

お問い合わせ

広報、プレスリリース等 に関するお問い合わせ
広報担当宛
TEL:03-6837-6500(代表)
E-Mail:jpw_press@nielsen.com

News12162002.pdf