「Nielsen//NetRatings」
2001年8月度 月間インターネット人口とインターネット利用動向調査結果を発表

ネットレイティングス株式会社（本社：東京都港区赤坂7-10-17、代表取締役社長：萩原 雅之）は、2001年8月度のインターネット人口およびインターネット利用動向情報サービス（以下、AMS）の調査結果をまとめました。

8月のインターネット利用の動向として、夏休みの行楽シーズンに入り、レジャー関連サイト、気象情報関連サイト、交通情報サイトが多くの利用者を集めました。近年におけるこれらのウェブサイトの情報量・質の充実とユーザ側のインターネットからの情報取得の一般化がこの傾向を後押ししていると考えられます。

表1) 2001年8月度、レジャー関連サイトの利用状況

9月にオープンした東京ディズニーシーを擁する東京ディズニーリゾートのウェブサイトが大きく利用者を伸ばしました。実際の好調な来場者と同様に事前の情報収集もネット上で積極的に行われた模様です。このウェブサイトは７月までは3つのドメインで運営されていたため実際の伸び率は61％増となります。この影響を受け、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのウェブサイトが微減しました。航空各社も行楽シーズンの本番を迎え軒並み利用者を増やしました。また、行楽・帰省シーズンで最も気になる道路情報系のウェブサイトも大きく利用者を増やしています。気象情報系サイトは台風11号関連の情報取得のために多くの利用がありました。

インターネット人口調査結果（別紙参照）によると、8月調査時点でのPC接続によるインターネットの推計利用人口は、2,836万人で人口に占める利用率は22.8％となりました（男女の内訳：男性1,624万人、女性1,212万人、男女比：57対43）。

iモードなどIインターネット接続できる携帯電話によるインターネットの推計利用者注2 は、2,201万人（人口に占める利用率は、17.7%）になりました。そのうちPCを利用せず携帯電話のみでインターネットを利用している人は約半数の1,142万人でした。家庭からのPC接続によるインターネット利用者と携帯電話によるインターネット利用者を加えたインターネット人口注3 は、4,004万人となりました（PCと携帯電話の併用利用の重複分を除く）。

このインターネット利用動向調査は、Nielsen//NetRatingsが契約顧客に対して提供しているインターネット利用動向情報サービス（AMS）のデータを基にしており、2001年8月１日～8月31日までのウェブサイト/バナー広告のユニーク・オーディエンス（PCによる自宅からのアクセスで、当該期間に1回以上、そのプロパティやドメインのサイトやバナー広告を訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数）のランキングを示したものです。AMSでは、日本全国の一般家庭を対象にRDD方式（電話による無作為抽出方式）で選出した統計的代表性のある30,000名以上の調査パネルからリアルタイムで収集したインターネットの利用データと利用者の属性データを集計しています。

2001年8月度のプロパティ別、ドメイン別のウェブ利用者動向上位10と、広告主別、ドメイン別バナー広告視聴状況上位10、インターネット全体の利用動向（月間平均）は次の通りです。